カタカムナを生きるとは?

一昨年の11月、木の花ファミリーはカタカムナと出会いました。その後、昨年の4月から講師に芳賀さんを迎えてカタカムナを勉強し、学びを深めていきました。1月26日、27日の2日間。自分たちの学びの状況、そして、カタカムナを生活に取り入れ、生きていくとはどのようなことかを確認するため、芳賀さんも交えて話し合う時間を持ちました。

カタカムナを生きるとは?

このことを考えるためにはお互いについて深く理解し合う必要があります。芳賀さんに僕たちのことをより深く理解してもらうために、まず以下の文章を読みました。

2015年「船出の年」を迎えて (いさどんブログより)

東洋の叡智が花開く時代 ~雑誌「世界建築」より (木の花ファミリーブログより)

いさどんの心と鬼の面 (宇宙の秘密みかこのブログより)

僕といさどんと木の花ファミリー (このブログの記事です)

カタカムナから観た経済システム (このブログの記事です)

今 地球上に生きる全人類の皆さんへ (いさどんブログより)

そして、芳賀さんからも人生をカタカムナに掛けてきた想いが語られ、お互いをより深く理解し合う時間となりました。その中で確認し合ったことは以下のようなことです。

みんなで丸くなって話し合っていました。
大切なのはカタカムナを生きることであり、カタカムナの知識はあくまでそのためにあります。知識ばかりに目を奪われると、本来の目的、カタカムナを生きることから離れてしまう恐れがあります。カタカムナとは宇宙の法則です。つまりカタカムナを生きるとは、宇宙の法則を生きることであり、それが出来ていれば、カタカムナの知識は不要となります。宇宙の法則は、直観からもたらされます。直観を磨くこと。そのためのツールの一つとしてカタカムナはあるのです。
そして、今年2015年はどんなことが起こるか想像が出来ません。フランスでのテロ、イスラム国により邦人誘拐事件など年の初めから大きなうねりを感じさせます。世界の先は見えません。ですが、それは悪い意味ではないのです。時代が新しくなるということなのです。人類は大きく変化していく必要がありますが、未来は明るい。そんな予感は確かにあります。今、次の時代を担う新しい魂が沢山降りてきています。僕たちは未来に繋ぐために直観を磨き、宇宙の法則に沿って生きていくのです。

まとめてしまえば、上記のようになりますが、木の花のみんなの意識が纏まらない場面、お互いの意思疎通が行かない場面など、様々な場面があり、とても学びの多い時間となりました。

例えば、26日の夜に、こんな場面がありました。

芳賀さんは人生の危機をカタカムナに賭けることで乗り越えた経験を持っています。話し合いの中でその経験が語られた時、僕は以下のように伝えました。

芳賀さんが今、とても大切な話をして下さっているのは分かります。ですが、それは個人的な人生の話ですよね?カタカムナが何のためにあるかと考える時、今の社会を変えるためにあるのだと思うのです。世界と自分が一つだという事実。その事実に気づき、自分ごとを超えて、世のため人のために生きること。カタカムナはそのためにあると思うのです。カタカムナを生きるとはそういうことだと思っています。

それに対して芳賀さんは以下のように答えました。

幸せでない人は他の誰かを幸せにすることは出来ません。世界平和を願ったところで、自分が不幸ならば、その波動が人々に伝わります。だからまず、個人が幸せになる必要があるのです。幸せな個人の波動が世界に伝わっていくことで、世界は良くなっていきます。

芳賀さんの言葉を聴きながら、浮かんでくる想いはあったのですが、僕は言葉を飲み込み、その場では話しませんでした。それは上手く伝えられる自信がなく、芳賀さんと不毛な議論になることを怖れたからです。

その僕の判断を聞いたいさどんは以下のように話しました。

今回の話し合いは、お互いを理解し合うことが目的です。ならば、正直に本音を語り合うことが重要になります。なかのんは「上手に伝える自信がなかった」と言いますが、なぜ上手に伝える必要があるのでしょうか?それを必要と思うのは、なかのんが結果を所有しているからです。「分かり合う」とか「理解し合う」とかそういう状態を頭で思い描き、そちらの方に持っていこうとしているからです。ですが、それでは本当の意味でお互いに理解し合うことにはなりません。まずは正直に思ったことを伝えることが大切です。

結果を所有している。

木の花ファミリーメンバーの多くがその状態だったため、充分な話し合いとはならなかったのです。そして、僕が飲み込んだ言葉は翌日、みんなから様々な切り口で芳賀さんに伝えられました。

個人が幸せでなければ、人々を幸せにすることは出来ない。そのことは僕たちも充分承知しています。それでも僕たちは、自分ごとを超え、自分を手放して生きる道を選んでいます。それは、その時、他者の幸せが自分の幸せとなるからです。そんなふうに生きる時、どんな時も自分は幸せでいることが出来ます。なので、自分の幸せについては考える必要がなくなるのです。ただ天と共に生きることを心掛けていればよいのです。それが宇宙法則を生きることであり、カタカムナを生きることなのです。

そんな僕たちの生き方についてあらためて芳賀さんに共有しました。そして、さらにお互いを理解し合うことが出来たのです。学びの多い時間を過ごすことが出来ました。

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思惑を持って結果を所有する。

その姿勢は時に視点を歪め、真実が見えなくなります。そして、その結果思わぬ影響を及ぼすことがあります。例えば、後藤健二さんの安全が気になるイスラム国による邦人人質事件ですが、識者と言われる人の中には、「安倍政権の積極的平和政策が中東諸国の対日不信感を深めていたところに、今回の安倍総理の中東歴訪が、この不信感を呼び覚ました」と論じている人がいるようです(野口雅昭さん「邦人人質事件に関する「識者」の論調」より)。これなどは明らかに安倍政権に対して批判的な人が、その視点から論じているように思えます。なぜなら、中東諸国に目立った対日不信感などはないようなのです。加えて、この意見は、イスラム国と中東諸国を同一視してしまっているのです。残忍なテロ組織であるイスラム国と中東諸国を同一視するこの発想は、中東諸国に対する偏見に繋がるのではないでしょうか?偏見は差別、そして時には争いに繋がります。そんな可能性に識者と言われる人たちは気づいているのでしょうか?

そして、僕はイスラム国について残忍なテロ組織と書きました。ですが、そのイスラム国は僕らが生み出したとも言えるのです。見つからなかった大量破壊兵器を口実にイラクを攻撃したアメリカ。その攻撃がイスラム国の台頭を生み出しています。日本はその戦争を支持しています。日本はイスラム国の誕生にしっかりと繋がっているのです(イスラム国による人質事件。の巻 -雨宮処凛より)。この時、アメリカ政府や日本政府は、自分たちに都合のよい別の未来を思い描いていたことでしょう。思惑通りにはいかず、大きな不幸を生み出している。この現実に目を向ける必要があるでしょう。

それぞれの国が、自分の立場から過去を眺め、思惑を持って結果(未来)を所有しようとしています。それが現代の混乱や苦しみを生み出しているのではないでしょうか?そして、それは個人個人の人生にも言えるのではないでしょうか?

先に紹介した「今 地球上に生きる全人類の皆さんへ 」を読んでみて下さい。そこでは、そんな人々に新たな視点を提供しています。この文章についていさどんは大人ミーティングで以下のように語りました。

この世界が因果応報によって動いているのは確かです。ですが、因(過去)にとらわれる必要はないのです。現象に反応して、それに合わせて次に現象を生み出していく。それは因果に翻弄されている状態です。経験にとらわれていてはいけません。太陽はこの宇宙を未知なる空間へ螺旋を描きながら回っています。まだ一度に行ったことのない空間、未知の空間です。人生も同じです。常に新しい未知の世界へと進んでいるのです。そこでは、「今までこうだったからこうなる」という約束はありません。常に新しいがあります。だから、それをただいただくだけなのです。

過去も未来も所有しない姿勢となり、ただ今を頂いて生きていく時、人は自由になります。宇宙法則に基づいて生きることになり、カタカムナを生きることになります。そして、その視点から世界を見た時に多くのことに気づくはずです。

正しいを考えることは、悪も生み出します。今までたくさんの主義主張が、この世界に正邪をもたらし、それが争いに繋がりました。それらすべてを融合し、超えていくことで未来を顕していくことが出来ます。そのためにはただ心の目を開けるだけでいいのです。

上記の文章でいさどんは以下のように述べています。

今地球上に生きる人類の皆さん、なぜ一つの生命である地球上で人類は他の生命の存在を無視するのでしょうか。なぜ地球上で一つの種である人間が、違いによって戦う必要があるのでしょうか。あなたも私も同じ一つの体の一部です。それは互いを生かし合う美しい無限な生命の調和とつながりの連鎖です。たったそれだけのことに気付くだけです。これまで生命が時と共に変化してきたように、地球の歴史の中では大陸が移動したりと変化はありましたが、陸地同士が主張し合い戦ったことは一度もありません。今の時代に限って、地球上に存在している細胞(人間)が、癌化しているだけなのです。今、それを私たちは気付き、その習性を改めればいいだけです。

すべての存在はみんな一つ。みんなで共に未来を描いていきましょう。


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