人々が再生していく場所

4月12日の統一地方選挙。上野竜太郎さんはニートとして千葉市議会に立候補し、1399票獲得したそうです(BLOGSより)。15人中12位。定数の10位以内には入れなかったものの善戦と言え、ネット上では健闘を讃える声が挙がっているようです。選挙は上野さんにとって立ち直るきっかけとなったようでTwitterで以下のようなツイートをしています。

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今回の経験を通して「社会のゴミ」はリサイクルされ、少しマシになったようです。このペラペラの再生紙が、今後平凡な社会人として皆さまの社会に少しでも貢献出来れば幸いです。

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最近の大人ミーティングでも「ごみ」という言葉が話題になっていました。木の花ファミリーメンバーも一人一人癖があり世間では「ごみ」のような存在だったと言えます。ですが、この暮らしの中でリサイクルされ、個性が輝き世の為人の為に生き始めているのです。

ちなみに「ごみ」という言葉は「護美(ごみ)」とも書けます。「ごみ」がどこから生まれるかというと、例えば大量生産による無駄から生まれています。つまり無駄になっている状態が「ごみ」と言えるのではないでしょうか?それらが生かされ好循環が生まれる時、「護美(ごみ)」となってこの世界の美しさを護るものとなっていくのでしょう。

加えてカタカムナの単音思念も見てみます。「こみ」は「満ちて転がり出る」。潜象界(ない世界)から美しく転がり出たもの。そこに濁点(余計なもの)が加わることで、「ごみ」となっているのです。ということは、余分なものをそぎ落とし本来の姿に戻る時、再び美しい「こみ」となっていくのです。

共に生き、共に語り合う木の花ファミリーは人々にそのような変化をもたらします。その暮らしはメンバーだけでなく一般の人々にも開かれていて、多くのゲストの方がここで自分を知り、成長していきます。その中でも特に、うつ病や統合失調症など心身の病や偏った生活習慣などの問題を抱える方々を受け入れる自然療法プログラム(通称:ケア)では今まで様々な奇跡が起きています。

お腹に顔を描いてみんなを楽しませてくれるわけあり女さん。
もう僕の後頭部をこすることもありません。

その奇跡の事例の一つ、わけあり女さんは先日、木の花ファミリーでの滞在1年を迎え、みんなに手紙を読んでくれました(木の花ファミリーブログ参照)。木の花に来る前は、具体が悪く近所の精神障がい者向けのデイサービスにさえ行けない状態だった彼女が、今や塾の講師として立派に働いています。そして、ここに来た当初は座っている僕の後頭部をよくすっていたお腹は見違えるほどスリムになっています。

そして、あわちゃんは自らの経験を生かし、人と人が繋がるイベントを企画しています(詳細はこちらを参照)。

こんなふうに多くのケア卒業生が、「こみ」、「護美」となって自らの存在を輝かせているのです。


ケア卒業生にメンバーが送る寄せ書きです。
ところで、自然療法プログラムでは、ケア滞在者には同室で寝泊まりをするケアサポーターがつきます。僕は今まで9名のケア滞在者のケアサポーターをしてきました。そのうちの一人、しゅうくんは今、木の花ファミリーで長期滞在し自分の新たな可能性を探しています。こんなふうにケアを卒業した人たちと共に暮らし成長し合えることが嬉しいです。

ケアサポーターの経験はとても貴重なもので自分に多くの学びを与えてくれました。自然療法プログラムでは、ケア滞在者本人の自発的な成長を大切にしています。そのためケアサポーターには、良い悪いの評価を外してただ相手のことを想い、観察し続けて見える景色を伝え続けることが求められます。それは簡単なことではなく、この過程で自分の様々な癖に気づかされます。なかなか行動に移さない相手にいらだったり、なんとかしたいと思って過度に関わってしまったり。ケア滞在者はサポーターの鏡となって、その姿を映し出してくれるのです。そしてそれはその時その時のサポーターにとって必要な学びとなっています。

例えば僕は、2011年1月から10月まで、統合失調症のSくんとサポーターとして共に過ごしました。Sくんは荷物の整理をすることが出来ず、部屋中にいろいろなものを散らかしていました(6畳間の2/3は彼のスペースになっていました)。物を収集する癖があり必要のないものを次から次へとカバンに入れ部屋に持ち込んでいました。常に大きな荷物を持って動き周り田んぼ作業に行くだけのはずなのに、まるでどこかへ2~3泊で旅行に行くようでした。どんどん物を増やして整理をすることが苦手なSくん。僕が片づけようとすると勝手にいじるなと怒ります。話しをしながら一つ一ついらないことを納得させて整理をしていく必要があります。そんな状態だったので、朝1時間、夜2時間はSくんの荷物の整理などに付き合う時間となっていました。そんな感じで過ごしていると、Sくんが目を覚ますと僕も目を覚ましたり、見当たらなくなった時には、どこにいったかなんとなく分かるようになってきました。相手にどうなって欲しいとかそういう思惑を持たずにただ一緒にいて想いを寄せる。Sくんを通してそういう精神状態を体験することが出来ました。

Sくんと出会った2011年は農事組法人木の花ファミリーを設立した年でもあり、自分の能力向上が大きなテーマになっていました。積極的に仕事を増やしていき、どんどん自分の可能性を広げていました(「世界のお金がみんなのお金になるように」参照)。僕は僕の物語を生きていて、その流れの中でSくんとも出会い学びを深めました。自分の物語をしっかり生きる。それを通して僕は自分を成長させ、そして再生させていたのだと思います。この学びは当時の僕にとって本当に必要なものでした。

ですが今の僕の学びはもっと違うものになっています。なぜなら僕は今、個人の物語を必要としていないからです。時々、それが顔を出すこともありますが、常にそれを超えていくことを目指しています。

天の物語を生きる。

今はただそれだけです。なので、ケア滞在者との関係も、そこからの学びも変化しています。それは僕個人より木の花全体、そして社会全体を意識したものとなっています。

ニュースを見ると、介護・保育・障がい者福祉サービスの統合という話題が報じられています(産経ニュースより)。一般社会でそれを実現しようとすると、制度や資格など様々な縛りがあるのでしょうが、木の花ファミリーでは生活の中でそれが実現しています。「世話する/世話される」という関係ではなく、すべての人が対等な立場で共に学びあっているのです(あわちゃんブログ木の花ファミリーブログもお読みください)。この事実が社会に与えるインパクトはとても大きなものがあるでしょう。そのことを意識して日々の出来事を大切にして学びを深めているのです。

木の花ファミリーは日々、人々が個性豊かな姿で再生していく場所です。その生活を是非、体験しに来て下さいね。これからの多くの出会いを楽しみにしています。


【イベントの紹介】

この投稿でも触れているように、木の花ファミリーの自然療法プログラムでは、病院で治らないと言われた人々が自らの力で回復していきます。それはなぜか?5月17日、そのナゾを解き明かす出張木の花塾が千葉県の船橋にて開催されます!自然療法プログラム卒業生も参加します。現代医療の限界を突破するヒント、ここにあり。病気を持つ人も持たない人も、どうぞお越しください!
出張木の花塾@船橋  欝も統合失調症もプレゼント 〜 奇跡の自然療法プログラム〜』





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