魂の変遷を見ていく

先日に大人ミーティングで、「心の水爆」という言葉が話題に上りました。これは昨年の9月、ジイジ(当時はいさどん)が大町へ行った時に語った言葉で以下のように表現しています。

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それはプロセスも何もいらないんだよ。だってそうじゃん。人間の思考回路を見てごらんよ。すべてにプロセスがあり、こういう原因があってこういう経緯でこの結果になって、というのが連続して、ずーっと物語を刻んでいるんだよ。それは宇宙の法であり、何かと言ったら因果の法則を立証しているわけだ。原因があってそれにふさわしい結果が起きて世界はこのようになってるんですよ、と。
ということは、現状が良くないものであるとしたら、そこから抜け出るにはどうしたらいいか。こうするとこうなるからああしてこうして・・・などと頭を回しても、それは今の結果を作ってきたのと同じ思考回路だから、結局同じ結果になるんだよ。そうではなく、この思考回路の物語をここで爆発させて、終わらせるということだ。

「わかったぞ!だからこうしよう」なんてことを繰り返していても、結局は同じことなんだよ。そこで爆発させると、物語が終焉を迎える。だから、これは言わば小型の水爆。霊的水爆だよ。


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自我を持つ人間は思考回路の物語を生きています。そしてそこから人生の変遷が生まれます。ですが、人間の思考回路の奥には、魂の変遷があり、人はそれにより生かされているのです。心の水爆を爆発させる。それは思考回路の物語を終わらせ魂の変遷へと自分自身を委ねていくことなのだと思いました。魂の変遷とは何か?「21世紀の死生観・2~真学校でもっとも伝えたいこと」には以下のような記述があります。

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例えば今のあなたが、お父さんやお母さんは大切だ、おじいちゃんやおばあちゃんがいたから自分がいるのだ、自分の一族がいたお陰で今の自分がある、と思ったとします。もっと言えば、自分の国があったから自分はいるのだ、と思ったとします。それは、この図(生命の織物2)でいうと縦のラインですね。
ところが魂の遍歴を観ていくと、前世、前々世というように、横のライン上にもさかのぼって自分はいます。前世では、今世で戦争をした相手の国に生きていたかもしれません。縦だけではなく、この横のラインにも、宇宙の始まりから終わりまでの情報があり、その中にあなたがいます。前々世では、アボリジニだったかもしれないし、ネイティブアメリカンだったかもしれません。今世では今のあなたの人生があるわけですが、来世でどこに生まれるのかは、今世の結果によります。いろんなことを経験してきた結果、今のあなたがあり、今の経験の結果が、未来のあなたをつくっていくのです。
そのように観ていくと、あなたはどこか特定の場所に所属しているわけではなく、「地球が我が家」ということになりませんか?

ですから、ご先祖様とは、過去に存在したすべての人々がご先祖様です。子孫とは、未来に存在するすべての人々が子孫です。もしくは、すべての生命のことです。先ほど、縦のライン上を受け継がれてきたDNAの話をしました。宇宙の始まりから宇宙の終わりまでの情報が、細胞一つひとつのDNAの中に入っています。同じように、この横のラインを左へずっと辿っていけば、宇宙の始まりにたどりつきます。右へずっとたどっていけば、宇宙の終わりにたどりつきます。「私」という今の自分が、魂の輪廻をくり返しながら、宇宙の始まりから終わりにまで関わっているのです。そして、その織物の糸をつなぐつなぎでもあるのです。
私たちの内にはさらに、目には見えない霊的なDNAが伝承されています。目には見えませんが、霊的なDNAの情報ボックスというものがあり、それを名付けて「宇宙図書館」と言います。そこには様々な情報が整理されており、未だ使われていない90%の脳を使ってそこにアクセスすると、すべての情報が出てくるのです。私たちは、そのような物理的、霊的複雑な仕組みのもとに存在しています。
肉体のDNAの解析と同時に、霊的なDNAにアクセスし、人類の営みを進化させるのが2000年から3000年にかけての人類の歩みです。その中で、物理的テクノロジーも進化していきます。そこに霊的なテクノロジーが重なっていきますから、3000年になるころには我々は今は想像もつかないような世界を見ることになるでしょう。

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魂の変遷を見ていく。それは全宇宙の物語の一部を担うということです。そしてそれは自我による思考回路の物語の奥に常に流れています。

近代自我による思考回路は自らを世界から切り離すことで、多大な欲望と共に孤独や疑心暗鬼を生み出してきました。加計学園や森友学園の問題は政府の信頼を揺るがしていますが、それは近代の思考回路の産物とも言えます。だからこの問題を表面的に罰したとしても人類の思考回路が変わらない限り、問題は形を変えて起こり続けると思います。だから心の水爆を爆発させ思考回路を壊していくのです。この時大切なのは、壊れていく自分を見ていくことです。見ていくことで今の実体を学び次へと生かしていけるのです。

太陽系は今、銀河の夜明けを超えて光の時代へと向かっています。それが宇宙の物語であり、近代自我による思考回路はその流れの中で大きな矛盾を生み出しています。自我という偏りを思う存分追求してきたのが近代ならば、これからは偏りから繋がることも大切さを学ぶ時代です。ここでまた「21世紀の死生観・2」からの文章を引用します。

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『偏りから、つながることの大切さ(宿命)を学ぶようになっている』とあります。宿命というのは、私たちがつながるようにできています。単独で自らの都合だけで生きてはいけませんよ、という世界になっているのです。「自分勝手に生きてもいいじゃないか」と言っても、世の中があるからそういう我儘もできるわけです。空気が無しで生きていけるのか、太陽が無しで生きていけるのか。私たちが生きているということは、必ず他のものに生かされているということです。宇宙は常に対向発生です。他者と関わり、力を合わせることで宇宙が成り立っているのです。その物理性の根本が、愛なのです。
ところが地球上に、ヘンなものが現れました。そんなに歴史は古くありません。しかし、ものすごい勢いで繁殖し、この世界に大きな影響をもたらしています。それが人間の存在です。「自分が」「自分が」と言って、宇宙の仕組みを無視しているのです。
それでも長い宇宙の歴史から言えば、これもほんの一瞬のことです。今は、人間が自我の方向へ暴走したことにより、人間社会は行き詰まりをもらっています。しかし、天はそういった愚かしい人間の中から、賢い者たちを選抜し、次の時代への準備をしています。今、銀河の冬至を越え、冥王星の248年のサイクルが終焉を迎え、次の時代を担う人々が確実に生まれてきています。ということは、私たちは既に、希望ある時代へと足を踏み入れているのです。

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5月15日20時49分牡牛座新月、そして5月16日0時20分に天王星が牡牛座に移動します。新月はリセット、そして天王星は革命の星。それが愛と美しさを司る牡牛座でエネルギーを発揮します。その節目を前に、壊れること、そして生を超えた魂の変遷に想いを馳せてみました(^-^)




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