僕らは宇宙を旅している。

ある日、瞑想をしていると、いさどんはいつものように体の外へ抜け出しました。ところがその日は、まるでロケットが打ち上げられるように、ぐんぐん上へ上がっていくのです。ぐんぐんぐんぐん上がって、ついには宇宙空間へ飛び出してしまいました。
月を背にして、いさどんは地球を見ました。
なんて美しいのだろう・・・。
宇宙空間に浮かぶ、青い星。それは奇跡のような美しさでした。
ところがその美しい星に、ところどころケロイドのようなものが観えるのです。それは都市や破壊された森林など、人間の行いの跡でした。人間たちの行いが、まるで皮膚ガンのように、地球を蝕んでいるのです。
いさどんの心に、強い懺悔の想いが湧いてきました。
大きな視点で捉えれば、それはこの星が成長していく過程であるとも言えるかもしれない。しかし、まぎれもなく自分は今、それを目にしていて、そして地球をこのような状態にしている原因が自分自身の中にもある。もっと自分が優れていれば、もっと人々に伝えていける力があれば、こんなことは起きなくていいはずだ。
全ての人間の中に、こういったことを引き起こす種がある。いさどんは、そのことを自分の罪として懺悔しました。それは誰かに対して、何かに対しての懺悔ではなく、ただ目の前にある美しく尊いもの  ━━━━━  それは自分自身であり、奇跡ともいえるもの  ━━━━━  そういうものが侵されていることに対して、自然と湧き起こってきた想いでした。
地球が何ものであるかを知った者として、自分はこの地球の真実を伝えていこう。宇宙空間から地球を眺めながら、いさどんはそう心に決めました。やがていさどんは宇宙空間から解き放たれて、地球へ帰り、気が付くと瞑想している自分の体へと戻っていたのでした。
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上記の文章は、いさどんブログ「木の花記 ~金神さまの巻~」からの引用です。いさどんからこの話を聴いた時、僕はユングのことを思い出しました。ユングも身体を抜け出し宇宙に行った経験があるのです。以下、『ユング自伝-思い出・夢・思想』から引用します。

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「とにかく途方もないことが、私の身の上に起こりはじめていたのである。

私は宇宙の高みに登っていると思っていた。はるか下には、青い光の輝くなかに地球の浮かんでいるのがみえ、そこには紺碧の海と諸大陸がみえていた。

脚下はるかかなたにはセイロンがあり、はるか前方はインド半島であった。

私の視野のなかに地球全体は入らなかったが、地球の球形はくっきりと浮かび、その輪郭は素晴らしい青光に照らしだされて、銀色の光に輝いていた。

地球の大部分は着色されており、ところどころ燻銀のような濃い緑の斑点をつけていた。」


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この記述を受けて立花隆さんは『臨死体験』の中で以下のように述べています。

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このあと、彼が宇宙から眺めた地球の姿の記述が続くのだが、それを読んで私は驚いた。

それが客観的な宇宙から見た地球像とよく合っていたからである。これが現代の記述なら私も驚かない。

我々はみなアポロが撮った地球の写真を見ているから、ユングと同じように地球を描写できるだろう。

しかし、ユングは、これをアポロ以前どころか、ガガーリン以前に書いているのである。

ガガーリンが宇宙から地球を見て、「地球は青かった」というまでは、誰も宇宙から地球を見ると青く見えるなどということは知らなかったのである。

しかも、ユングはガガーリンが見た位置よりはるかに高いところから見た地球の姿を正しく描写しているのである。


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僕は立花隆さんの『臨死体験』を読んで、実際、ユングは宇宙に行ったのだろうなと思いました。そして同じようにいさどんも実際に宇宙に行ったのだと信じています。

ところで立花隆さんは実際に宇宙に行った人たち(宇宙飛行士)へのインタビューも出版しています(『宇宙からの帰還』)。この本に登場する多くの飛行士は、地球の美しさと宇宙の闇の深さに、大きな衝撃を受け、地球の尊さ、そして、そこに人智を超えた意思の働きを感じています。上記のいさどんの言葉はそれに共通します。そして、ユングも上記の体験以降、科学者とのしての体面を捨てて、自らの経験を率直の語り始めていきます。宇宙の体験は多くの人々の人生観の変化をもたらしているのです。

戦争や紛争、格差や貧困、気候変動や地震など。

様々な問題が起きている現代において、宇宙を感じ、体験することはとても重要なことです。
そしてそれは宇宙飛行士など特別な人たちだけが出来ることではなくて、心を宇宙に向けたら、今この場ですべての人にとって可能なことなのです。

子どもたちと宇宙の話をするいさどん
今年の春分の日。宇宙人ピトピでもあるいさどんはそのことを木の花の子どもたちに語っています(いさどんブログ「宇宙人ピトピから全人類へのメッセージ」をお読みください)。

季節が移り変わり、毎日、日は登り沈んでいますが、これは地球の自転と公転により生じています。つまりは宇宙の中での地球の動きがもたらしていることで、僕たちは地球に乗って宇宙を旅しているのです。客観的な物理的事実は、人類が宇宙に中で暮らしていることを教えてくれます。

加えて、心は3次元世界(現象界・物理的世界)を超えた存在であり、それは宇宙も同様です。想いを向けることにより、僕たちは宇宙の全空間を味わうことが出来ます。カタカムナでは、想いの速さはアマハヤミと言い、それは、光の速さ × 10の64乗 です(木の花ファミリーブログ「第2界カタカムナ研究会リポート」をご覧下さい)。それは潜象界(「ない世界」)を通して伝わっていくのです。

いさどんやユング、宇宙飛行士の体験、そして現代物理学やカタカムナの存在が僕らの想像力を刺激し、宇宙へ導いてくれます。天体の動きが生命を生み出していることを知り、僕たちは生きているのではなく、生かされていることを教えてくれます。そしてすべては一つであることも教えてくれます。

そんな謙虚さや一体感から新しい世界が生まれてくる。その確信の元に僕たち木の花ファミリーはこの暮らしを営んでいます。

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以下、新しい時代へ向けたイベント紹介です。是非、ご参加下さい。


5月17日  出張木の花塾@船橋 「人が変化する自然療法プログラム」 
       ※申込〆きりは15日です。
       





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