思考を超えて循環の中に入っていく

大人ミーティングでベトナム戦争の映像を観ました(僕はうとうとしてしまっていたのですが・・・)。映像はあまり観ていないのですが、映像を観終わった後、いさどんが語ったことがとても心に残りました。それを僕の言葉で表現してみようと思います。

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ベトナム戦争については、昔から『地獄の黙示録』や『プラトーン』などいろいろな映像で描かれています。それではなぜ、今ベトナム戦争の映像を観るのでしょうか?ベトナム戦争では、民族自決を掲げて戦った北ベトナムがアメリカの傀儡政権である南ベトナムに勝利しています。反共を掲げたアメリカは敗北し、サイゴンが陥落する時にはプライドがズタズタになる中、撤退していきました。その教訓が生かされていないのか、その後、アメリカはイラクを攻めることで、中東に混乱をもたらしています。

アメリカは現代の象徴と言えます。個人主義の元、自らに湧き上がる想いを満たし叶えていく。アメリカンドリ-ム。それは競争をもたらし、敗れるものも同時に生み出してきました。自由の国であり、人種の坩堝(うつぼ)であるアメリカ社会は世界の縮図ともなり、その個人主義が世界に広がっていきました。今、人は欲望を追い求めることにより欲望に翻弄されています。そして社会は行き詰まり様々な矛盾を見せています。

例えば、戦後の復興を遂げ経済大国に成長している日本。資本主義の恩恵により物質的には豊かになったかもしれません。ですが、戦後の復興を支えたのは、朝鮮戦争の特需であり、ベトナム戦争の特需です。人々の痛み、苦しみ、死を土台にした繁栄とも言えます。そして今現在の生活も多くの違法労働で支えられており(「流行に敏感な若者は、毎日27人の奴隷を雇っている」参照)、経済発展は地球環境に深刻な影響も与えています(政府間パネル(IPPC)第5次報告書参照)。そんな中、毎年3万人近い自殺者を出し、鬱やニート、引きこもりなど生きづらさを抱えた人たちを多数生み出しています。

ここで天体の動きや歴史に目を向けてみます。

2012年12月21日。太陽系は25,800年ぶりに銀河の冬至を迎えました。それと軌を一つにするように、冥王星は産業革命から太陽を1周しています。そして文明周期説ではこれから精神の時代になることが示されています。このように天体の動き、歴史の流れが時代の移り変わりを予告しているのです。

個人主義により自我を満たしていく時代。それが終わりを告げようとしています。

自我を超えて、あなたはわたし、わたしはあなたの世界に入っていく。これからはそんな時代です。昔、悟りは出家者のものでしたが、宇宙の法則から見たら悟り(「差」を取る)は当たり前のことです。なぜなら、私たちは一つの太陽・一つの大地・一つの水・一つの空気・一つの風の元に生かされているいのちの兄弟だからです(「東洋の叡智が花開く時代~雑誌「世界建築」より」参照)。
この世界は自分そのものなのです。

一人一人が自我を超えて個人のカルマ(業)を超えていく。その地道な作業が、国家カルマ、人類カルマを超えていくことに繋がっていきます。そして、それこそが人類がこの世界に生を受けた本当の意味なのです。

木の花ファミリーで日々、僕らがしている心磨き。それは自我を超えていくことであり、時代の流れを受けたと取り組みです。その先に時代が切り拓かれ、人と人、人と自然が調和した争いのない社会が生まれていくことでしょう。

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では、どのように自我を超えていくのでしょうか?

昨年の12月。僕は大人ミーティングの最中、天の扉が開かれ、暖かいエネルギーが降り注いで来るのを感じました(「天の物語を生きる。~1年の振り返りと来年の抱負として~」参照)。そして、その日以来、僕は天を感じるために手を広げて両腕を真上に伸ばすことが多くなりました。

青空のエネルギーを、手を広げて受け取っています。

天を感じて生きることを心掛けた僕は、今年の2月、仕事に段取りでいっぱいいっぱいになり、天を
失ってしまいました。(「みんなのお金が世界のお金になるように」参照)。その頃の僕の取り組みは不十分だったのです。今、僕は一日に一度、自分の仕事や感情、想いを天に返すようにしています。すっと力を抜き、頭と心を空っぽにする。そんな時間を大切にしています。受け取るだけでは循環になりません。天に返すことで天然循環が生まれる。そんなふうに思っています。

それは自らの思考を超える取り組みでもあります。

人間は本来、大きな可能性を持ち、自らの思考では把握しきれない存在です。それを思考で把握しようとする。自分を自分の考えの中に閉じ込める。それが自我の働きだと思うのです。自我は、自分を自分の考えに閉じ込めて、その狭い世界の中で自らの願いを叶えようとします。その狭さが対立や競争をもたらしたのではないでしょうか?

僕は動くことで思考を超えようとしています。足を上げることで天に柱を立てようとしています。

富士山をバックに足を上げて柱を立てています。

すべては循環してとどまることなく変化し続ける。それが宇宙の姿で自分も同様です。心を空っぽにして思考を超えていく。想いを天に返すことで、自我の囚われから自由になっていく。

僕は今、そんなふうに過ごしています。


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以下、新しい時代へ向けたイベント紹介です。是非、ご参加下さい。

5月17日 出張木の花塾@船橋 「人が変化する自然療法プログラム」
       
6月10日~12日 みんなで語り合おう「ニート・引きこもりも鬱も希望の光




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