時代はすべてを生かし進んでいく。

11月21日~23日まで大人サミット「地球会議in木の花ファミリー」が開催され、
賑やかな時を過ごしました。その報告は後日、参加したメンバーからあると思いますが、
ここでは最終日の夜、大人ミーティングでいさどんが最後に語った言葉を紹介しますね。


大人サミット参加者(1日目)です。


☆彡 ☆彡 ☆彡

シリアでの空爆、そこから生まれる難民、そしてパリの同時多発テロ。
世界では今、様々なことが起きています。
それらを見ると20世紀型の価値観が終わろうとしていることを感じます。
そして、その後につなぐ新たな時代の仕組みが模索されています。
この暮らしはその一つのモデルを提示しています。

今回の大人サミットでは様々な出会いがありました。
内モンゴルの青年ムルンは今回の出会いは大きいと言っています。
ムルンからは現実化していくエネルギーを感じます。
今まで心で確認していたことを、
これからは現実で確認するようになるではないかと思います。

今日、大人サミット参加者の面談も行いました。
彼は問題ごとを抱えながら、それに対してアプローチをして来ませんでした。
ここにはカルマ読み地球暦、そしてカタカムナという分析方法があります。
それらを通して人生を分析することが出来ます。
人生を通して分析をしたら、分析したことを実行し、それを達成すること。
その時、生きていてよかったと思えるのです。
彼はそのことに気づき一歩を踏み出します。
実際に自分の人生を的確に分析していく。
そして、人生を通して変化していく。

それが新たな時代の仕組みへと繋がっていくのです。

☆彡 ☆彡 ☆彡

大人サミットで語られたことがこれから参加者によって実行されていくのでしょう。
その先にどんな未来が開かれていくかとても楽しみです。

ところで、大人サミットの期間、僕は玉ねぎの苗取り&定植をしていました。


玉ねぎ苗の畑です。


木の花ファミリーでは、昨年から玉ねぎの定植には機械を導入していて、
僕は今年初めて少しだけ経験をしました。




機械に合わせて動く時、様々な心の動きが起きて面白かったです。
まず初めは慌てて行動する自分がいて、
少しして、そんなに慌てる必要がないことに気づきます。
そして、落ち着いて作業をすると、自分の作業の精度が見えます。
その精度も自分の中の僅かな心の動きによって変化します。

能力には限界があって、自分の出来ることは当然その範囲内のことなのですが、
感情の動きによって精度やスピードが変化するのも事実です。

それを感じて楽しむことが出来ました(^-^)

僕はマハトマ・ガンジーの「大衆による生産」という言葉が好きです。
機械が人間から仕事を奪うとガンジーは言っています。

人々が自分の手でモノを作るようになると、
生産性は機械よりも落ちますが、
多くの人に仕事を提供することが出来ます。

多くの人が手作業を楽しみながら、
みんなでみんなが必要とするものと生み出していく。

それは機械で大量生産をして、
人々が暇になるよりはるかに豊かな世界です。

そんな世界になるといいなと思っています。

ですが、初めて飛行機が空を飛んだ時、
人類は大きな感動に包まれてのではないかと思います。

そして世界が広がり、夢が広がったのではないでしょうか?

機械が持つそういう側面は素晴らしいものだと思っています。

機械は人間から仕事を奪うこともあれば、夢を与えることもあるのです。

その違いはどこから生まれるか?と言えば、
きっと機械に接する人の心によって生じるのだと思います。

僕は玉ねぎ定植機を通して心を見つめ楽しむことが出来ました。
そして、さつまいも収穫の時はトラクターが心を育んでくれました。
 ※「物資的豊かさを通して心を豊かにしていく」参照

近代化、物質文明の繁栄は時代の流れです。
今、その時代が終わりを告げようとしています。(「文明周期説」参照)
そして次の時代は心の時代です。
それは今まで物質文明を否定したものではなく、それを生かしたものになるでしょう。

時代はすべてを生かし進んでいきます。

木の花ファミリーの畑(暮らし)はそのような実践を心掛けています。

このような実践の場を土台として、大人サミットという語り合う場が生まれています。
参加者はそこで語られていることの実践にその場で触れることが出来るのです。

それがきっと実行への勇気となっていくと信じて。
これからの未来を楽しみにしています(^-^)





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みんなが神さまでみんな好き

昨晩、お風呂場で小学校1年生の菜織(なり)とこんな会話をしました。

☆彡 ☆彡 ☆彡

菜織 : なかのんは誰が一番好き?

僕 : 神さまだよ。菜織は?

菜織 : 僕も神さま。

僕 : そうだよね。神さまってことはみんなってことだよね?神さまはみんなだから。

菜織 : そうだよ。みんなだよ。みんな好き。

畑で大豆を拾っている菜織くん(左)


☆彡 ☆彡 ☆彡

みんなが神さまでみんな好き。

みんながこんな意識になると世界が平和になるのだろうなと思いました。

ところで、パリの同時多発テロから1週間が過ぎました。

その間いろいろな記事に触れましたが、その中に偽装テロ事件説もあります。
滝沢泰平さんの天下泰平ブログもその一つで、
その根拠として「クライシスアクター(Crisis actor)」の存在を挙げています。

「クライシスアクター(Crisis actor)」とは偽りの報道を作成する際に登場する役者で、
今回のテロ事件の報道で映っている女性が、
以下3つの事件の報道でも登場していたというのです。




僕はこの滝沢さんのブログを読んで湧き上がってきた言葉があったので、
それをそのまま滝沢さんに伝えました。その内容は以下の通りです。

☆彡 ☆彡 ☆彡

今回のパリのテロ事件について、911同様に陰謀説があること。
そしてその根拠としてクライシスアクターの存在があること。
とても貴重な情報をいただいたと思っております。

陰謀説についてですが、確かにその通りなのかもしれません。
ですが、陰謀説を唱える時、人々に起きる心の動きが気になります。

大きな悪を外に作りだすことにより、
自分を見詰める作業を怠ってしまうのではないかと思うのです。

支配者が悪で、その悪がいなくなれば、
平和が訪れるという発想になるのではないかと思います。

ですが、その支配者を生み出したのは、人類です。
私たち一人一人の心が支配者を生み出し、
この世界に悲劇を生み出しています。

陰謀説により支配者を悪とする。

それは人々が自分の中の悪を見ないようにするために
支配者を利用しているとも言えるのではないでしょうか?
つまりそんな人々の心が支配者を支え続け、
その構造が変わらないのではないかと思うのです。

この世界がすべて自分自身の現れ。
全人類で創り上げている世界です。

この世界で起きることは、悲劇も苦しみも、
反対に、喜びも希望も全部、自分事です。

それをみんなで共有したいと思っている今日この頃です。

だから滝沢さまにどうしろということではないのですが・・・
触発されて思ったことを書いてしまいました。

読んでいただきありがとうございます。

滝沢さまが伝えてくれているように、
星々の動きは人類の目覚めを示しています。

その流れにのって共に世界を創っていけたらと思っております。

☆彡 ☆彡 ☆彡

それに対して、滝沢さんからは以下の返事をいただきました。

☆彡 ☆彡 ☆彡

ありがとうございます。
逆に悪を見て自分の内側の悪に気づく、
そこが重要であり次に進むステップだと思います。

中庸を知るには陰陽両方を知り、
その中でも陰を知るきっかけは1度は外の世界の陰も見て、
自分自身で内側の陰も知る段階が必要だと考えます。

臭い物に蓋をするではないですが、
外でもうちでも光だけを見ても
中庸を知ることは難しいと個人的には思います。

☆彡 ☆彡 ☆彡

滝沢さんは自分自身の内側の陰を知るきっかけとして
外の世界の陰を見ると書いています。

この世界には陰謀が溢れているのかもしれません。
そうならば、それを知っていく過程は大切になります。

ですが、陰謀を知ることが人類に目覚めではありません。
陰謀を必要とする人類の意識、自分自身の意識を知り、
そこから解放されることが本当の意味での目覚めなのだと思います。

一人一人が広い世界観を持って、自我から解放されること。

そんな精神革命が起きた時、人々は中庸を知り、世界に真の平和が訪れます。

今日から始まる大人サミット「地球会議in木の花ファミリー」は、
精神革命を世界中に広げるための取り組みです。



昨晩、南太平洋のバヌアツでコミュニティを創設したステファン・クィトさんと
タイのお坊さん、ブラ・サンコンさんが木の花ファミリーに到着しました。
彼らは大人サミットに参加するために来日したのです。

大人ミーティングでそれぞれの熱い想いを語ってくれました。

それを受けて、僕らはみんなで「お帰りなさい」を歌いました。

☆彡 ☆彡 ☆彡

お帰りなさい

大地を流れる川のように
曲がりくねってみたり
急いでみたり
何かにぶつかって 
砕けてみたり
立ち止まったり

長い長い 夜を越えて
長い長い 旅を続ける
魂たちよ 兄弟たちよ
お帰りなさい もとのひとつに

空にまたたく星のように
すべてのいのちの幸せ 
祈っているよ
空に輝く 太陽のように
心の奥に 変わらぬ愛があるよ

長い長い 夜を越えて
長い長い 旅を続ける

魂たちよ 兄弟たちよ
お帰りなさい もとのひとつに
お帰りなさい 本当のあなたに
お帰りなさい 本当のあなたに

本当のあなたに


☆彡 ☆彡 ☆彡

そして、いさどんは語りました。

☆彡 ☆彡 ☆彡

ここにゲストで来る方は、今まで違った人生を歩んで来たのですが、
出会ってみるとここを自分のふるさと、魂のふるさとのように感じます。

「お帰りなさい」というのは、我々は元は共通の世界にいたということです。

たまたま分かれて今に至っていますが、
元々、兄弟だということを確認するのです。

今の時代を迎えて、私たちは一つの地球、
一つの宇宙に暮らしているということを
もう一度思い出す時が来ています。

そういう時代が来たのだと思うと、
決して人類は不幸な時代を迎えるのでなくて、
本当のことに目覚めたら、素晴らしい時代を迎える存在になることでしょう。


私たちはここに一つの家族として暮らしいますが、
こうやって新しい家族を迎えて、大人サミットを開催していきしょう。

☆彡 ☆彡 ☆彡

僕たちはもとは一つ。

みんなが神さまでみんな好き。

そんな世界がきっと実現します。

今日からの大人サミットはそんな世界へ向けた場となるでしょう。

今から楽しみです(^-^)








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新しい時代への物語

11月17日、木の花ファミリーでは玉ねぎの苗取り&定植をしました。
当初は午前中に苗取り、午後に定植という予定でいましたが、
天気&機械の都合で、10時から苗取りと並行して定植を始めることになり、
お昼休みなしでそのまま作業を続けることになりました。

この時、他の作業をしていた人たちも急な変更に対応して応援に駆け付け、
そして、キッチンさんも恵みいただきますの試食会をしている忙しい中、
お弁当を作ってくれました。

結果、玉ねぎの定植は順調に進みました。

僕です。苗取りをしています。

苗を機械で植えるために切っています。

お昼も畑に残った人たち。キッチンさんが作ってくれたお弁当を食べています。



木の花ファミリーでは、こんなふうに全体の流れを大切にし、
一つの生き物のようになって暮らしています。

個人の願いよりも全体の調和を大切にする暮らし。

願いを叶えるよりも思いもよらない出来事をいただき楽しむ暮らし。

未来の暮らしを実現していると自負していますが、
理解が出来ない人たちもいて、誤解や偏見に晒されることもあります。

そんな時も淡々と自信を持って筋を通していくことが大切。

そんなことを語り合っている時、長期滞在者のトーマスは以下のように語りました。

☆彡 ☆彡 ☆彡

今起きていることは一つの物語なのです。
そこの中に没入していると、それが何か分かりませんが、
そこから離れた時、それが何かを知ることが出来ます。
その時、私たちは物語の中にある比喩を見出します。
それは自分自身を知る営みです。

どのようなバランスで生きていくのか?
バランスを取る時は私たちを揺るがすものはなくなります。
どんな風が吹いても、バランスが取れていたら揺るぎません。
それはあらゆる出来事の奥にある鍵であり、
そのようにして自分たちの統合を見ていけます。

今の状況は今までの結果です。
存在を通してすべては明らかになります。
存在を認めるまではこういう状況は起き続けます。
そしてバランスを取れる時、こうした物語は消えるのです。

コミュニティが攻撃に晒されたとします。
コミュニティの中に一人でもバランスが取れないものがいたら、
コミュニティはバランスを失います。
全員で支え合うことが大切で、それは自然災害についても同様です。

一人一人が自分自身の平和を見い出しバランスを取っていくことが大切です。

コミュニティは常に変化し続けます。
その変化の中で全体性を保つ続け、1枚岩となっていくことです。
起きることはすべて必要なことです。

雨が降ってびしょぬれになった時、不快な思いをするかもしれません。
ですが、雨は不必要なものを洗い流してくれるものでもあります。
その時、最も楽観的なものが残るでしょう。

嵐に晒されても森は森であり続けます。

☆彡 ☆彡 ☆彡

それを受けてのいさどんは以下のように語ります。

☆彡 ☆彡 ☆彡

人間は個別に肉体と精神をもっています。
この視点からは、一人一人の個性は自己主張やエゴに繋がります。
ですが、宇宙という無限の存在が我々の器です。
世界のニーズに合った存在として我々一人一人は存在しています。
その視点に立った時、個性は自己主張ではなくなり、調和の中にあり続けます。

伝えるべきことを伝えることとエゴを主張することは全く別です。
相手のことを理解し、自分を知り適切な行動をしていく。
そんなふうに伝えていくことは大切なことです。
そして、それは頭で考えることではなく、感じ取るものです。

フランスで同時多発テロが起きました。

これは突然に起きたことではありません。
長い物語があって現在に至っています。

このテロは、人間がこの状態にいるという事実を突きつけているのです。

賢明な人はシリアの混乱を解決しないと、
フランスのテロは解決しないといっています。
ですが、フランスでテロが起きないようにする以上にシリアの混乱は難しい状況です。

シリアの混乱は、第一次世界大戦からの国家の利権によって生じています。
この100年の間、人類はたくさんの血を流していますが、それでも学んでいません。

一時は秩序が保たれているように見えました。
ですが、地球環境というもっと大きな枠で問題が発生しました。
これは現代に特定された矛盾ではなく、
人間とは何者か?という意味が問われているのです。

一人一人の人間が日々をどのように生きているか?

それが集まったものがシリアの現状であり、
フランスのテロであり、環境問題です。

そこをクリアしないとこの大きな滞りの先は見えて来ません。

時代が進めば、人類は必ずそれをクリアするところに出会うでしょう。
明らかに宇宙の扉は次の時代に向けて開いています。
混乱はそこに向うために起きています。

本来、一人一人がこのような認識をもって生きていけるのです。
それは時代の流れを感じるだけです。

自分の損得で生きているか?
分かち合いの気持ちで生きているか?

一人一人の生き方が大きくなり国家として現れます。

一人一人が国や世界を創っているのです。

自分の意志で個性あふれる世界を創っていく。
人類がそういう時代を迎えることを確信しています。

その新しい時代は、人類が感じ取って努力することで来るのです。
努力をしなければ、それは先延ばしにされます。
先延ばしにされた時、人類は地球に暮らせなくなるかもしれません。
なので、時代を感じる意志を大切に歩んでいくことです。

トーマスの話は我々と共通しています。
これからトーマスが作るコミュニティを見せてもらって、
連携していければいいと思います。
我々は兄弟ビレッジの兄となるでしょう。

普通にしていたら、見えないかもしれません。
ですが、心の目を開けると道は見えてきます。
その時、余計な関わりはなくなるでしょう。

誤解や偏見、シリア情勢やフランスでのテロ。

困難な状況ですが、この世界に不要なものはありまえん。

今、この時代に起きていること。

我々はこれを受けて学習して生かしていくことが大切なのです。

一人一人思い切り個性的で変な人でもいいのです。
それでも調和がとれる。
そんな暮らしを実現しましょう。

☆彡 ☆彡 ☆彡

フランスの同時多発テロは僕に衝撃を与えました。
そして、僕はブログを書いて、大人ミーティングでもシェアをしました。



それは世界と僕が一つだから。

これほど大きな滞りをいただいたのだから、本当に真剣に生きなればならない。

そう思いました。

そして僕は毎朝、そして食事の前に祈りを捧げています。

☆彡 ☆彡 ☆彡

私はこの世界に起きるありとあらゆる出来事を自分自身の現れとして受け入れ、
自分を理解し、そして世界を理解し、愛と理解と調和の道を歩みます。
アーメン。合掌。

☆彡 ☆彡 ☆彡

いさどんの言うようにフランスのテロは長い物語の中で起きました。
そして、トーマスの言うようにこの物語は人類がバランスを取る時、終わるのでしょう。

長い物語が終わった時、新しい未来の物語が始まります。
その萌芽は世界各地で生まれていて、木の花ファミリーの暮らしもその一つです。

新しい時代への物語。一緒に生きてみませんか?


~ ~ ~ 以下、イベントの案内です ~ ~






客観性に基づいた新たな「クニ(地球)ツクリ宣言」をすること。
それは今までの人類の歩みを生かすことであり、
その中で、戦争やテロ事件も生かされ、新しい物語が生まれます。

共に語り合いそんな未来を築いていきましょう。




 

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永遠の相の下にプロセスとして見ていく

昨晩の大人ミーティングで「客観性に基づく大いなる循環の中で祈りを捧げる」を読みました。

そこでいさどんはパリでの同時多発テロについて以下のように語りました。

☆彡 ☆彡 ☆彡

地球上で起きているテロは人が自分や身近なものの利益を追い求めた結果と言えます。
自分を所有しているのです。

本当は地球を所有するといいのです。健全な地球を。
そうすると行動が変わってくるはずです。

今までの文化文明が駄目というわけではありません。
それはそれで多くの学ぶと恩恵を人間にもたらしました。

ですが、それが限界に来ています。

それでも国々は今までの視点を持ち続けています。
それは、今までのあり方を所有しているということです。

フランスはテロを受けてシリアへの空爆を実施しました。
やっていることは、目には目を。歯には歯を。です。

指導者にとって正しい間違えはどうでも良く、支持が多ければ良いのです。
これでは広い世界観を持てません。

ISにはフランスを攻撃するだけの理由があったのです。
そして、今回のテロでフランスにもISを攻撃する理由が出来ました。

このように憎しみの連鎖は続いていきます。

国家は民衆の支持によって成り立っています。
軍事政権の初めから25%の議席を与えているミャンマーのような国は特殊です。
それも長くは続かないでしょう。
最終的には国家は民衆の支持によって成り立つのです。

なので国の行動は民衆のレベルをあらわしています。

今までの歴史で民衆が自らの欲望をコントロール出来た時代はありません。
コントロールしなくても自然の循環に中で暮らせていました。
ですが、産業革命後の急激な発展により、欲望をコントロールしなければ、
続かない時代となりました。

それは時代からのエールと言えるのです。

人類は欲望に翻弄され、自らの尊厳を奪われてきました。
享楽や社会からの評価に目を奪われ、自分自身を失ってきたのです。

その結果が今の社会で、環境問題や様々な社会問題が発生しています。

人間が本来積み上げていく価値とは時代を超えて、生死を超えて続いていくものです。
 ※「死の向こうまで伴なえる価値を積み上げていく」参照
それが客観性であり、個々の自我を超えていくことであり、広い世界観で生きることです。

本当の意味での自分を取り戻す。

今、時代が人類にそれを求めているのです。

きっと人々が物質に魅了されない時代が来ます。
そしてそういう人々が集って生まれる暮らしが広がっていきます。

木の花ファミリーの暮らしはそんな未来に向けての種蒔きなのです。


木の花ファミリーのみんな(大豆収穫にて)


☆彡 ☆彡 ☆彡

僕らは宇宙の大いなる循環の中で生きています。
宇宙は循環しながらも「トキ」を刻み続けています。
同じ「トキ」は二度と訪れません。
そしてすべてはプロセスなのです。

その中で今、僕らはこの地球に立っています。

パリの同時多発テロもそんな大いなる循環のプロセスの中で起きました。

人類の歴史をざっと見てみます。

狩猟採集の時代、富はみんなで分け合っていました。
みんなでみんなの食料を調達し、みんなで分け合いました。

農耕が発生し、貯蔵が出来るようになり、
貯蔵が余剰を生み出し、余剰が貧富の差を生みました。

個人個人の所有物が発生し、違いが発生するのです。

そして、余剰が増大し、貨幣が生まれ、利子が生まれ、格差が拡大していきます。

そして近代。

デカルトが「我思う、故に我あり」と宣言し、
それは自然からの独立宣言となり、自然を支配の対象としていきます。

それが産業革命や市民革命に繋がり、ますます格差が拡大していきます。

※このあたりのことは以下の2つの記事も参照して下さい。

 (今の)経済の歴史を振り返る

 (今の)経済の歴史を振り返る(続き)

こんなふうに経済的利益を追求する時代となっていき、
その中で争いも生まれ、20世紀前半に第一次世界大戦が勃発します。

この時、イギリスは以下の3つの協定を結びました。

1915年10月 フサイン=マクマホン協定(中東のアラブ独立を約束・公開)
1916年5月 サイクス・ピコ協定(英仏露による中東分割・秘密協定)
1917年11月 バルフォア宣言(パレスチナにおけるユダヤ民族居住地建設・公開)

ここにアラブ諸国とユダヤの対立の種があり、
それが第二次世界大戦後のイスラエル・パレスチナ問題となり、中東戦争が発生しました。
その後、イランでのイスラム革命イラン・イラク戦争、イラクのクウェート侵攻、湾岸戦争
911、イラク戦争と続いていく中でISが誕生し、イラクやシリアに支配地域を広がました。
そのすべての過程で先進諸国は利権を求めて関わりをもっていきます。

そして今、シリアは大量の難民を生み出し大きな問題となっています。
その問題を解決するためにフランスは9月からシリアへの空爆を実施し、
11月13日、パリで同時多発テロが起きました。

これらすべてがプロセスの中にあります。

すべてを永遠の相の下にプロセスとして見ていく。
そして結果を所有せずに自分を表現し、自分と世界を知っていく。

それが客観性を持つということであり、
死の向うまで続く価値を積み上げることに繋がります。

その姿勢がすべての出来事を生かしていくのです。

そんな生き方を育むことで僕はすべての存在に対して祈りをささげ続けます。

☆彡 ☆彡 ☆彡

私はこの世界に起きるありとあらゆる出来事を自分自身の現れとして受け入れ、
自分を理解し、そして世界を理解し、愛と理解と調和の道を歩みます。
アーメン。合掌。

☆彡 ☆彡 ☆彡

~ ~ ~ 以下、イベントの案内です ~ ~






客観性に基づいた新たな「クニ(地球)ツクリ宣言」をすること。
それは今までの人類の歩みを生かすことであり、
その中で、戦争やテロ事件も生かされていきます。

共に語り合いそんな未来を築いていきましょう。


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客観性に基づく大いなる循環の中で祈りを捧げる

パリで同時多発テロが起きました。このニュースを見た時、多くの人が
今年の1月に起きたシャルリーエブド社襲撃事件を思い出したのではないでしょうか?

この当時、僕は「人生の意味をひも解いていく」という記事を書きました。
この中でも書いていますが、フランスとテロリスト、どちらも「正義」のために戦っているのです。
フランスは自由を守るために。そして、テロリストは虐げられた歴史に対抗するために。

ですが、お互いの正義が分かり合うことがありません。
その中で悲劇の連鎖が続いています。
それは人が自分の立場にいることの限界を表しているように思えます。

この世界には様々な国があり、様々な人種がいて、様々な立場があります。
お互いが自分の立場に固執していたら、分かり合うことが出来ません。
みんながすべてを包み込む客観的視点に立つことでお互いに対する理解が進むのです。

いさどんブログ「21世紀のいのちの捉え方」にはこんな言葉があります。

☆彡 ☆彡 ☆彡

死を迎えることは、人生の区切りをつけ、次のステージに行くことでもあるのですから、亡くなった人を見送る人たちは、死者に対して、「こうだったらよかった」「ああだったらよかった」と考えるだけでも、その人が次のステージに行くための後ろ髪を引くことになるのです。
生死の流れからすると、亡くなった人たちは必ず次へ行かなければいけないのです。ですから、そこでは未練を持つのではなく、その人との出会いから感情を入れずに学ぶことが大切なのです。学ぶことがその人の死を生かすことになるのです。

生きている者からすると、その人の生き様を見せてもらったのですから、「あの人はこう生きてこのような結果を迎えたのだから、自分はこのように生きていこう」と自らの生き方につなげ、学ぶことが、人の死を生かすことになるのです。どんな人の生き様であっても、それが殺人者であろうが、自殺した人でも、一つ一つの事例として残された人に見せてくれているのです。

☆彡 ☆彡 ☆彡

人の生死を客観的に捉え、そこから学ぶことが大切です。
今回の事件もそんなふうに生かされた時、
犠牲者も安穏なる気持ちで次のステージにいけるのだと思います。

僕は客観性に基づく祈りを捧げます。

そしてこの事件を未来に生かしていきたいと思います。

客観性の中で、すべての存在は大いなる循環の中で生かされていきます。
一人一人が自分の立場を離れて客観性を育んでいくことが大切です。
世界で起きることは常に自分自身への問い掛けとなるのです。

地球談話~真の平和を地球にもたらすためは」にはこう書かれています。

☆彡 ☆彡 ☆彡

真の平和を地球にもたらすために、今わたしたちにできることは何でしょうか。それは広い世界観を持ち、個々の自我を超越することです。人間が自我の狭い枠に囚われている時、他者との違いによって他者に違和感を持つようになります。それが対立や争いの始まりです。しかし、わたしたちが存在しているこの世界は無限に広大な世界であり、そこは多様ないのちのネットワークで成り立っています。その調和のネットワークは、個を存在させるために全体があり、全体を存在させるために個がある相似形の仕組みによって成り立っているのです。
この世界の真実は、全てが一つということです。ですから、全てのものと自分自身との区別はないのです。このように人々の世界観が広がれば、平和な世界を創り上げようとしなくても、地球上に平和は自ずと訪れるものです。

☆彡 ☆彡 ☆彡

広い世界観と持ち、個々の自我を超越していくこと。
それは一人一人が自分の正義、自分の立場を手放していくことです。

木の花ファミリーではみんなで共に暮らすことで日々その実践をしています。

さつまいも収穫の時、みんなで撮った写真です。


その実践が人類の精神革命となり新しい未来を創っていくと信じています。

そんな未来へ向けてのイベントが11月21日~23日に木の花ファミリーで開催されます。





客観性に基づいた新たな「クニ(地球)ツクリ宣言」をすること。
それは今までの人類の歩みを生かすことであり、
その中で、戦争やテロ事件も生かされていきます。

客観性に基づく大いなる循環の中で祈りを捧げること。

そんな気持ちで日々の暮らしを大切にしていきます。

☆彡 ☆彡 ☆彡

私はこの世界に起きるありとあらゆる出来事を自分自身の現れとして受け入れ、
自分を理解し、そして世界を理解し、愛と理解と調和の道を歩みます。
アーメン。合掌。

☆彡 ☆彡 ☆彡


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