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世界のお金がみんなのお金になるように。PART.6

10月8日は寒露。地球暦のサイトでは、「取り組んでいる物事を見直し、再確認することで、立ち位置が明確になります。再宣言、再決意する好機。」と書かれていました。


10月8日の朝日です。



そして、その3日前の10月5日。
日米など12ヵ国による環太平洋パートナーシップ協定(TPP協定)が大筋合意に達しました。

※TPP協定については以下のサイトを参照して下さい。
 「環太平洋パートナーシップ協定(TPP協定)の概要
 「TPP合意、早わかりQ&A
 「TPP大筋合意、グローバルに見た影響は?
 「TPPに対する中国の対応
 「日本のTPP交渉はコメで負け、自動車で負けた

TPPは、加盟国において原則として関税を撤廃し、同じルールのもとに貿易を行うための協定ですが、それぞれの国の事情を反映し、関税が残る品目などもあります。それぞれの国に、自国の産業を保護したい品目と輸出を伸ばしたい品目があり、利害の調整が必要となり交渉は難航していたのです。

日本にとっては国内農業の保護や自動車などの輸出促進が大きな関心となっていました。

農産物の中でも特に関心を集めているのはお米で、現在、341円/kgの関税が課されています。これは国内市場価格より高く、他国から観たら、日本へのお米の輸出は事実上不可能でした。ですが、今回の合意で、アメリカとの間で7万トン、そしてオーストラリアとの間で8400トンの輸入の枠(無関税)が設定されました。これで市場に輸入米が出回ることになりますが、政府は同量の国産米を政府備蓄米として国内農家から買い入れ、市場に流通する総量は調整すると言います。

自動車に関しては、日本の輸出額の15%を占め、その中でも特に比率の高いのがアメリカです。ですが、アメリカは自国の産業を守る必要があるため、2.5%の関税が当面残ることになりました。そのことに関しては、「攻めるべきところでアメリカに配慮している」という声もあるようです。

その他、TPPにより遺伝子組み換えの表示が将来的になくなることを懸念する声も目にしました。

不安や期待、それぞれの立場でいろいろな気持ちがあるようですが、
どうなるかは先に行ってみないと分からないのではないのでしょうか?

TPPに関しては、上記リンク先の他、いくつかの記事を読みましたが、多くの記事が日本にとってのメリット・デメリットという視点で書かれていました。そして、それぞれの立場や視点で賛成したり反対したりしています。

自分や自国のように自分に近いものの利益や都合を求める。

人間にはこの姿勢が根強くあります。そして多くの場合、この視点から物事を眺め、現実を経験していくのです。そこに豊かな世界は生まれるのでしょうか?

1週間ほど前、滞りを抱えている僕に対して、いさどんは以下のように語りました。
 (「空っぽへのあこがれ」参照)

☆彡 ☆彡 ☆彡

あなたがもたらす波動、空気はどんなものをこの場所に、
この世界に発していますか?
それが結果、あなたの価値としてどんなふうに積み上げられていますか?
一人一人が真剣にそういうテーマに向き合っていたら、
人が増えれば増えるほど自ずと豊かになっていきます。

でもそこが出来ていないと人が増えれば増えるほど、難しい世界になります。
現代社会のように、人間が、他人のことを考えずに自分のことばかり考えていたら、
人間が集まれば集まるほど難しい世界になるのです。

心を作らなければ、コミュニティの暮らしは出来ません。
なので、多くのコミュニティが崩壊してきました。
そして、やってみて、やっぱり人間には出来ないと勝手に結論づけています。

だけれども、この世界は元々、コミュニティとして創られています。
アダムとイブが禁断の果実を食し、イザナギとイザナミが喧嘩した時から、
人間はコミュニティから外れる道を歩みました。
ですが時代は変わり、人間が繋がらないと生きていけない時代が来ています。
木の花ファミリーの暮らしはその奔りとしてあるのです。

☆彡 ☆彡 ☆彡

TPPには12ヶ国が参加し、今後も増える可能性が開かれています。
それは国(人々)が集まる場所(約束)となります。
TPPの交渉が難航したのは、それぞれが自国の都合を考えているからでしょう。
結果難しい世界を生み出しているのです。

もしそれぞれの国が自らの立場を離れ、世界全体を見渡す視点に立ち、価値を積み上げていったら、そんな姿勢で集まりTPP協定を結んだら、共に豊かな世界を生み出せるのではないでしょうか?

今、地球にはそのようなモデルが求められているのではないでしょうか?

木の花ファミリーの経済は、規模は小さいかもしれませんが、そんなモデルを示しています。「世界のお金がみんなのお金になるように」に書いているように、木の花ファミリーには農事組合法人やNPO法人、そして個人事業主など様々な団体や個人が集まっています。そして、みんなが自分の
お金をみんなのお金と見なし、支え合う暮らしを生み出しています(下図を参照)。




そして、そのお金の流れは市町村や国、世界にも適用できると思うのです(下図を参照)。





国民一人一人が、自分から世界を眺めたら、自分のところにあるお金だけが自分のお金となります。ですが、自分を離れ世界を眺めたら、どこにあるお金もみんなのお金となります。そんな視点に人々が立つことが大切なのだと思います。

昨晩の大人ミーティングでお金のことが話題に出ましたが、いさどんは以下のように語りました。

☆彡 ☆彡 ☆彡

世のため、人のため。大事を大事にしていれば、お金は自ずとついてきます。損得を計算するようなせこい心の元には、せこいお金しかやってきません。お金は血液のようなもので、必要なところには巡っていきます。もしお金が巡ってこないとしたら、それは自分たちが世のため、人のために生きていない証です。その現象から学び自分たちを正せばいいのです。木の花ファミリーは僅かな収入しか得ていませんが、今までお金に困ったことはありません。そして、豊かな暮らしを実現しています。ただ心を大事に生きていればいいのです。

☆彡 ☆彡 ☆彡

TPPの交渉もそれぞれの国が本当に高い志を持って臨んでいたら、
加盟国すべての人々を幸せに導けるものになるのではないでしょうか?

そんなことを言っても、グローバル企業が存在する限り、TPPは彼らの利益となるだけ。

そんなふうに思う人もいるかと思います。
ですが、この世界にグローバル企業を生み出しているのも
私たち一人一人の心なのです。

自分や自分の近いものの利益や都合を求める。

グローバル企業は、人間のこの姿勢をとことん追求した姿を見せてくれています。
それは僕たち一人一人の姿勢の現れなのではないでしょうか?
僕らはグローバル企業の姿から人間を知り、
そして、自分の日々の姿勢を見つめ直す必要があるのではないでしょうか?
一人一人の心が変わり調和したものになれば、
グローバル企業の姿勢も調和したものに変化していくのだと思います。

冒頭に書いたように、暦の上で寒露を超えました。
寒露は再宣言、再決意する好機ということです。

自分を見ていく。そして自分を超えていく。

その決意を再確認し、自分や世界に人が集まれば集まるほど豊かになる世界を生み出していこうと思います。

まだまだの自分ですが・・・

10月8日 朝日を浴びた富士山です。




「次世代のはたらく(傍楽)を創る」~21世紀宇宙時代のクニツクリ

9月30日、労働者派遣法が改正されました(「改正労働者派遣法 きょう施行」)。

そして、10月1日、最低賃金が改訂され、全国平均で18円上昇し798円となりました。
(「地域別最低賃金の全国一覧」参照)

これらにより労働条件は多少改善されるのかもしれませんが、どれだけの人がこれらのニュースに希望を感じたのでしょうか?そして、どれだけの人が今の労働に希望を持っているのでしょうか?

経済格差や環境問題。それらは今まで人間が働いてきた結果生じたものとも言えます。
その背後には例えば「お金」があるのではないでしょうか?
いつの間には「お金」のために働くようになっていませんか?
その働き方に未来はあるのでしょうか?

自然環境や社会に大きな変化が起きようとしている今、
「はたらく」ことにも変化が求めらているのではないでしょうか?

はたらく(傍楽)、傍(はた)を楽(らく)にする。

お互いがお互いのために働き、共に世界を創っていくこと。

そんな新しいはたらく(傍楽)を共に創っていきませんか?

以下、10月7日(水)~9日(金)に開催されるイベントのお知らせです。

☆彡 ☆彡 ☆彡


「次世代のはたらく(傍楽)を創る」
〜21世紀宇宙時代のクニツクリ〜


希望の光プロジェクト第2回イベント「私たちみんなが希望の光 ~宇宙と友に生きる~」は、世界中どこを探してもない前代未聞の座談会となりました。宇宙視点から観た時代の流れを読み解く話や現代の社会問題、そして過去のすさまじい経験を乗り越えて今は生き生きと生きている企画者や現在行き詰まりを迎えている当事者たちの話など、宇宙から心の話まで語り尽くす活気のある楽しい場所となりました。(第1回イベント「ニート・引きこもりも鬱も希望の光 〜始めの一歩が未来を創る〜」のリンクはこちら
そんな希望の光プロジェクトが、第3回イベントを10月7日(水)〜9日(金)に開催します。タイトルは「次世代のはたらく(傍楽)を創る ~21世紀宇宙時代のクニツクリ〜」です。
(※はたらく(傍楽):「はたらく」を「働く」と書くと「労働」を意味します。しかし、真の意味は「傍(はた・他者)を楽(らく)」にすることです。働くことはある意味生きることであり、生きるとは自分を超えたネットワークの中で役割を果たし、他者のため、世の中のために生きることです。
※クニツクリ:人は時代と共に成長しながら、その時代を創る役割を担うために生まれてきています。一人一人が自分自身の役割に目覚め思う存分心地の良い世界を創り、それが周りにとっても心地が良ければそのネットワークは連鎖して爆発的に広がり、新しいクニ(地球)を創っていきます。)
以下、第2回イベント参加者の感想と紹介
「地球の先駆けを生きていることを実感しました」
現在鍼灸師の学校に通っているじゅんぞう。大学の芸術学部卒業後に大手劇団で働いた後、東日本大震災をきっかけに人を癒す仕事がしたいと鍼灸師を志しました。その後、木の花ファミリーのEDE(Ecovillage Design Education)を受講した時に、大事なことは物理的に体を癒すことではなく「心」と向き合うこと、ということに気がつきました。それからじゅんぞうはどんどん爽やかな青年になり、更に今回のイベントに参加したことで自分自身がこれからの時代の希望の光であることを再認識したようです。
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「次に自分がどう進んで行けばいいか道を作ってくれた」
じゅんぞうと同様、2年半前に木の花ファミリーのEDE(Ecovillage Design Education)を受けた後料理人として居酒屋等で働き、再び木の花ファミリーに戻ってきたタッキー。将来の夢はレストランを開くことと思い描きつつも、現実の自分を知り「このままではいけない」ということで、病気ではないけれどより良い人生を歩むために今年7月木の花ファミリーの自然療法プログラムを1ヶ月に渡り受けました。プログラムを無事卒業後、これからの生き方を模索している中このイベントに参加し、次に進む道のヒントを得たようです。
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「自分が希望の光になる」ということをまず「決める」
現在木の花ファミリーで自然療法プログラムを受けているユッキー。人生がうまくいかないことを周りの環境のせいにし続けてきましたが、今回のイベントをきっかけに少しずつ変わり始めた様です。綺麗な字を書くユッキーの能力が、今後開花していくかもしれません。
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「私達みんな生まれ落ちた時から希望の光」
過去壮絶な人生を歩んで来たみきちゃん。みきちゃんの体験談を聞いた参加者は「こんなに落ちるところまで落ちた人生を歩んでいる人達もいるんだ」という新たな価値観を得て「自分なんて大したことがない」と元気が出たとも言っていました。現在みきちゃんは、木の花ファミリーのメンバーのデザイン担当として日々生き生きと過ごしています。
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希望の光プロジェクト発起人のあわちゃんも3年前にうつ病と診断され仕事を休職していましたが、現在は仕事を辞めこのプロジェクトを推進していくまでに元気を取り戻しています。
(3年前休職中のあわちゃん)
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(前回のイベント時のあわちゃん)
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これからは誰もが主役の時代です。これまで自らの特性を発揮出来ずにいた人たちも、それを個性として存分に輝いていく時代はすでに訪れています。
今時代はより一層大きな変化のトキを迎えていますが、この社会には未だ老若男女を問わず、皆が生き生きと生きることができる場所が少ないと考えています。次回のイベントでは参加者の方々に新たな視点や気づきをもたらし健全に生きていくサポートをするだけではなく、理想の社会のありかたを参加者同志で語り合い、人それぞれの癖や過去の様々な体験・経験等全てを生かす「次世代のはたらき(傍楽)方」を探っていきます。IMG_2384きぼひか2
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最後に、本イベント企画者の宇宙人あわりーぬから一言
IMG_3309どーも!宇宙人のあわりーぬです。最近の地球や人類の状況を見ているといよいよ大変化のトキにさしかかってきたことを感じるね〜♪なんだかワクワクするね^^そんな中、日本という国で終戦70年安倍首相談話というものが発表されたようだけど、宇宙人の僕にはその内容を理解することがなかなか難しくてさ^^;
そう思っていたらなんと、宇宙からのメッセージ「地球談話 〜真の平和を地球にもたらすには〜 2015.8.15」というものが僕のiphoneのメールに送られてきて、中身を見てみたら宇宙人の僕もびっくり!なんうちゅうことだ!そりゃもう、ワクワクする面白いものだったからここにも紹介するね♪
これからの人類はやっぱりこんな広い視点が必要だよ〜!だから宇宙人の僕も、この談話を元に希望の光プロジェクトの企画をしていくよ〜♪
みんなで共に、21世紀宇宙時代のクニツクリをしていきましょ〜!いい共〜!!
☆イベント概要☆
【開催日時】
集合:2015年10月7日(水)
11:05 JR身延線「西富士宮」駅 又は 10:51 富士急行「大石寺」バス停(送迎あり)
お車の方は11:30までに木の花ファミリーおひさまハウスひまわりへ直接お越し下さい。(地図はこちら
解散:2015年10月9日(金) イベントは12:00に終了し、昼食後に解散(駅までの送迎あり)
【開催場所】
木の花ファミリー
(110品目250種類を超える野菜や穀物、10種類のお米をはじめ、自然卵や蜂蜜、味噌やしょうゆ、各種の加工品にいたるまで、食卓にのぼるバラエティ豊かな食材のほとんどを自給し、お客様に提供している。メンバー全員が血縁を超えた家族として調和して生活する生活、農薬や化学肥料を一切使わない農業、高いレベルで達成された自給自足、農園の枠を超えたさまざまな社会貢献、そして特定の宗教・宗派にとらわれず精神性を重視した日常生活など、完成度の高いコミュニティとして国内外で注目を集めている。)
【内容】(当日の様子にあわせた変更あり)
・参加者同士の座談会
・社会問題や、行き詰まりのメカニズムを紐解くプレゼンテーション
・自らの生かしどころを探るワークショップ等
【定員】
—10名
*先着順です。お申し込みはお早めにどうぞ。
【対象】
・基本的に世の中の全ての方々
特に、
・日々を生き生きと生きていきたい
・世界を変えたい
・次世代のはたらき方を創っていきたい
・今の世の中をどこかおかしいと感じながら、どうすればよいかわからない
・ニートや引きこもりを経験している、もしくはしたが、どうにも立ちいかない
・鬱病等精神的に疲労し会社を休職している、もしくは休職していた
・近所付き合いや近親者、友人・同僚等との人間関係に悩んでいる
・自己啓発やスピリチュアル系のセミナーに参加し尽くしたが、結局先が見えない
・既存の枠組みやシステムに翻弄されずに自立して生きていきたい
・新しい生き方を模索しているが、どれもピンとこない
・自分はほんとは宇宙人だと思っている
という想いを持っているみなさま。
【参加費】
16,200円
*参加費には2泊3日の宿泊やお食事、保険代、消費税を含みます。
*宿泊しない場合の参加費は、7,500円です。(ご昼食3食付き、ご夕食別途)
【スケジュール】(当日の様子にあわせた変更あり)
・1日目
—12:00-14:00:お食事
—14:00-17:00:企画者と参加者の自己紹介
—17:00-18:30:入浴・フリータイム
—18:30-19:15:お食事
—以降:フリータイム
・2日目
—8:30-12:00:座談会・ワークショップ等
—12:00-14:00:お食事
—14:00-17:00:座談会・ワークショップ等
—17:00-18:30:入浴・フリータイム
—18:30-19:15:お食事
—以降:フリータイム
・3日目
—8:30-12:00:この3日間の感想等を皆で共有
—12:00-14:00:お食事
*初めてお越しの方には、ご希望があれば夕食後にウェルカムコンサートを開催いたします。
【備考】
(宿泊施設について)
・お部屋は同性の方との相部屋になります。
・施設内は、禁酒・禁煙です。ご了承ください。喫煙は屋外でお願いしています。
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(浴場について)
・男女別の大風呂での共同入浴となります。
・石鹸、クエン酸リンス、バスタオルなどは備え付けのものをお使い頂けます。
・洗面用具等、使い捨ての用品は用意しておりませんので、必要な用具等はご持参ください。
(お食事について)
・お食事は採れたての旬の素材を中心に、一部の調味料を除くほぼすべての食材が無農薬で自家栽培したものです。ビュッフェ形式でのご提供となります。お肉やお魚は一切使用していません。
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▶︎お食事についての説明ページへのリンク
(写真撮影について)
・希望の光プロジェクトでは、そこから生まれる智恵や経験を広く世の中に共有することを大切にしています。受講の様子を、写真や動画を含めインターネットなどで発信していきますので、撮影不可の方は事前にお申し出ください。
【お申し込み】
【お問い合わせ】
特定非営利活動法人ぐりーんぐらす
〒419-0302 静岡県富士宮市猫沢238-1 おひさまハウスひまわり
TEL:0544-(67)-0485 FAX:0544-(66)-0810
E-mail:info@npo-greengrass.org 担当:古橋 粟田(あわだ)スクリーンショット 2015-05-07 15.22.27

「地球会議in木の花ファミリー」~時代の扉は、既に開いている~

9月24日、党両院議員総会で総裁再選が決まった安倍首相は、記者会見でGDP600兆円を目標として掲げました。(「自民党総裁再選会見(1)「GDP600兆円達成が目標」参照)。戦後最大の国民生活の豊かさを目標とし、雇用を増やし、給料を上げて、デフレから脱却して力強い成長軌道に乗せるそうです。そして50年後も人口1億人を維持することを目標としています。

どれも現実的ではない目標です。今後、日本の人口は確実に減少するでしょうし(「日本の推計将来人口」参照)、当然それに合わせて経済規模も縮小するでしょう。そうでなくとも、環境負荷を考えると経済成長は望ましい出来事ではないのです(「IPPC5次報告書」など参照)。

こんな現実の中、無理に成長を求めるとフォルクスワーゲンのような不正を生み出すことになるのではないでしょうか?(「フォルクスワーゲンCEOの辞任表明全文」参照)。

安倍首相はこの国を代表する人です。
その人が描くビジョンにどれだけの人がわくわく出来るのでしょうか?
そこに未来を感じるのでしょうか?

今、「クニツクリ」に新しいビジョンが求められているのです。

11月21日~23日に開催される「地球会議in木の花ファミリー」では、
新しい時代へ向けた「大人サミット宣言」、「クニ(日本)ツクリ宣言」を
語り合う中から生み出していきます。

これからの未来について共に語り合い、新しい社会を生み出していきませんか?
以下、案内文を転載しますね。





「地球会議 in 木の花ファミリー」
〜時代の扉は、既に開いている〜
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2012年12月21日、25800年ぶりに銀河の冬至を迎え闇の時代は終わりを告げ光の時代を迎えました。6450年前に始まった王の時代の青陽期、次の3000年続いた聖人の時代の紅陽期を経て、民衆の時代ともいえる一人一人が目覚めていく白陽期の時代が本格的に到来しています。
更に2015年の今年は、光の時代の始まりである2013年・2014年・2015年、3年間の集大成の年であり次の時代への船出の年でもあります。
新しい時代の扉は既に開いています。2015年も残すところ数ヶ月となった今、ここ富士山の麓の木の花ファミリーに次世代を築いていく意志を持った大人「ヲトナ」が集まり「地球会議」を開催し、新時代につながる人類の歩みや社会の在り方を語りあっていきます
(大人「ヲトナ」:大人を「ヲトナ」と表現することは、今から約12000年前の日本で宇宙物理学を高度に発達させたタカムナ文明の叡智からきています。カタカムナにおいて「オ」は、この3次元物理世界である現象界(ある世界)において前後左右上下の6方向へ限りなく拡散または凝縮することを意味し、今までの物理的拡大発展を推進してきた「オトナ」を指します。対して「ヲ」は、天意を感じ取ってそれが潜象界(ない世界)の入り口近くの奥(オ)に達して収まる(ヲ)ことを意味し、分離した様々な事柄を統合し調和させて治めていく存在を「ヲトナ」と表現します。現象界がミクロにもマクロにも発展し尽くした今、この現象界を作っている奥にある天の意志は、今度は現象界を縮小させ、統合して調和させ、再び天にかえしていく意志を持っています。これからの時代の大人「ヲトナ」とは、無駄なものをそぎ落とし真に大事なことを追求していく、年齢に関係なく「大きな精神」と自らの意識がこの世界を創造しているという自覚と責任を持っている個人の枠を超え他者のため地球全体のために生きる人を意味します。)
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「大人サミット宣言」
今回の大人サミットでは、これからの人類の歩みのモデルとなる「大人サミット宣言」を創り上げます。これは、意志のある「ヲトナ」一人一人の独立宣言であり、一人一人が目覚めることで創り出される新しい「クニ(地球)ツクリ宣言」でもあります。
2015年8月、日本では終戦70年安倍首相談話が発表されました。その時期と同じくして、宇宙から全人類へのメッセージとして地球談話 〜真の平和を地球にもたらすには〜 2015年8月15日」が発表されました。
その「地球談話」からの一部抜粋の文章をご紹介します。
真の平和を地球にもたらすために、今わたしたちにできることは何でしょうか。
それは広い世界観を持ち、個々の自我を超越することです。人間が自我の狭い枠に囚われている時、他者との違いによって他者に違和感を持つようになります。それが対立や争いの始まりです。
しかし、わたしたちが存在しているこの世界は無限に広大な世界であり、そこは多様ないのちのネットワークで成り立っています。その調和のネットワークは、個を存在させるために全体があり、全体を存在させるために個がある相似形の仕組みによって成り立っているのです。
この世界の真実は、全てが一つということです。全てのものと、自分自身との区別はない。そのように人々の世界観が広がれば、平和な世界を創り上げようとしなくても、地球上に平和は自ずと訪れるのです。
21世紀はわたしたちが地球人として、さらに宇宙人としての意識を持ち、この世界に貢献していく時代の始まりです。今わたしたちは、次の地球生命の絶滅のきっかけをもたらすものになるのか、それとも新たな時代をもたらす存在となるのかの転換点を迎えています。
人類が、次の時代が示す精神性を地球上に表現した時に、平和はもたらされることでしょう。
地球談話用
時代は既にまったなしの状況にあります。闇のピークを越え光の時代に入ったこのトキは、宇宙的に見ても様々な切り替え時が集中しているとびきりのターニングポイントでもあり、これからの地球そして人間の未来を切り開いていくとても大切な時期です。
人類は、地球生命を絶滅させる存在になるのか、それとも新たな時代をもたらせる存在になるのか。それは、私たち一人一人の生きていく姿勢や意識の広さにかかっています。
目覚めた人達が創る新しいクニ(地球)。大人サミットは、単なる会議ではなく精神革命が引き起こす次世代の「クニツクリ」の場です。地球・人類、そして個人がこれからの時代「どうあるべきか」、有志がこの場に集い語り合い今までとは違う次元のクニ(地球)をこの地から創造していきます。
これからの未来を本気で創り上げていく、固い石のような意志を持った参加者と共に次の時代のロールモデルとなる生き方を体現していきましょう!!
【大人サミット企画者の声】
<あわちゃん>
あわ「大人サミット宣言」。これは、僕たち一人一人の独立宣言であり、新しい「クニ(地球)ツクリ宣言」でもあります。時代の扉は既に開いていて、次世代のモデルなる生き方が世界中に求められていると感じています。
僕たちは、現代社会が作り出す対立構造を超えた新しい生き方を体現していきます。一人一人が自らの役割に目覚め生き生きとした生活を送り、それが周りにとっても心地のよいものとなり、そのネットワークが世界中に爆発的に広がっていく。
結果的に、今までとは全く次元の違うクニ(地球)が創り出される壮大なスケールの物語がこの場所から始まっていくことを意味しています。
未だ人類誰もが見たこともない世界をここから創り出す。そんなぶっ飛んだ「夢」を実現していく第1歩を、この「大人サミット」から共に始めていきませんか!?
同じ志を持つ皆さんのご参加心よりお待ちしています!!
<みちよちゃん>
みちよちゃん2015年―広大な宇宙の視点によるパターンから見るとわたしたちはとても大きなターニングポイントにいます。その事実をみんなで確認していく時間を持ちます。そうすることで、これからの時代における自らの役割が見えてきます。そして同じ心や意識を持った人々とこれまでの枠を壊して、つながって行きましょう。
<じゅんぞう>
じゅんぞう潤三と申します。現在名古屋で鍼灸学校に通ってる34歳です。
企画者として、三度大人サミットに携わりましたが、そのすべて自分が想像していたものと違う活き活きとした場になりました。
恐らく今回もそうなるので、僕は何も心配していません。
「見通しは立てるが目標は立てない」とは、木の花で良く語られる言葉です。
時代は宇宙法則(神様)が創ります。その流れをキャッチすれば、どんな激しい波が来ようとサーファーのようにスムーズに進めます
ただその先は神様にしか分からないので、目標を立てることは狭い枠を作り、かえって流れに乗りづらくなってしまいます。
また自分勝手な思いで進めば流れを見失い、「苦しみ」という明快な答えが返ってくるのです。
僕自身足りないばかりの人間なので、やはり「苦しみ」を頂いていますが、これは神様のエールです。
今、世界中の人たちは「大人」になるためエールを送られています。
なぜなら、そうならなければ地球が持たない。それか、僕ら人間が淘汰されるか。今はまさに大転換期、そうは思いませんか?
でも、 こんな時代だからこそダイナミックを楽しめる。 地球とともに自分は変わる。大人サミットで共に良い場を創りましょう(^ ^)
<みかちゃん>
みかちゃん時代は待ったなしに変化し、時代の申し子である子供達は、地球に続々生まれ出ています。様々な暦のサイクルと、戦後70年の節目が一致した今、人類ひとりひとりが覚醒していく時代がくることを益々確信しています。地球全体のことを考える、真の大人が老若男女関係なく集い、みんなで真の平和や、クニツクリについて語り合いましょう。
☆概要☆
【開催日時】
集合:2015年11月21日(土)
11:05 JR身延線「西富士宮」駅 又は 10:51 富士急行「大石寺」バス停(送迎あり)
お車の方は11:30までに木の花ファミリーおひさまハウスひまわりへ直接お越し下さい。(地図はこちら)
解散:2015年11月23日(月) イベントは12:00に終了し、昼食後に解散(駅までの送迎あり)
【開催場所】
木の花ファミリー
(110品目250種類を超える野菜や穀物、10種類のお米をはじめ、自然卵や蜂蜜、味噌やしょうゆ、各種の加工品にいたるまで、食卓にのぼるバラエティ豊かな食材のほとんどを自給し、お客様に提供している。メンバー全員が血縁を超えた家族として調和して生活する生活、農薬や化学肥料を一切使わない農業、高いレベルで達成された自給自足、農園の枠を超えたさまざまな社会貢献、そして特定の宗教・宗派にとらわれず精神性を重視した日常生活など、完成度の高いコミュニティとして国内外で注目を集めている。)
【内容】(当日の様子にあわせた変更あり)
・時代の流れや現代の社会問題を紐解くプレゼンテーション
・産業革命以降から現代までの歴史分析と振り返り
・「大人サミット宣言」の検討・作成
【定員】
—30名
【対象】
・真の平和が訪れる社会を創り上げていく
・次世代の新しい生き方を創って生きる
・世界を変える
・世界を変えるために、自分が変わる
・今の世の中はどこかおかしいと感じ、行動してみたけれど何も変わらないように感じる
・既存の枠組みやシステムに翻弄されずに自立して生きる
・新しい生き方を模索しているが、どれもピンとこない
・自分はほんとは宇宙人だと思っている
という想いを持っているみなさま。
【参加費】
16,200円
*参加費には2泊3日の宿泊やお食事、保険代、消費税を含みます。
【スケジュール】(当日の様子にあわせた変更あり)
・1日目
—12:00-14:00:お食事
—14:00-17:00:参加者の自己紹介・社会情勢プレゼン
—17:00-18:30:入浴・フリータイム
—18:30-20:30:お食事・フリータイム
—20:30以降:大人ミーティング(自由参加)
・2日目
—8:30-12:00:産業革命後から現代までの歴史分析と振り返り
—12:00-14:00:お食事
—14:00-17:00:「大人サミット宣言」の検討・作成
—17:00-18:30:入浴・フリータイム
—18:30-20:30:お食事・フリータイム
—20:30以降:大人ミーティング(自由参加)
・3日目
—8:30-12:00:「大人サミット宣言」の作成
—12:00-14:00:お食事後解散
(希望者にはオプションとして、イベント終了後14:00-16:00の間、参加者同士の座談会等を予定しています。)
【備考】
(宿泊施設について)
・お部屋は同性の方との相部屋になります。
・施設内は、禁酒・禁煙です。ご了承ください。喫煙は屋外でお願いしています。
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(浴場について)
・男女別の大風呂での共同入浴となります。
・石鹸、クエン酸リンス、バスタオルなどは備え付けのものをお使い頂けます。
・洗面用具等、使い捨ての用品は用意しておりませんので、必要な用具等はご持参ください。
(お食事について)
・お食事は採れたての旬の素材を中心に、一部の調味料を除くほぼすべての食材が無農薬で自家栽培したものです。ビュッフェ形式でのご提供となります。お肉やお魚は一切使用していません。
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世界のお金がみんなのお金になるように。PART.5

ギリシャの金融危機が話題になっています。IMFやEUは金融支援の条件として緊縮財政をギリシャに求めていますが、先日、国民投票が行われ、民意は緊縮財政を拒否しました。

そんなEUやギリシャについていさどんは以下のように語りました。

☆彡 ☆彡 ☆彡


今、EUは中途半端な体制でやっているんだよな。どうせならEU政府を作って、そこで財務省を作ってやればいいのに。通貨は統一しているが、国ごとの経済力が違うから通貨の価値に歪みが生じてしまっているんだよ。

ギリシャの債務にしても、ギリシャ1国でどうするかを考えているから大変なことになっているけれども、EU全体で債務をならせば大してことはないはずだよ。ギリシャの経済規模はそんなに大きくないので。EUは、通貨を統一し経済圏を作りながら、結局、それぞれの国は、自国の国益は守るというようなことをしている状態だよね。そしてギリシャはプライドが高いから、EUからの提案を拒否している。このまま破たんが起きたらいろいろなしわ寄せが発生するんだろうね。だから、みんな、ギリシャに「お前のところはだらしない」と注文を付けている。

でももっと大きな視点でなんでこうなったかを振り返るチャンスに出来たらいいのに・・・と思う。

ギリシャの付けはギリシャの付け。

その発想なら、今までと同じだよね。

EUの中の付けはみんなの付け。

そういう発想になった時に、EUの本当の価値が出て、EUは世界が一つになっていくきっかけとなれるんだよな。

☆彡 ☆彡 ☆彡


公務員の数が多かったり、贅沢をしていたり、プライドが高かったりとギリシャには問題が多々あるのだと思います。

それを外部から批判し指導するのではなく、EUもそれぞれの国々が自分たちのこととして捉え関わった時、ギリシャに人々にも変化が生じるのではないか?

そんなふうに思います。

『世界のお金がみんなのお金になるように』にも書いていますが、木の花ファミリーでは、みんなのお金がみんなのために使われます。なので、誰がお金を持っていても同じで、必要なところに必要だけ使われます。

自分だけで生きようとすると、将来の備えが必要になって余分なお金を蓄える必要が生じるのでしょうが、みんなで生きていけば、自分でお金を蓄える必要はなくなります。誰がお金を持っていようが、みんなにとって必要なことに使われていくだけなので。

今はそんな世界に向けての過渡期にあって、ギリシャのこともそんな流れで起きているのでしょう。みんなで今を乗り越え、わくわくする世界を創っていきましょう!

木の花ファミリーのみんな。


僕は望み、願い、求め、喜び、苦しみ、怒り、痛み、考え生きていく。

「ブラックバイトで学生生活が破たん」というニュース記事を観ました。

低賃金で正規労働者並みの義務やノルマが課せられる。
異常な長時間労働を強いられる。

そんな状態にあるにも関わらず、辞めることが出来ず学業に支障をきたしている学生がいて、それが社会問題になっているようです。そして、『ブラック企業経営者の本音』(扶桑社新書)の書評を見ると経営者は意図的に学生をはじめとする従業員をそのような状態に陥れているようです。

こんなニュースを観ると、「怒りで世界を平和にする方法」でのカイラシュさんの言葉、

ノーベル平和賞受賞者として奨励します。皆さん怒ってください。一番怒っている人が、その怒りをアイデア・そして行動へと変貌させられる人なのです。

がより力強いメッセージとして感じられるようになります。

「余裕がほとばしり出るような徳に積み方(後編)」で、僕はカイラシュさんのスピーチに触発されて、余裕から生まれる思いやりが怒りを偉大なパワーに変貌させると書きました。あわちゃんは、「余裕」というブログ記事の中で、「余裕」とは「客観性」であり、「世界観を広げながら自らを壊していくことから生まれる」と書いています。

そして、今日、お風呂の中で、あわちゃんと話している時、余裕とは覚悟なのだと確認しました。

何があっても受け入れる。
どんな自分も受け入れる。
何があってもこの道(未知)を歩んでいく。

そんな覚悟があれば、どんなことがあっても平静さを保っていることが出来ます。
そして周りの反応を気にせずに沸いてきたものを表現することが出来るでしょう。

僕は今日、一つ失敗に気づきました。

自動車の任意保険(フリート契約)からすでに廃車されている自動車を抜き忘れていたのです。
およそ24,000円無駄なお金を支払っていたことになります。
木の花ファミリーの暮らしでは、24,000円は大人1人1ヶ月分の生活費です。
それはとても大きな金額です。 

気づいた瞬間受け入れがたい気持ちが生じました。
でも、こんな失敗をするのが僕なのです。

今後の対策などいろいろアイデアはありますが、
何より大切なのは、この失敗が僕に痛みを与えてくれたことでしょう。

この痛みを感じながら、覚悟を深めていく。それが余裕に繋がるのだと思っています。

自分を離れ、広い世界観に立った時、怒りがアイデア、そして行動へ変貌していくように、痛みもアイデア、そして行動へと変貌させることが出来るのです。

冒頭で紹介した学生たちは、怒りや痛みが麻痺してしまっているのでしょうか?
なぜそんな状態になってしまっているのでしょうか?

みかちゃんの最新ブログ「あなたは、どんな地球を作りますか?」には以下のような記述があります。

影の権力機構、というものがあるようで、
長い歴史の中で、人間を馬鹿にしていく仕組みを作った。
つまり、人々をコントロールしやすいように
自分で考えないように、脳みそをつるつるにしておく事で
地球を支配しようという企み。

私たちは長い間、考えないように、自己責任をとらないように
洗脳されてきている。

メデイアは、この影の権力機構の支配下にあり、情報は操作され
洗脳の手段となって来た。
「娯楽、セックス、スポーツ、食」に興味が行くよう
人間の欲望を刺激し続け
私たちは、大切な事を考えないように仕向けられ、
人間たちは、見事にその企みに、はまっていった。

実際あの手この手で、心身共に弱体化していくよう、
念入りに仕組まれている。
みんな見事にコマーシャルに洗脳され
消費している。

お金も、食も、性も、みんなその支配下にある。

ブラックバイトの事例をみると、まさに上記のような現実が見えてくるように感じました。
今、一人一人が自らの意志が考え行動していくことが大切なのです。
そして、心の中にある「支配するー支配される」関係を超えて、みんなが独立した世界を創っていくのです。今、時代はそんな時代になっています。

「願いから自由になるために生まれてきた」僕は、ずっと望んでいたことがあったのですが、心を麻痺させることで、その願いから目を背けていたことに気づきました。普段、意識していなくても、その願いはあり続けて、僕は自由ではなかったのです。

だから僕は、その願いをとことん追求することにしました。今の自分はまだまだ囚われているのだから、だからその囚われを、そのまま表現し、学びを深めていくことにしました。

この世界にあるきれいごと。

それが心を麻痺させて、そして、脳みそをつるんつるんにしておくこともあるのではないのでしょうか?

きれいごとなんていらないのです。

降りてくる言葉と湧いてくるエネルギー。

僕は望み、願い、求め、喜び、苦しみ、怒り、痛み、考え生きていく。

このちっぽけな自分で、僕はすべての出来事を天の意志として受け入れ生きていきます。




シェアリングエコノミー

昨日のNHKニュース深読みではシェアリングがテーマになっていました。シェアリングとは共有すること。車や服、空き部屋や駐車場など普段使っていないモノや空間を、インターネットを通して他人と貸し借りするシェアリングエコノミーが広がっているというのです。インターネットを通して、地域や人々の余剰と欠乏が見えるようになったこと。そして、節約の意識によってシェアリングエコノミーは広がっていると番組では分析していました。シャアリングを利用している人々は、それにより新しい人との繋がりを楽しみ、経済的メリットも享受しているようでした。

人々の間に自発的に広がりつつあるこのシェアリングエコノミーですが、社会問題の解決にもつながります。人口過密や就職難、賃金格差、高齢化などの問題を抱える韓国のソウルでは、行政が積極的にシェアビジネスを推進しています。市がシェアビジネスを認定することによって、人々に安心感を与え、利用者が増えているようです。

シェアビジネスが社会問題の解決に寄与している例ですが、例えば、ソウルでは高齢者の5人に1人は一人暮らしをしている状態にあります。その一人暮らしをしているお年寄りが大学生に部屋を安く貸すのです。大学生は部屋を安く借りられる代わりに、高齢者の世話をするのです。このルームシェアを利用する大学生には、行政は机など学習に必要な備品を提供し支援しているようです。

このような可能性を持つシェアリングですが、番組が実施したアンケートでは、回答者の87%が見知らぬ他人とのシェアリングはしたくないと答えています。シェアリングエコノミーは広がっているとはいえ、利用者はまだまだ一部なのでしょう。

シェアリングに否定的な理由として、事故があった時の対応が心配、危ないこと(犯罪)に巻き込まれないか心配など不安が背景にあるようでした。それは今の日本の人と人との信頼感の現れでしょう。

韓国のソウルのように行政が認定をすることにより安心感は増すのは事実でしょうが、認定基準を満たす必要が生じて、サービスが画一化し、魅力を失っていく傾向もあるようです。

人と人との信頼が社会全体に広がっていけば、より自由で工夫に満ちたシェアリングが広がっていくのでしょうが、そのためには一人一人の心が成熟していく必要があるのでしょう。

地球環境の有限性、現代の環境問題を考えた時、シェアリングエコノミーは時代の要請と言えるのではないでしょうか?ですが、アンケート結果は、人々の意識がそこについていっていない現状を示しています。

ソウル市のように仕組みを整えることは、それなりの効果が期待できますが、その効果は表面的なものに留まるのではないかと思います。時代は今、何を求めているのか?そのことを心から感じて一人一人が変化していくことが大切なのだと思います。

近代以降、人間は「個」というものを追求してきたのではないでしょうか?経済で言えば、私有財産が認められ、資本主義の元、人々は私財を増やすことを求めてきました。そして、自己実現という言葉は個人の夢や希望であり、それが最大限に尊重されてきました。その結果、人々は物質的には豊かになり、「個」の意識も確立しましたが、一人一人はバラバラになってしまいました。そこから、孤独や格差などの問題が生じています。それらの問題は、「個」というものを知った人々が再び繋がり一つになる必要性を示しているのではないでしょうか?

木の花ファミリーブログ「東洋の叡智が花開く時代~雑誌 世界建築より」には以下の文章が掲載されています。

☆彡 ☆彡 ☆彡

私たちは宇宙を旅する地球という星の上に生きています。そして、私たちは一つの太陽・一つの大地・一つの水・一つの空気・一つの風のもとに生きています。なによりも私たちは時代を共有して生きています。つまり、私たちは一つのいのちの兄弟であり、天然循環の中で地球という一つのいのちの一部を担っているのです。このように、私たちは人智をはるかに超えた大いなる宇宙の仕組みの元に生かされています。

☆彡 ☆彡 ☆彡


すべてのものは太陽や大地、水や空気から生まれ、育まれています。意識を広げて、地球や宇宙に目を向けたら、僕たちはもともとすべてのものを共有していることに気が付きます。すべて一つなのです。みんながこのことを思い出すことがまず何よりも大切なのではないでしょうか?この意識に基づいて、自分の枠を超えて、心を開き広げていくのです。そうすると、シェアリングエコノミーは自ずから生まれて様々な社会問題は解決していくのではないでしょうか?

木の花ファミリーはみんなですべてのものを共有して一つの経済を生み出しています。それは、仕組みやルールによって生まれているのではなく、上記の世界観を共有することによって生まれています。その暮らしはこれからの社会のモデルになる。僕たちはそう確信し日々を大切に生きているのです。


木の花ファミリーのみんな。1ヶ月の真学校の受講生と。



働くことがそのまま生活であり娯楽でもある暮らし

4月3日、「ホワイトカラー・エグゼンプション」(残業代ゼロ制度)を盛り込んだ労働基準法改正案が閣議決定されました。(【残業代ゼロ法案】閣議決定 労基監督官の過半数は「反対」していた参照)

この法案が成立すると、高度な専門的知識があり、平均年収を3倍「相当程度」上回る人は、労基法の労働時間規制(1日8時間、週40時間など)から除外され、時間規制がなくなるため「残業」の概念がなくなり、深夜労働や休日労働への手当も出なくなります。その上で、働き過ぎを防止するために以下の措置をとるようです。

  1. 年間104日の休日
  2. 1日の中で一定の休息時間を確保
  3. 在社時間に上限を設ける

この法案について、塩崎厚労相は「働きすぎを是正し、働く人の多様なニーズに対応するもの」と説明していますが、労働組合や労働基準監督官の過半数は「長時間・過重労働がいっそう深刻化する」と反対しています。

労働時間、そして給与(残業代)は多くの労働者にとってとても大切で切実な話題でしょう。多くの方がどうなるか気にしていることと思います。

ところで、僕たちは農業を主な収入源をしていますが、農業は元々、労働時間や休日の定めがありません。労働基準法で適用除外になっているのです。(農業雇用改善推進事業ホームページよくある質問Q&A参照)。加えて、僕たちは、農事組合法人との間で雇用契約を結んでいないので、最低賃金も守られる必要がありません。ということで、僕たちは、時給換算にしたら100円以下の金額で、毎日休みなく元気に働いています。(『不可能を可能にする暮らし』も読んでみて下さい。)労働時間も残業代もまったく気にしていません。

それは僕たちにとって、働くことがそのまま生活であり娯楽でもあるからです。多くの人が労働時間や給与を気にするのは、仕事の時間以外にプライベートな生活があり、その生活を成り立たせるためにお金が必要だからでしょう。そのため、「お金のために働く」という状態も生まれます。それでは純粋に働くことを楽しめないのではないでしょうか?ですが、僕たちは仕事とプライベートな生活が分かれていません。それらが一体になった暮らしをしています。なので、無心で働き、傍(はた)を楽(らく)にしていくことが出来るのです。

そんな僕らの暮らしから生まれたイベント、木の花茶会が4月4日(土)に開催されました。

1,500円で提供した料理について、木の花茶会に参加したみへちゃんの友人は、「ホテルで1万円以上の価値がある」と言っています(木の花茶会に参加したみへちゃんからのメッセージ)。長期滞在中のあわちゃんは「こんな料理、食べたことがない。美味しすぎる」と言っています(木の花茶会の奇跡の軌跡)。僕は物販担当として会場にいたのですが、そこにいるだけで、その空気に感動して涙が出そうになりました。そんな木の花茶会の様子を写真で紹介しますね。






















※より多くの写真を観たい方はfacebook木の花ファミリーページをご覧ください。

こんなふうにたくさんの奇跡を生み出すこの暮らし。是非、多くの方に体験していただきたいなと思っています。きっと今までの常識を超えた体験が出来ますよ。


今年もあと1日。

NHKのニュースで東京証券取引所の大納会のニュースが流れていました。年末終値は前日より279円7銭値下がりして1万7,450円77銭、これは終値としては15年ぶりの高値のようです。東洋経済ONLINEでは2営業日で368円下落したことに注目して報道されていますが、NHKは高値を強調して報道していました。そして、来年も株価が上昇することを願う言葉を伝えています。

昨晩の大人ミーティングにて、いさどんはこのニュースを話題の出発点として以下のように語りました。(僕の記憶で書いているので、完全には正確ではありません)

株価が上がって喜ぶ人は一部の人で、汗水流して働く人々はその恩恵は受けません。でも、こんなニュースが流れると、株で儲けたいと思う人が多くなります。すると、汗水流して働く人が減っていきます。それは健全な社会の姿でしょうか?汗水流すことで得る僅かな収入で暮らし大人は、子どもには勉強をさせて将来、楽をさせたいと願います。そして、そんな子どもたちの中には、貧しい人たちを助けたいと医者を志すもので出てきます。ですが、医者は病人がいて初めて成り立つ仕事です。病に依存しています。加えて、生活を成り立たせるために収入におわれ、最初の理想も失っていく可能性が大きくなります。現実の中で何かが狂っていくのです。

加えて、そんな子どもたちが医者になれる可能性はとても低い現状があります。東大生の親の年収ですが、57%は950万円以上というデータがあります(年収ガイド参照)。子どもが東大に入るためには莫大な投資を必要とするのです。教育基本法3条では教育の機会均等が謳われていますが、現実は経済格差が教育格差に繋がっているのです。結果、東大には今、受験勉強が出来る、記憶力が優秀な人ばかりが入学しています。それは本当の意味で「頭が良い」とは言えません。「頭が良い」人とは直観力が働く人です。そんな本当の力を持つ人たちが出て来れない世の中になっているです。

そして、スポーツの世界に目を向けても、そこには歪みが見えます。トップを夢見ること。そこへ向けて人間の可能性を追求することは素晴らしいことですが、反面多くの落ちこぼれを生んでいます。プラス思考ばかりを追求すると、これも歪みに繋がります。例えば、フィギュアスケートのジュニアたち。彼らが表舞台に立つために親はどれだけ多くのお金を投資しているのでしょうか?その背後に親の涙ぐましい努力があります。それは子どもへの欲の心から生まれているのではないでしょうか?その姿は美しいものでしょうか?

そして世界に目を向けると、イラクやシリアで勢力を拡大しているイスラム国があります。イスラム国がどうして生まれたか?宗教や社会、貧富の差など。イスラム国が生まれるにはそれだけの物語があるのです。そういうことはなかなか分かりません。オバマ大統領が悪と言ったら悪となります。日本でも国益に適わないことは報道されません。真実はいくらでも捻じ曲げられるのです。

ですが、正しい情報が出ていないから間違えということでもないのです。大切なのは、なぜそういう世の中になっているのか?人々の何がそれを生み出しているのか?そういうことを見抜いていくことです。

多くの人々が勘違いをしています。それで一生懸命に生きているのに、世の中を悪くしていっています。その勘違いに気づくように促す必要があるのです。そして、木の花ファミリーの天然循環法の暮らしはそのことを伝えていくことが出来るのです。

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子どもたちの洗車風景です。
年末です。昼間は大掃除をし、子どもたちも楽しそうに洗車の手伝いをしてくれています。汚れを洗い流しているのです。同時に僕たちは心の汚れも掃除していきます。そして、それは世界の汚れの掃除にも繋がっていきます。大人ミーティングでは以下のような話もされました。


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この世界は、ない世界(潜象界)と見えない世界、見える世界(現象界)で出来ています(カタカムナ参照)。そして今、見えない世界には悪い思念が溢れています。山口県で鳥インフルエンザが確認され、3万7千羽が処分されました(NHKニュース参照)。多くの鳥は鳥インフルエンザには掛かっていないでしょう。ですが、生きながらにして殺されていくのです。牛や豚も毎日、屠殺(とさつ)
されています。その怨念はこの世界(見えない世界)に留まります。そして、イスラム国は、1700人の処刑をしていると言われています。多くの無念の魂が見えない世界に留まっているのです。それが世界に影響を与え続けています。ですが、目覚めた人類は見えない世界に働き掛けることが出来ます。天然循環によりない世界に無念の魂を導くことも出来るのです。

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今年もあと1日になりました。みんなで語り合うことで場を熟成させ、天の物語をみんなで確認し、新しい年を迎える。今晩の大人ミーティングはそんな場になることでしょう。今から楽しみです。


経済格差と経済成長、そしてIPCC第5次評価報告書とCOP20

12月8日、経済協力開発機構(OECD)は、経済格差が経済成長を阻害するという見解を示しました。(THE WALL STREET JOURNAL参照)格差の拡大が貧困家庭の子どもの教育機会を奪い、社会的流動性が低下し、技能開発が阻害され、経済成長に影響を及ぼすようです。富裕層への税負担を増加し、所得再配分機能することが経済成長を助け、教育の機会均等を保障することにも繋がると報告されています。経済成長の是非はおいておくとして、この報告は、富をみんなで分け合うことで、社会的流動性が進み、人々の教育レベルを押し上げ、技術開発も進むことが示唆されています。そして、このことは国ごとの経済だけでなく世界全体の経済にも共通するのではないのでしょうか?

12月1日から14日まで、南米ペルーの首都リマで開かれた国連気候変動枠組み条約第20回締約国会議(COP20)が開催されました。これは、2020年以降の地球温暖化に対する国際ルールを決めるための交渉で、来年パリで開かれるCOP21にて最終合意がなされる予定です。京都議定書では、先進国のみに温室効果ガスの削減を義務づけていたが、今回の合意では、先進国のみではなく途上国を含めたすべての国に削減義務を求めることになりました。ただ数値目標は自主的に定めるものとなっており、各国が掲げている目標は、現状では低めに設定されています。国連環境計画(UNEP)は、このままの数値では温暖化被害の深刻化を回避することは困難と報告しています。(毎日新聞記事を参照)そこで、それぞれの目標の妥当性を各国が相互に検証する方法を導入することが提案されていますが、それは通りませんでした。そのため今回の合意は実効性が乏しいものとなっています。(中国新聞の記事も参照して下さい)


OECDの報告は、経済成長を前提としていますが、IPCC第5次評価報告書を踏まえるとこれからも経済成長を求めることは現実的ではありません。定常化社会などのコンセプトが重要になります(「持続可能な福祉社会」参照)。有限な富をいかに効率的に分配し活用するかが重要になります。その際、OECDによる上記の報告は示唆に富みます。そして、それを世界全体で考えたら、先進国は、途上国の温室効果ガス削減を支援するだけでなく、その費用を負担することも検討したらよいと思います。現在の温暖化の原因は主に先進国のよる温室効果ガスにあります。ですが、その被害が深刻なのは途上国です。太平洋の島々やバングラディッシュでは、国土が水没し移住を余儀なくされる気候変動難民が出ることが想定されています。人道的観点から考えて当然、先進国はこれらの国々を支援するべきなのではないでしょうか?

各国が自国の経済的利益を優先してしまっている現状ですが、みんなで富を分け合う気持ちになれば、会議での交渉も進みきっと有効な解決策が生まれることでしょう。

木の花ファミリーの暮らしはそんな未来を先取りしています。木の花ファミリーでは富を分け合い一つの経済を築いていますが、そこで暮らすことで確信したことは、その経済を実現しているのは心磨きであり、木の花ファミリーでは日々の出来事から自らの心を見つめる作業を各自がしているのです。もしあなたが「優れた人はそれだけ経済的な豊かさを享受するのが当然」と思ったとします。そんなふうに思っていたとしたら、分かち合いの精神からは遠くなります。必要なものが必要な時に手に入るならば、それ以上のものは必要ないはずです。経済的豊かさを人と比べる必要もありません。そんな気持ちを持ってみんなで社会を創っていく時、富の再配分も有効に機能し始めるのだと思います。

今の経済は、今生きている人々の心が創っています。今、経済格差は拡大し、人々の関心が景気に集まっています。そのあり方からそれぞれの人が自らの心を振り返ることが大切だと思います。それを通して、人々、そして社会が変化し幸せな未来が訪れるのではないでしょうか?みんなが助け合って笑いあって暮らす社会に向けて、世界中の人々で心の振り返りが出来たらいいなと思っています。

これを読んだ方が一緒に心磨きをしていってくれたら嬉しいです(^-^)

☆彡 ☆彡 ☆彡

心磨きがしたい!でも、心磨きの方法が分からないという方へ 
 
木の花ファミリーでは以下のイベントが企画されています。是非、ご参加ください。そして、一緒にわくわくする未来を創っていきましょう!

2014年12月23日(火)  出張木の花塾@船橋「すべては響き~宇宙視点の性」
2015年1月10日(土)~1月12日(月)  地球の未来を真剣に語り合う「大人サミット」
2015年1月31日(土)   第3回「富士浅間木の花祭り」
2015年2月15日(土)~3月14日(土)  木の花塾「1か月間の真学校」

☆彡 ☆彡 ☆彡

みんなでカルタの内容を選んでいます。
ちなみに今、木の花ファミリーではカルト団体・・・ではなくカルタ団体となるべく「木の花カルタを創ろう!」いう企画が立ち上がっています(その経緯についてはまっちゃんBlogを参照して下さい)。そして、昨晩、みんなで内容を検討し、「あ」から「こ」までの言葉を決定していきました。それぞれ木の花ファミリーの暮らし、精神性を現わしている言葉です。以下、その一部を紹介しますね。

あ ・・・ 愛とお米があればいい
い ・・・ いつでもどこでも心のはなし
か ・・・ カタカムナ 響かせ創るみろくの世
け ・・・ 血縁を超えて繋がる家族の絆



カルタの内容を決めるためにみんなが見ている画面です。









木の花茶会と7月~9月期GDP速報値

11月15日、木の花ファミリーでは、自家製紅茶とパン・スイーツを楽しむ「木の花茶会」が開催されました。

会場中央のテーブルの飾りつけです。
当日は合計38名のお客さんが来店し、ゆったりとした時間を過ごしていかれました。当日、僕は物販を担当しましたが、今回は、恵みいただきますとは違い、会場内に販売スペースを設けていたため、お客さんの様子や会場の雰囲気を感じることが出来ました。
お客さんの数を限定し、会場設営にゆとりをもたせ、その中でBGMが流れ、時々、和子ちゃんがピアノの生演奏をしました。洗濯物を畳んだり、食事をしたり、パソコンをしたり、ミーティングをしたり・・・といつも雑多な使われ方をしているひまわりホールが上品な空間に生まれ変わりました。


会場中央のテーブル飾りつけ
その空間の中で、料理はコースで提供されました。内容は、以下のとおりです。

1、紅茶のミード
2、スイートコーンのポタージュ
3、こんにゃくの燻製とくるみのグリーンサラダ
4、自家製小麦とオーガニック野菜のサンドイッチ
5、コノハナコスコーン 
  ※木の花ファミリーの小麦粉を使ったスコーン
6、洋ナシのソルベ
7、季節のデザートプレート
  ※シフォンケーキやフロランタンなど


アンケート結果からもお客さまに満足していただけたことが伺えて、木の花茶会は成功したと言えるでしょう。良い時間と空間を創ることが出来て良かったです。

木の花茶会で提供されたお料理です。

さて、この木の花茶会ですが、食事代として56,556円の売上がありました。
そして、物販合計は43,598円、すべて合わせて100,154円の売上です。

子どもたちもホールでお客さんを出迎えました。
それに対し支出は、ハニーディスペンサーの購入などで、38,287円でした。ここには、人件費や木の花で生産された材料費は含まれていません。

ここで静岡県の最低賃金に合わせた当日の人件費をざっくり計算してみます。
8時から準備を開始し、会場の片づけは18時過ぎまで行われていました。
これは、労働基準法では休憩が義務づけられる労働時間なので、みんなが1時間休憩したとします。すると労働時間は9時間となります。
メインのスタッフだけでなく、いろいろな人が大なり小なりこのお茶会の準備には関わっていますが、計算の単純にするために15名のスタッフがフルで働いたとします。静岡県の最低賃金は、765円です。
これで計算すると、15名×9時間=135時間。 765円×135時間=103,275円。
103,275円が人権費となります。当日の人件費だけで赤字となる計算です。

当日販売したはちみつです。
ですが、「不可能を可能にする暮らし」で恵みいただきますについて書いた通り、
僕たちは法人との間に雇用契約を結んでいないので、最低賃金を守る義務はないのです。
そして、原材料費のコストも自分たちで生産しているため、それほど大きな数字にはなりません。
なので、このイベントの収支も赤字にはならないです。

準備の段階から試作を重ね、沢山のエネルギーを掛けて創り上げた木の花茶会。
関わっている人の数もお客様の数も決して少ない数字ではありません。
ですが、お金の動きはそれほど大きな数字にはなっていません。
お金では測れない豊かさがあり、それがこの暮らしの魅力となっています。

みんなで集合写真

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ところで、11月17日に、7月~9月期四半期別GDP速報が出ました。
実質年率1.6%減と予想よりはるかに低い数字になっています。
それによりアベノミクスの失敗と阿倍政権を批判する声が高まっています。
経済成長を目標に掲げていたわけなので、確かに今回の出来事は失敗と言えるのかもしれません。ですが、そもそも経済成長を目標に掲げること自体が間違えていると言えるのではないでしょうか?経済成長を目標に掲げる限り、どんな人が政権を担当しても、それは失敗し、批判されることになるのではないかと思うのです。それは「持続可能な福祉社会」で書いた社会状況から伺えることです。

経済成長とはGDP(国内総生産)の成長であり、それは経済の規模を表す数字です。
内容は問いません。病院に通う金額も、壊れたものを修理する金額も含まれます。
そうすると、大きければ良いというわけではありません。
今回の実質成長率減には、企業が抱える在庫の減少(在庫調整)が影響しているという記事もありました。在庫の調整が進むことは好ましいことなのではないでしょうか?
そもそも、環境資源の有限性を考えるとGDPは小さい方が望ましいのではないのでしょうか?

経済の規模を小さくし、多くの人々を幸せにする。

それがこれから求められる暮らしだと思うのです。
木の花茶会はそんな暮らしから生まれたイベントです。

「人間は小さいものである。だからこそ、小さいものはすばらしいのである」

これは『スモール イズ ビューティフル』の中でのE・F・シューマッハーの言葉。

その言葉を実践し、こんなイベントが出来るこの暮らし。
豊かだと思いませんか?










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