世界と一緒に変化を楽しむ

12月24日、クリスマスイブの夜、久しぶりに更新されたBLOG『わけあり女in木の花ファミリー』の投稿「サヨナラ 明石家サンタさん」が大人ミーティングでシェアされました。

200mしか歩けなかったわけあり女さんは今、塾の講師をしていて、年末のハードスケジュールをこなすという「ありえへんこと」に挑戦しています。その変化をみんなで共有しました。


コンサートで歌う子どもたち
そして、ウェルカムコンサートの時などにいつも率先して楽しい踊りを披露し、場を盛り上げるいさどんは、昔、踊るのが大の苦手だったと言います。ですが、場を創るために自分を押して、前に出て踊り続けていたのです。そして、人前で話をするのも苦手だったのですが、それを克服するために生徒会長などをして来たといいます。そんないさどんのエピソードも共有されました。

わけあり女さんの行動もいさどんの行動も、自分の感情を手放して、新しい行動に踏み出しています。それが人々に感動を与え、みんなの中でわけあり女さんやいさどんの存在が強く残り生かされていくのです。

自分を手放すことで、自分がみんなの中で生きていく。

これらは、まさに「みんなの中でよみがえり生きていく」で書いたことの実践例と言えるでしょう。
そして、2人の行動は世界も少しだけ変えていると思うのです。

12月25日、クリスマスの夜、まゆちゃんがいつかみんなで観ようと提案して「PEACE BED アメリカVSジョン・レノン」の予告編を観ました。

僕には、反戦のムーブメントを生み出したジョン・レノンの姿がかっこよく見えました。そして、胸に熱いものがこみ上げるのも感じました。

ですが、この映画を観たことがあるという晃ちゃんやいさどんはこの映画をあまり評価していませんでした。

これはムーブメントを描いた映画であってとても浅いもの。ジョン・レノンは反戦を掲げることにより、権力の側に対して戦争を仕掛けているようなもの。一方の役割をしているに過ぎない。

それが二人の見解で、これはまさにその通りなのです。

正義を掲げ、その正義を貫くことに熱くなる。

予告編を観た時、僕の中に湧き上がった感情はそういう種類の感情です。それは麻薬のように僕を気持ちよくさせます。きっとジョン・レノンもそんな感情に突き動かされていたのではないかと思います。そして、それが人々に伝わり大きな動きを生み出したのでしょう。

それは悪いことなの?平和を求める心は良いことだから、それでいいのではないの?

こんなふうに思う人もいるかもしれません。もし、人類が今のまま変化せずに暮らし続けるのならば、それでよいのかもしれません。ですが、真の平和を求めるのならば、この手の感情は手放す必要があるのだと思います。

視点を変えてみて下さい。今、イラクやシリアで大きな勢力となっているイスラム国。彼らにも彼らの正義があります。そして、その正義を貫くことに熱くなり冷静さを失っているからこそ、過激な行動に及んでいるのでしょう。残忍な集団に見える彼らですが、戦乱の先に平和を夢見ているのではないでしょうか?そして、ジョン・レノンが批判したアメリカ政府にも正義があります。正義に基づき戦争をしています。そして、その先には平和がある想定しています。

それぞれの立場にそれぞれの正義があるのです。そして、その正義は平行線です。ですから正義に基づいて平和を求めても、それは有効に働かないのです。

正義を掲げ貫くことは英雄的で気持ちが高揚します。ですが、正義を貫くためには悪が必要となります。そして、そこに対立が生じます。こんなふうにして今の戦争は生まれ、維持されているのではないでしょうか?

世界が僕を変える」を書いた時、僕はこういう感情は超えたと思っていました。でも刺激があれば、こんなふうに湧き上がることもある。そのことを再確認しました。そして、それはそれでよいのです。感情が湧き上がることが問題なのではなく、湧き上がる感情から自由であればよいのです。

今の世界には、正義を掲げ貫く心がたくさん存在しています。それは人類で共有している心と言えるでしょう。自らの感情から自由になった時、僕と世界は完全に繋がります。世界を感じることが出来るのです。感情が湧き上がってくる時、自分を離れることが出来れば、その感情は世界の一部が表現している感情となります。そして、世界は変化を求めているのです。この視点に立ち感情を手放す時、僕と世界は少しだけ変化します。そんなふうに世界と一緒に変化を楽しんでいこうと思っています(^ー^)


2 件のコメント:

  1. なぜ人間には感情が与えられているのかと言えば、そこから自分という個を知ること、そしてそれを融合させながら変化していき無限に多様化する一つを表現していく為かなと思うのです。だから群れて密に繋がり、真円の曼荼羅を純次に仕上げていっているんだよね。それは2次元的な横の繋がりだけでなく、天と繋がる想像を超えた世界。。。そんな世界に私たちは時代の流れとともに自然と進んでいます。木の花ではそのことをいさどんを通して知り、生活することで、先に創っていっているのです。その為に起こることも誰しも経験できる事ではない、特別の特別なことなんだよね。これからが楽しみだね。なかのん、いつもありがとう。こんな感謝の想いも、この生活の副産物だと思います。

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  2. まりねえ
    コメントどうもありがとう。まりねえの書いていること、その通りだなと思います。
    エゴがあり感情があることはそのまま野放しにしていると人はバラバラになってしまうかもしれません。
    ですが、融合していくことで、ただの一つを超えた「多様性に基づく一つ」を表現出来るのだと思います。
    そんな世界を天と共に表現していく。これからがとても楽しみだよね。どうもありがとう(^ー^)

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