木の花ファミリーは、一人一人独立した個人が集まり一つの経済を生み出しています。その暮らしは、とてもユニークで優しく本質的な平等が実現しています。天然循環法による恵みをいただき宇宙を語る木の花ファミリー。お金を通して心を表現していきます。
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経済を通して心を磨き、心を磨くことで新しい経済を生み出す

木の花ファミリーで開催中の1ヶ月間の真学校、昨日(2月24日)は経済の講座が行われ、僕はいさどんと共に講師を担当しました。

僕といさどんです。

一昨日(2月23日)の夜、池上彰緊急スペシャル!!「なぜ世界から戦争がなくならないのか!?」を観て、たくさんのお金が毎年軍需産業に使われ、それにより世界の経済が維持されていることを確認していました。

その映像を受けて講座の冒頭、いさどんは以下のように語りました。

☆彡 ☆彡 ☆彡

今の人間は自然の中にいたら生きていけないようになっています。
人間が作り上げた保護によって人間たちは生きているのであって、生命力が完全に衰えてしまっています。なので、宇宙の仕組みや自然の営みの中で生命力を保つことが困難となっています。例えば、電力が供給されないと人間は地球上から淘汰されるのではないでしょうか?それは本来の姿から考えたら異常なことです。過去の歴史から見ても文明は自然破壊から崩壊しています。文明が自然を無視して発展をするとみんな淘汰されています。そうすると今こそ人類はそのような状態にあると言えます。

過去6億年の間に生命が6回大量絶命したというデータがありますが、今こそアンバランスであり、人類は次の大量絶滅の原因になる引き金を引くかもしれません。それは人間の欲の心から起きています。その欲が自分の生命を維持する以上のものとなっています。これからの時代、自らの生命観の健全さということを考える時代が来ているのです。

人間は本来、考える生き物なのですが、今の人間は考えていません。本能的にお金が沢山ある方へ、自分が得する方へと選択しています。冷静に客観的に自分を捉えるということをなかなかしなくなっています。それは自分の都合のよい人工の環境を作り上げたことによります。もっと生きることが厳しい時代には生命観をみなぎらせ、生きることに真剣だったはずです。その時には人間は生きていく上で、他の生命とのバランスを取ることをしていました。他の生命にそれほど害を及ぼすことはありませんでした。ですが、現在の経済システムな他の生命に大きな害を及ぼしています。

経済は経世済民です。本来、世を経(おさ)め民を救うものです。ですが、今の経済は欲望を追求し、たくらむことで自分の心を汚しているのです。そこには人間の尊厳がなくなってきています。そこまで成り下がってしまったことを見つめると同時にそれを救うのは、豊かさを享受していると錯覚している一人一人の人間が目覚めることです。

☆彡 ☆彡 ☆彡

いさどんの冒頭の言葉を柱とし、講座では、今の不健全なお金の流れを確認し、健全な生命観を取り戻す経済として木の花ファミリーの経済を紹介しました。僅かなお金でみんなが豊かに暮らせるその暮らしは、みんなで共有する心があって初めて成り立ちます。そして、僕らはその暮らしを通して共有する心を日々育んでいるのです。

木の花ファミリーのみんなの意識。お金は誰が持っていてもみんなのものなのです。

社会のルールに合わせたお金の流れです。多種多様な組織、人が集まっています。


講座の最後に、僕は、「環境と響き合って変化していく」で書いているいさどんの言葉を紹介しました。

☆彡 ☆彡 ☆彡

問題が生じている時、問題のないところにいって、みんなで幸せになろうとする。
それは良いことに聴こえるかもしれませんが、とても薄っぺらな話しです。
みんなで幸せになろうとする時、
幸せになるべき人間性があって初めて幸せになるのではないでしょうか?

~ 中略 ~

問題がある時、ただ解決策だけを求める。
それは新しい発想だけ貰って楽になろうとしている姿勢です。
その姿勢が人々を現実から引き離し停滞を生み出しているのではないでしょうか?
そこからは結局新しい発想も生まれないのです。

新しい発想は自分を放棄した時初めて生まれるものです。

~ 中略 ~

木の花ファミリーの暮らしは未来に対して一つの回答を示しています。
ですが、それを解決策として知識として取り入れても意味はないのです。

人は常日頃当たり前のように思考を組み立てています。
その思考は自分の枠内にあります。
知識として取り入れたものはその枠を超えることはありません。
ですが、自分の思考の背後にはこの時代の意志や物語があり、
自分がここにいる意味があるのです。

心を開くことにより、そういうものを織り交ぜて生きていく状態に変わっていく。

それは人間として生きる姿勢の変化であり、この講座もみんなとそんな時間になるように心がけていました。

☆彡 ☆彡 ☆彡

その僕の言葉を受けて、いさどんは以下のように語りました。

☆彡 ☆彡 ☆彡

今より良くなろうとする想いは今があるから湧いてきているものです。
その状況に出会っているということは今までの自分の対する答えとなっています。
その状況を継続させようが向上させようが落ちていこうが、一人一人の自由です。
そのことを世界は教えてくれています。

自分を教えてくれる材料として私たちは生きる中でいろいろな出会いを貰っています。
人はたくさんの要求を持ちます。こういうふうになりたいとかこれは不自由だとか。
それは一人一人、基準、尺度を持っているのです。
その物差しで計ったものを解決しようとすると、解決という道しかありません。
可能性を狭めていくのです。
みんな一人一人の基準によってこの場を裁いています。
その裁いている今の自分の姿が分かれば、人はその基準から解放されます。
だから自分を知る必要があるのです。そこに無限の世界が広がります。

経済ということで僕が言いたいのは、経済は心ということです。
すべてこの世界は心が創っているのです。

☆彡 ☆彡 ☆彡

木の花ファミリーの経済システムは意図して創られたものではありません。
一人一人が心を磨いていった結果生み出されたものです。
心磨きが土台となっています。
僕たちは経済を通して心を磨き、心を磨くことで新しい経済を生み出し続けているのです。

みんなで分かち合う。

お金だけではなく個人の能力も喜びや悲しみ、様々な心も分かち合います。

それは安心でとても幸せな暮らしです(^-^)



人間性が経済を生み出す

今日、2月24日(2月最後の水曜日)はピンクシャツデーと呼ばれているそうです。
 ※2月22日静岡新聞コラム【大自在】より

9年前、カナダの高校で、桃色のポロシャツを着て登校した男子生徒が「同性愛者」とからかわれ暴行を伴ういじめを受ける事件がありました。それを知った2人の高校生が桃色のTシャツを50枚買いこみ、みんなで着て登校しようと呼び掛けました。その翌朝、多くの生徒が桃色の服や小物と自ら身に着けて登校したようです。

いじめへの抗議と傍観者にならない意思を示す行動としてカナダ全土に共感を呼び、それが世界に広がり、ピンクシャツデーといういじめ反対運動に発展していったのです。

一つの行動が社会全体を動かす大きな動きに繋がっていく。
それは上記のエピソードが多くの人々の感情に訴える力を持っていたからでしょう。

最近、僕は行動経済学者ダン・アリエリーさんの記事や動画をいくつか見ました。

人の経済行動は感情の影響を大きく受けています。行動経済学はそれを様々なデータを通して示しています。たとえば「行動経済学から学ぶファンドレイジング」では、5つのトピックをピックアップしていました。以下、簡単にまとめてみますね。


1、人は決定の際に「デフォルト(何もしないでいい初期の設定)」を選ぶ。

(例)ピザの注文

① 生地にのせるトッピングをリストから選ぶ

② 全部のっている前提のピザから、いらないものをクリックして取り除く

→②の方がトッピングの多いピザが注文される。※デフォルトでトッピングされているため。


2、人は周囲に同調する

(例)ホテルの宿泊客にタオルの再利用を促す時、以下の札をおいた場合の実験結果。

① 環境保護のためにタオルを再利用して下さい。 → あまり効果なし

② このホテルの75%の人がタオルを再利用しています。 → 再利用率 20%アップ。

③ この部屋に泊まったお客様の75%が・・・ → 再利用率 35%アップ。



3、行動を決定するのは感情


1)問題が大きく長期化すると関心が小さくなる

(例)ハリケーン・カトリーナや911テロの寄付の方が、エイズやマラリアに対する寄付より多い。


2)物事を統計的にとらえると感情のスイッチが切れる

(例)貧困に対する募金

① アフリカのロキアという名前の子どもの生活が困窮している話をする

② アフリカの貧困問題(統計資料)の話をする

→①の方が、寄付金額が2倍となる。

→①と②両方の話をすると、寄付金額は②よりは多くなるが、①には及ばない。


4、心の中にはいくつか「財布」がある

人の心には「心の会計」と呼べるような、用途ごとに別々の財布がある。

(例)① ローンを抱えている人は貯金が貯まってもなかなかローンの返済には回さない。

(例)② いきつけのカフェが出来ると毎日悩まずにコーヒーを買い続ける。


5、「無料」の魔力

無料が1ドルになった時の不愉快さは、5ドルが6ドルになる時より大きい。


こんなふうに事例を並べると、なるほどと感心させられます。

今、木の花ファミリーでは1ヶ月間の真学校が開催中です。そして僕は、その中で経済の講座を担当することになって、それはピンクシャツデーの今日行われます。その場で行動経済学について話すことを検討しましたが、とりあえず保留にしています。その理由について書いてみようと思います。

感情に訴えかけると一つのムーブメントを生み出すことが出来ます。
そしてそれはピンクシャツデーのように社会を動かす力ともなります。
行動経済学の知識はこんな動きを生み出そうとする時、参考になることでしょう。

ですが、ムーブメントは人間性を変えることはありません。
そして、社会も本質的には変わらないのではないかと思っています。

感動的なエピソードに心が動き行動していく。そんな人々が社会を変えていく。

それはそれで社会に対する大切な働きかけなのだと思います。
ですが、感動した動いた人々はいつまでその心を持続させていられるのでしょうか?
彼らは自分の日常生活に戻った時、その生活はどのようなものなのでしょうか?
必ずしも調和したものではなく、だからこそ世界は変わらないのではないでしょうか?

例えば、キング牧師を中心にした公民権運動は、公民権法の制定に繋がり、アメリカには法の下では人種差別はなくなっています。それは確かに黒人の権利を向上させたのだと思います。ですが、現在でも人種差別的感情を元にした暴力事件や冤罪事件は数多く起きています。

一時の感動に基づいて行動を起こす。

それは感情に支配されている状態とも言えて、別の場面ではその感情が社会に混乱をもたらしているのです。ムーブメントは法律などを生み出しことは出来ますが、それは人々の人間性を変えません。そして、差別や対立などの問題は続いていくのだと思います。

結局は一人一人の人間性が今の社会を生み出しているのです。
なので、真の変化を求めるならば、人間性を向上させる必要があるのです。
それは自らの感情を超えていく取り組みです。

天然循環経済学の誕生!に書いているように、木の花ファミリーの暮らしは天然循環法に基づいて営まれています。天然循環という視点で生活のすべてを貫くことにより、実践から学び、学びをそのまま実践に繋げていきます。それはこの世界の本質である変化をもたらし続けるのです。

経済も同様です。

生活の中から理論を生み出し、理論を生活に繋げていく。
その繰り返しの中で、世界が変化し、自分が変化していくのです。

木の花ファミリーの経済はそんな経済です。

その営みは自分を知り、自分を手放していく心磨きを基本とします。

ここで環境と響き合って変化していくの中で1ヶ月の真学校についていさどんが語っている言葉を引用します。

☆彡 ☆彡 ☆彡

問題が生じている時、問題のないところにいって、みんなで幸せになろうとする。
それは良いことに聴こえるかもしれませんが、とても薄っぺらな話しです。
みんなで幸せになろうとする時、
幸せになるべき人間性があって初めて幸せになるのではないでしょうか?
人間性が高まらない状態で幸せを求めることが社会に何をもたらすのか?
そのことに想いを巡らせてみて下さい。

問題がある時、ただ解決策だけを求める。
それは新しい発想だけ貰って楽になろうとしている姿勢です。
その姿勢が人々を現実から引き離し停滞を生み出しているのではないでしょうか?
そこからは結局新しい発想も生まれないのです。

新しい発想は自分を放棄した時初めて生まれるものです。

- 中略 -

人は常日頃当たり前のように思考を組み立てています。
その思考は自分の枠内にあります。
知識として取り入れたものはその枠を超えることはありません。
ですが、自分の思考の背後にはこの時代の意志や物語があり、
自分がここにいる意味があるのです。

心を開くことにより、そういうものを織り交ぜて生きていく状態に変わっていく。

それは人間として生きる姿勢の変化であり、真学校の目指すところなのです。

☆彡 ☆彡 ☆彡

真学校は正解や解決策となる知識を提供する場ではありません。
そこで提供する知識は世界や自分を見るための題材であり、
それを通して自分を知り変化していくことが目的となります。

そしてそれは僕自身にとっても同様で、経済という話題を通して、
その場の展開に心を開くことで自分を知り変化していくだけなのです。

講師を共に担当するいさどん、そして他のメンバーや受講生。
みんなに心を開いていく。
経済の話題を通してみんなと響きあって変化していく。

その姿勢がみんなと一緒にみんなの経済を生み出し続けるのだと思います。

さて、どんな時間になるか?

とっても楽しみです(^-^)


1ヶ月の真学校受講生のみんなです。




集えば集うほど豊かになる世界

ファミリー通信第84号が発行されました(^-^)

僕も経済について書いています。わーい(*´▽`*)
ファミリー通信に掲載されている文章は文字数の関係で、少し省略しています。
ここには省略する前の文章を載せますね。

☆彡 ☆彡 ☆彡


夢の世界にいるようで元気を貰いました。
食べ物、雰囲気、味、サービス・・・幸せになりますね。食即ち生命ですね。

今月の「恵みいただきます」。スタッフの集合写真です。


これらは木の花ファミリーで月に一度行われる自然食レストラン「恵みいただきます」に参加された方々の感想です。「恵みいただきます」では、毎回200名近いお客様をお迎えし、料理と共に心をお届けしています。それにより人と人とが繋がり温かい空間が生み出されます。

「恵み・・・」で僕はトナカイになっていました。

個人の幸せを追い求めることが当たり前になっている現代社会では、気づかぬうちに人と人との関係が希薄になり、お金はただの数字となっていく傾向を持ちます。そして、多くの人がその数字となったお金がなければ生きていけないと感じているのではないでしょうか?個人の幸せを追い求めることにより関係が希薄となり不安が発生しているのです。

木の花ファミリーの経済はすべてを共有する心から生まれています。個人の幸せよりもみんなの幸せを追い求めています。そんな心がみんなで支え合う経済を生み出し、お金を通して心が伝わる豊かで安心できる暮らしに繋がっているのです。

木の花ファミリーは老若男女約80名が共に暮らす生活共同体です。多くのメンバーが農事組合法人木の花ファミリーの組合員として、お米や野菜などの農産物の生産や販売、コミュニティ体験型宿泊施設の運営などに従事します。同時に、自然療法プログラムや木の花塾などの教育プログラムの提供、地域のニーズを満たす便利屋事業やイベントの開催、古紙回収や国際交流など、木の花ファミリーと連携して様々な社会貢献活動を行っているNPO法人ぐりーんぐらすの事業に協力をしています。どちらの法人とも雇用契約は結ばず、メンバーは一人ひとりが独立した個人事業主として事業に関わります。それは、組織に属するのではなく、自立した個人が自らの意志によって集い、連携しているということです。


そしてそれらの事業によって得られた収入は、役割や能力などに関係なく、みんなで平等に分け合います。また、福祉施設からの依頼を受け、看護師や介護士として働きに出ることで収入を得ているメンバーもいます。このような方法で得た個人資産から、メンバーはそれぞれの収入に応じた生活費を、生活共同体木の花ファミリーへ拠出します。そして、医療費や子どもの教育費、税金や光熱費、日常の消耗品に至るまで、日々の生活に必要な支出はすべて、この共通の生活費からまかなわれます。その額は、一人当たり平均で年間25万円ほどです。みんなで支え合って分かち合う自給自足の暮らしが、少ない金額で不安のない豊かな暮らしを可能にしているのです。

☆彡 ☆彡 ☆彡

この文章で僕が表現したかったことは繋がり合うこの世界の豊かさ、
集えば集うほど豊かになる世界です。

ファミリー通信第84号では、みつばちの生態や介護士のみっちゃんが老人福祉施設で感じたこと、そして歌う天然循環養蜂家ちなっぴが天然循環直観養蜂家いさどんと共に仕事をする中で感じていることなどが語られています。

そこには、大自然の中で、美しい連係を表現するみつばちさん。
そして、地球のためにそのみちばちさんのお世話をするいさどんとちなっぴ。
そして、そのみつばちをモデルとし、赤ちゃんからお年寄りまで個性豊かな人々が集う木の花ファミリーの姿が描かれています。

経済だけではなく、多様な切り口で、
「集えば集うほど豊かになる世界」が描かれています。

是非、読んでみて下さいね。

最後にその豊かな世界の一つ、今月の「恵みいただきます」の写真を紹介しますね。

当日お客様に提供したお料理です。



くじに当たったお客様にはハンドベル演奏と手づくりクッキーをプレゼント(^ー^)



同時開催のたんぽぽカフェでは食養生のプレゼンが行われていました。

サンタさんたちです。


(今の)経済の歴史を振り返る

木の花ファミリーとNPO法人ぐりーんぐらすは共同で、木の花ファミリー通信を発行しています。
最近発行したものは自然療法プログラムを特集していて、とても好評を得ています。
今、次号の発行に向けて用意をしているのですが、僕に執筆の依頼が来ました。
テーマは「木の花ファミリーの経済」です。
そこで前提として産業革命以後の経済について考えてみました。
以下の文章がその内容です。

☆彡 ☆彡 ☆彡

250年前、イギリスで産業革命が起こり、この世界に物質的な豊かさがもたらされました。
現代社会に暮らす私たちはその恩恵を沢山受けています。
ですが、その豊かさは様々な問題も生み出しました。
自分(人間)を自然から切り離し、
自然を機械のように分析することで様々な発明が生まれ産業革命が起きました。
この自分から他を切り離す態度は対人間にも広がり、
個人主義が生まれ、それぞれが個人の幸せを追求するようになりました。

そこではお金が活躍し、今、生活の様々な場面でお金のやり取りがなされています。

「お金がなければ生きていけない」
「お金があればなんでも出来る」

こんな想いから「自分の」お金を求め、
「自分の」幸せを求めている人が多いのではないでしょうか?

一人一人が「自分の」ものを求めると沢山必要になり、
地球環境に多大な負荷をかけることになります。
加えて、「自分の」という気持ちが自分を世界から切り離し、人を孤独にしていくのです。
気候変動などの環境問題、テロや紛争、経済格差や精神疾患などの社会問題は、
今までの人類の結果起きていることであり、今、人類に変化が必要なことを示しています。

産業革命以前、社会にはそれほどお金は出まわっていませんでした。
ですが経済は成り立っていました。
経済とはモノを生み出す活動であり、それを交換、または分け合う活動です。
お金はあくまでそのための道具であり、お金がなくても人は生きていけるのです。


お金から自由になり、必要なものをみんなで生み出し、みんなで分け合って暮らしていく。
お金に関してもみんなのものと見なし、お金を使うことでみんなの暮らしを豊かにしていく。
そんなふうに暮らせたら幸せだと思いませんか?
それが地球と共に生きる次の時代の生き方なのではないでしょうか?

☆彡 ☆彡 ☆彡

今、時代は変化の時を迎えています。
経済についても新しいものが求められています。
木の花ファミリーの経済はそのモデルとなっています。
ファミリー通信ではその姿を紹介する予定ですので、楽しみにしていてください。

新しい時代について直接語り合いたい!と思っている人にはお勧めのイベントがあります。

以下そんなイベントを2つ紹介して筆を降ろしますね。

☆彡 ☆彡 ☆彡

10月31日・11月1日 古代日本と遊牧民族の叡智が融合し、未来を創造する~モンゴルの草原から来た青年の吹きおこす風 ~第1章「大地」



最近、永世中立国を目指すことが伝えられたモンゴル(高知新聞「小社会」参照)。
中国、ロシアと大国に挟まれたモンゴルのエルベグドルジ大統領は
永世中立を旗印にアジアの紛争防止に力を尽くそうとしています。
そこからは国の理性が感じられます。

そのモンゴル出身の若者ムルンくんと木の花ファミリーは、今年の8月に出会いました。
ムルンくんは木の花ファミリーに「天の故郷」を感じ、このイベントは企画しました。
(※出会いの様子は「あわちゃんのウルルン木の花滞在記『お祈り』」をお読みください)

今回のテーマは「大地」。
ムルンくんといさどん、そして参加者が大地をテーマに語り合うことで、
未来社会のあるべき姿を描き、行き詰まった現代社会の突破口を示します。
 ※9月10日に行われた2人の対談は「地球談話を実践する人々」をお読みください。
是非、共に語り合い、希望ある次世代の生き方を地球上に実現しましょう!



11月21日~23日 「地球会議in木の花ファミリー」 ~時代の扉は、既に開いている~



地球談話 ~真の平和を地球にもたらすには」に示されている通り、
真の平和を地球にもたらすために今わたしたちにできることは、
一人一人が広い世界観を持ち、個々の自我を超越することです。

それは精神革命と言えるでしょう。

第9回の大人サミットとなる「地球会議in木の花ファミリー」は、
精神革命が引き起こす次世代の「クニツクリ」の場となっていくでしょう。

是非、共に語り合い、これからの未来を本気で創り上げていきましょう!

世界のお金がみんなのお金になるように。PART.6

10月8日は寒露。地球暦のサイトでは、「取り組んでいる物事を見直し、再確認することで、立ち位置が明確になります。再宣言、再決意する好機。」と書かれていました。


10月8日の朝日です。



そして、その3日前の10月5日。
日米など12ヵ国による環太平洋パートナーシップ協定(TPP協定)が大筋合意に達しました。

※TPP協定については以下のサイトを参照して下さい。
 「環太平洋パートナーシップ協定(TPP協定)の概要
 「TPP合意、早わかりQ&A
 「TPP大筋合意、グローバルに見た影響は?
 「TPPに対する中国の対応
 「日本のTPP交渉はコメで負け、自動車で負けた

TPPは、加盟国において原則として関税を撤廃し、同じルールのもとに貿易を行うための協定ですが、それぞれの国の事情を反映し、関税が残る品目などもあります。それぞれの国に、自国の産業を保護したい品目と輸出を伸ばしたい品目があり、利害の調整が必要となり交渉は難航していたのです。

日本にとっては国内農業の保護や自動車などの輸出促進が大きな関心となっていました。

農産物の中でも特に関心を集めているのはお米で、現在、341円/kgの関税が課されています。これは国内市場価格より高く、他国から観たら、日本へのお米の輸出は事実上不可能でした。ですが、今回の合意で、アメリカとの間で7万トン、そしてオーストラリアとの間で8400トンの輸入の枠(無関税)が設定されました。これで市場に輸入米が出回ることになりますが、政府は同量の国産米を政府備蓄米として国内農家から買い入れ、市場に流通する総量は調整すると言います。

自動車に関しては、日本の輸出額の15%を占め、その中でも特に比率の高いのがアメリカです。ですが、アメリカは自国の産業を守る必要があるため、2.5%の関税が当面残ることになりました。そのことに関しては、「攻めるべきところでアメリカに配慮している」という声もあるようです。

その他、TPPにより遺伝子組み換えの表示が将来的になくなることを懸念する声も目にしました。

不安や期待、それぞれの立場でいろいろな気持ちがあるようですが、
どうなるかは先に行ってみないと分からないのではないのでしょうか?

TPPに関しては、上記リンク先の他、いくつかの記事を読みましたが、多くの記事が日本にとってのメリット・デメリットという視点で書かれていました。そして、それぞれの立場や視点で賛成したり反対したりしています。

自分や自国のように自分に近いものの利益や都合を求める。

人間にはこの姿勢が根強くあります。そして多くの場合、この視点から物事を眺め、現実を経験していくのです。そこに豊かな世界は生まれるのでしょうか?

1週間ほど前、滞りを抱えている僕に対して、いさどんは以下のように語りました。
 (「空っぽへのあこがれ」参照)

☆彡 ☆彡 ☆彡

あなたがもたらす波動、空気はどんなものをこの場所に、
この世界に発していますか?
それが結果、あなたの価値としてどんなふうに積み上げられていますか?
一人一人が真剣にそういうテーマに向き合っていたら、
人が増えれば増えるほど自ずと豊かになっていきます。

でもそこが出来ていないと人が増えれば増えるほど、難しい世界になります。
現代社会のように、人間が、他人のことを考えずに自分のことばかり考えていたら、
人間が集まれば集まるほど難しい世界になるのです。

心を作らなければ、コミュニティの暮らしは出来ません。
なので、多くのコミュニティが崩壊してきました。
そして、やってみて、やっぱり人間には出来ないと勝手に結論づけています。

だけれども、この世界は元々、コミュニティとして創られています。
アダムとイブが禁断の果実を食し、イザナギとイザナミが喧嘩した時から、
人間はコミュニティから外れる道を歩みました。
ですが時代は変わり、人間が繋がらないと生きていけない時代が来ています。
木の花ファミリーの暮らしはその奔りとしてあるのです。

☆彡 ☆彡 ☆彡

TPPには12ヶ国が参加し、今後も増える可能性が開かれています。
それは国(人々)が集まる場所(約束)となります。
TPPの交渉が難航したのは、それぞれが自国の都合を考えているからでしょう。
結果難しい世界を生み出しているのです。

もしそれぞれの国が自らの立場を離れ、世界全体を見渡す視点に立ち、価値を積み上げていったら、そんな姿勢で集まりTPP協定を結んだら、共に豊かな世界を生み出せるのではないでしょうか?

今、地球にはそのようなモデルが求められているのではないでしょうか?

木の花ファミリーの経済は、規模は小さいかもしれませんが、そんなモデルを示しています。「世界のお金がみんなのお金になるように」に書いているように、木の花ファミリーには農事組合法人やNPO法人、そして個人事業主など様々な団体や個人が集まっています。そして、みんなが自分の
お金をみんなのお金と見なし、支え合う暮らしを生み出しています(下図を参照)。




そして、そのお金の流れは市町村や国、世界にも適用できると思うのです(下図を参照)。





国民一人一人が、自分から世界を眺めたら、自分のところにあるお金だけが自分のお金となります。ですが、自分を離れ世界を眺めたら、どこにあるお金もみんなのお金となります。そんな視点に人々が立つことが大切なのだと思います。

昨晩の大人ミーティングでお金のことが話題に出ましたが、いさどんは以下のように語りました。

☆彡 ☆彡 ☆彡

世のため、人のため。大事を大事にしていれば、お金は自ずとついてきます。損得を計算するようなせこい心の元には、せこいお金しかやってきません。お金は血液のようなもので、必要なところには巡っていきます。もしお金が巡ってこないとしたら、それは自分たちが世のため、人のために生きていない証です。その現象から学び自分たちを正せばいいのです。木の花ファミリーは僅かな収入しか得ていませんが、今までお金に困ったことはありません。そして、豊かな暮らしを実現しています。ただ心を大事に生きていればいいのです。

☆彡 ☆彡 ☆彡

TPPの交渉もそれぞれの国が本当に高い志を持って臨んでいたら、
加盟国すべての人々を幸せに導けるものになるのではないでしょうか?

そんなことを言っても、グローバル企業が存在する限り、TPPは彼らの利益となるだけ。

そんなふうに思う人もいるかと思います。
ですが、この世界にグローバル企業を生み出しているのも
私たち一人一人の心なのです。

自分や自分の近いものの利益や都合を求める。

グローバル企業は、人間のこの姿勢をとことん追求した姿を見せてくれています。
それは僕たち一人一人の姿勢の現れなのではないでしょうか?
僕らはグローバル企業の姿から人間を知り、
そして、自分の日々の姿勢を見つめ直す必要があるのではないでしょうか?
一人一人の心が変わり調和したものになれば、
グローバル企業の姿勢も調和したものに変化していくのだと思います。

冒頭に書いたように、暦の上で寒露を超えました。
寒露は再宣言、再決意する好機ということです。

自分を見ていく。そして自分を超えていく。

その決意を再確認し、自分や世界に人が集まれば集まるほど豊かになる世界を生み出していこうと思います。

まだまだの自分ですが・・・

10月8日 朝日を浴びた富士山です。




地球談話(지 구 담 화)を広げる ~韓国編~

今朝の毎日新聞に、韓国が日中両国に、日中韓首脳会談を打診しているという記事が掲載されていました。 槿惠(パク・クネ)大統領は竹島問題や慰安婦問題などを通して強硬な姿勢を取り続け、日本政府を批判してきたが、ここに来て態度を軟化させているようです。
韓国には、日中関係に改善の兆しを受けて、北東アジアの緊張緩和を主導する意図があるようです。

日中韓の3国の関係が改善していくことは望ましいことですが、現実はそう簡単ではありません。

中国は南シナ海全域で管轄権を主張し、南沙諸島に人工島の設立を進めました。そして、それを意識するかのように日本では安全保障関連法案が審議されています。

日本と韓国の間にも竹島問題や慰安婦問題は存在し続けています。

それぞれの国が自国の利益を踏まえながら、互いに緊張と緩和を繰り返しているのが現状で、たくさんの軍備などたくさんの無駄を生み出しています。

村上龍さんは経済合理性という言葉をよく使っています。何かを選択したり判断したりする時、経済の観点から一番合理的な行動をしていくとよいと提案しているのです。

今、経済は、世界中の多くの人々の関心毎になっています。そして多くの人が経済的豊かさを求めています。ですが、多くの場合、それぞれの国の政策、そして個人の行動は経済的に不合理です。なぜ、このような状況が生まれるのでしょうか?

それは自分や自分の家族、自分の国に囚われているからです。
それぞれの立場からは合理的に見えても、全体視点からは無駄が発生しているのです。
本当の意味で合理的な判断をする際には、それぞれが自分の立場を離れる必要があるのだと思います。

地球談話には、真の平和をもたらすために僕たちが出来ることとして、「広い世界観を持ち、個々の自我を超越すること」が挙げられています。人々がその精神状態になった時、平和は自然の訪れるといいます。そいて、この状態になった時、経済合理性も同時に達成していることでしょう。

日本語、中国語英語で紹介してきて「地球談話」ですが、韓国語版も存在します。北東アジアの緊張緩和を主導しようとする韓国の意図が実るよう、この言葉が韓国の多くの人々に届くことを願っています。

地球談話~韓国語~はこちら → 地球談話(韓国語)








世界のお金がみんなのお金になるように。PART.5

ギリシャの金融危機が話題になっています。IMFやEUは金融支援の条件として緊縮財政をギリシャに求めていますが、先日、国民投票が行われ、民意は緊縮財政を拒否しました。

そんなEUやギリシャについていさどんは以下のように語りました。

☆彡 ☆彡 ☆彡


今、EUは中途半端な体制でやっているんだよな。どうせならEU政府を作って、そこで財務省を作ってやればいいのに。通貨は統一しているが、国ごとの経済力が違うから通貨の価値に歪みが生じてしまっているんだよ。

ギリシャの債務にしても、ギリシャ1国でどうするかを考えているから大変なことになっているけれども、EU全体で債務をならせば大してことはないはずだよ。ギリシャの経済規模はそんなに大きくないので。EUは、通貨を統一し経済圏を作りながら、結局、それぞれの国は、自国の国益は守るというようなことをしている状態だよね。そしてギリシャはプライドが高いから、EUからの提案を拒否している。このまま破たんが起きたらいろいろなしわ寄せが発生するんだろうね。だから、みんな、ギリシャに「お前のところはだらしない」と注文を付けている。

でももっと大きな視点でなんでこうなったかを振り返るチャンスに出来たらいいのに・・・と思う。

ギリシャの付けはギリシャの付け。

その発想なら、今までと同じだよね。

EUの中の付けはみんなの付け。

そういう発想になった時に、EUの本当の価値が出て、EUは世界が一つになっていくきっかけとなれるんだよな。

☆彡 ☆彡 ☆彡


公務員の数が多かったり、贅沢をしていたり、プライドが高かったりとギリシャには問題が多々あるのだと思います。

それを外部から批判し指導するのではなく、EUもそれぞれの国々が自分たちのこととして捉え関わった時、ギリシャに人々にも変化が生じるのではないか?

そんなふうに思います。

『世界のお金がみんなのお金になるように』にも書いていますが、木の花ファミリーでは、みんなのお金がみんなのために使われます。なので、誰がお金を持っていても同じで、必要なところに必要だけ使われます。

自分だけで生きようとすると、将来の備えが必要になって余分なお金を蓄える必要が生じるのでしょうが、みんなで生きていけば、自分でお金を蓄える必要はなくなります。誰がお金を持っていようが、みんなにとって必要なことに使われていくだけなので。

今はそんな世界に向けての過渡期にあって、ギリシャのこともそんな流れで起きているのでしょう。みんなで今を乗り越え、わくわくする世界を創っていきましょう!

木の花ファミリーのみんな。


天然循環する暮らし(経済)

4月25日、木の花ファミリーにて月に一度の食事会「恵みいただきます」が開催されました。今月は「信州手打ち蕎麦と山菜ちらし寿司」をテーマに200名以上のお客様を迎え豊かな時間を過ごしました。(当日のお客様の感想はこちら→木の花ファミリーこの話!


お客さまに提供した料理です。

毎月たくさんの準備を重ねて当日を迎える「恵みいただきます」ですが、この「恵み」の意味についていさどんは以下のように語っています。

☆彡 ☆彡 ☆彡

「恵み」とは生きることそのもの。人間は何かを貰った時やご利益を得た時に「恵み」と考える傾向がありますが、人は生きることにより物事を認識していきます。その認識こそ「恵み」です。先にこの世界があり、自分という個性が組み合わさります。一人一人個性的な眼鏡でこの世界を認識していきます。人間は他の生命とは違い自由が与えられ、自己実現の願望を持ちます。そして広い視野を持ち尊く生きることも出来るし、狭い視野に陥り地獄を生きることも出来るのです。それらすべてが恵みです。

☆彡 ☆彡 ☆彡

人々の認識は初めての体験に出会うことで変化していきます。「恵みいただきます」はお客さまにそのような体験を提供することを常に目指しています。お客さまの想像を超えた料理や空間、人々の空気・・・。それは理想の世界であり未来の世界です。

思い返すと僕も、初めて木の花ファミリーを訪れてみんなと食事をした時、その料理の素晴らしさ、そして、その場の空気にとても心を動かされました。とても懐かしい感じがしましたが、それは初めての体験でもありました。魂の故郷に生まれて初めて出会った。そんな体験でした。
(※僕が食事をしたのは「恵みいただきます」ではありませんが・・・)

お客さまに多くの感動を与える木の花ファミリーの食事。それは天然生活の暮らし(経済)から生まれています。

カタカムナに出会うことによって、僕たちは自然循環と天然循環の違いを知りました。今、目指すべき社会の姿として循環型社会という概念があります。循環型社会を語る時、人々は資源の循環など物質循環に注目して語りますが、物質循環だけでは、生命エネルギーはいずれ枯渇してしまうのです。それは、熱力学の第2法則(エントロピーの法則:エネルギーは均質になっていく。熱湯+氷=ぬるま湯)に示されている事実でしょう。この状態が自然循環です。

エントロピーは増大し、エネルギーは均質になっていく(特徴がなくなり、無秩序になる)。

自然界(宇宙)はそのような法則で動いていると想定されますが、生命活動など一部の分野では、エントロピーが縮小し、複雑さを増していく(特徴を持ち、協調的に振る舞うようになる)のです。それは生命が外部にエントロピーを散逸させるからなのですが、生命はその繰り返しの中で次第に”揺らぎ”古い構造を捨て、新しい構造に変化していくのです。

生命を進化させるエントロピーの散逸。では生命はどこにエントロピーを散逸させているのでしょうか?

きっとそれが天であり、無限にエントロピーが拡大し続ける世界であり、無限の「ない」世界なのです。地球も生命です。地球も天(宇宙空間)にエントロピーを散逸させることにより成り立っています。無限の「ない」世界の支えられたエントロピーの縮小。それが天然循環です。

つまり、自然循環では世界のエントロピーは増大し、そのエネルギーは特徴をなくし無秩序になっていきます。ですが、天然循環では、世界はエントロピーを縮小し、エネルギーは個性を発揮し、協調的に振る舞うのです。

ここに今の社会の行き詰まりを解く鍵があります。

2ヶ月前の話になりますが、NHKのドキュメント72時間「金券ショップで掴む幸せは」をファミリーのみんなで観ました。番組では金券ショップに訪れる様々な人々が描かれていました。金券はいらない人から必要な人へと循環されていきますが、人々を繋ぐことはなく、人は自分の世界に閉じこもっていきます。どこか無機質な世界が展開される。これは自然循環であり人々の生きるエネルギーはいつか枯渇するのではないかと思うのです。

天然循環は天にエントロピーを散逸させます。それは人々を外に開かせ、繋がりを生み出します。循環を通して人々が繋がっていくのです。「恵みいただきます」では、自然からの恵みを収穫し、調理し、お客様に提供します。それを通して、人と人、人と自然を繋げていくのです。人々が語り合う豊かな会場がそのことを物語っています。繋がりを生み出す循環。それが天然循環です。そして、その繋がりを生み出すために欠かせない存在が天であり、無限の「ない」世界です。自分を手放し天に意識を向けることにより、エントロピーは天に散逸し、個性が花開き調和した社会が実現していきます。その雛形が木の花ファミリーであり、「恵みいただきます」は多くの人にその「恵み」を提供する機会になっているのです。

以下、当日の写真を何枚か紹介しますね。

手打ち蕎麦。大きなかき揚げが乗っかっています。

蕎麦職人のやじおさん
山菜ちらし寿司です。

会場の様子です。
外では苗も販売していました。こちらから注文も出来ますよ。
まりちゃん手づくりの麻ふんどしも販売しました。色鮮やかです。
恵み終了後はファミリーのみんなでお食事です

世界のお金がみんなのお金になるように。PART.4

中国が主導するアジア・インフラ投資銀行(AIIB)の設立が話題になっています。イギリスやドイツなどのヨーロッパ諸国、韓国やオーストラリアを含む57ヶ国が参加を表明しているのに対して、日本とアメリカは静観しています。アジア・インフラ投資銀行とは何か?これからどんな存在になっていくのか?そのことを考えるために以下の記事を読んでみました。

「AIIB」は習政権の頼みの綱:急降下する中国経済-高村悟

誤算AIIB、もう一つの背景を考える

日本はAIIBに金を出さずに人を出せ。

アジア・インフラ投資銀行に米国が参加すべきなのか-岡崎研究所

AIIBへの参加問題を考える

続・AIIB問題~現実的対応を考える

AIIBに参加するには国民一人当たり3千円負担する必要がある!

現在、世界の金融秩序は、世界銀行(総裁は欧州から選出)と国際通貨基金(IMF:総裁はアメリカから選出)が中心を担っています。世界銀行が途上国への開発資金援助を担い、国際通貨基金は経常収支が悪化した加盟国に対して融資と指導を行っています。世界銀行、国際通貨基金ともに出資比率1位がアメリカで意思決定に大きな力を持っています(日本は出資比率2位)。そのため2010年、国際通貨基金では、新興国の出資比率を引き上げる改革案が承認されたのですが、事実上の拒否権を持つアメリカ議会の反対でとん挫していると現状があります。

アジアに目を向けると、アジア・太平洋の経済成長及び経済発展を助長するためのアジア開発銀行(ADB:歴代総裁はすべて日本人)がありますが、出資比率は日本とアメリカが共に15.7%で1位となっています。

このような現状の中、アジア・インフラ投資銀行が設立されようとしています。その目的としては、中国の市場拡大、中国元のドルに対する挑戦などが言われています。世界銀行やアジア開発銀行は、融資の際、相手国と政策協議や環境社会配慮などの審査に時間をかけています。そのため融資を受けることが出来ない事業も多々あるようです。アジア・インフラ銀行では、その基準が下げられる見通しになっています。中国は、そうすることにより、アジアにある膨大なインフラ需要を満たそうとしているのです。

マスコミの中には、アジア・インフラ投資銀行の融資によって実施されるインフラ事業に日本が参加出来ないことを懸念する論調もあります。ですが、中国の農村部はまだまだ貧しく、世界銀行では第4位、アジア開発銀行では第2位の債務国となっています。そして、経済成長のスピードも鈍化しています。中国経済は行き詰まりつつあり、その突破口としてアジア・インフラ投資銀行を設立している面もあります。そのような状態の中、積極的な融資を進めることにより、アジア・インフラ投資銀行は、大量の焦げ付きを抱えるようになる可能性もあるのです。この視点に立つと参加しない方が得策という結論になるのです。

経済圏を広げようとしている中国は今、シルクロード経済ベルトと21世紀の海のシルクロードの2つを包含する「一帯一路構想」を掲げています。アジア・インフラ銀行はそのための資金源であり、その他、シルクロード基金も設立しています。そして今、構想を進める第一歩としてパキスタンへの支援を決定しました(「中国、シルクロード構想を本格始動」より)。

加えて、今ジャカルタで行われているアジア・アフリカ会議(バンドン会議)開催60周年を記念する会議でも中国は影響力を高めようとしています。今回の会議は、「世界の平和と繁栄を推進する南南協力の強化」をテーマにしていますが、中国は最大の途上国としてここで存在感を示し、会議出席国にアジア・インフラ投資銀行への参加を呼びかけるようです(「バリトン会議:構図変容」より)。

積極的に経済圏を拡大していこうとしている中国ですが、それは、自国の利益(経済発展)を考えてのことであり、世界全体のバランスを考えて政策を決定しているわけではありません。そして、それはアメリカや日本も同様で、お互い自国の利益を考えて駆け引きをしているのが現状でしょう。

世界全体で地球1.5個分必要となっているエコロジカルフットプリント『生きている地球レポート2014』より)。そして昨年11月に出された気候変動に関する政府間パネル(IPCC)5次評価報告書。データは、地球環境が危機的な状況に陥っていることを示しています。それなのに各国はまだ経済成長を求め、利権争いをしている状況にあります。このままでは共に滅んでしまうこともあり得るのではないでしょうか?

なぜ、各国は自分たちの利益を追求し、経済成長を求める必要があるのでしょうか?地球環境の危機的状況が分かっていながら、それを止められないのはなぜなのでしょうか?それはお互いに対する信頼がないからだと思います。すべての国が世界全体のバランスを考えて、世界を良くするためにお金を使っていく。世界の国々がそのような実践をし、お互い信頼し合うことが出来れば、世界のどこにお金があっても問題はないはずです。信頼関係に基づきお金を循環させる時、世界のお金がみんなのお金になり、無駄な開発や消費がなくなり、世界全体を豊かにしていくことが出来るはずなのです。

世界銀行や国際通貨基金は、その扱うお金がみんなのお金となった時、はじめて潤滑油として人々を幸福にしていけるのだと思います。現状だと、人々を幸せにしているのかは疑問です。今の融資は途上国を苦しめている面もあるのです。1970年途上国の債務残高は700億円でした。それに対して、1980年から2007年までに7兆1500億円(700億円の102倍)の返済をしています。ですが、2007年の債務残高は3兆3600億円(700億円の48倍)に達しているのです(『債務・貧困・格差に関するデータ2009』CADTM参照)。途上国はたくさんのお金を返済しているのに、借金は増えていく一方なのです。

みんなでみんなのお金を使ってみんなが幸せになっていく。

僕たち木の花ファミリーの暮らしはその実践例となっています。80名近い人々が共に暮らしていますが、お互いに信頼し合っているので、誰がどれだけお金を持っているかなど気にしていません(『世界のお金がみんなのお金になるように。』を参照)。すべてのお金は自分たちの暮らしを維持し、社会や地球環境を良くするために使われていきます。僕たちは、大きな安心感の中、心豊かに暮らしているのです。

ではなぜ、そのような暮らしが可能なのでしょうか?

その暮らしを可能にする実践。それが心磨きなのです。僕たちは日々、自分に起きる出来事を心の顕れとして受け取り、自分を正し、自分の主張を手放していきます。そうすることで自他の区別を超えて人と自然と調和した心を育んでいるのです。

最近の大人ミーティングでは、僕たちは艮(うしとら)の金神(国之常立大神)さまの物語を共有しています(この内容は次回の木の花ファミリー通信に掲載される予定です)。金神さまは日本神話に登場する地の大神様です。金神さまは自由気ままに振る舞う八百万の神々に対して、世を乱さぬようにと掟を厳しく説いていました。その厳しさのために、八百万の神々に疎まれ、一度、艮(東北)の方角へ退かれたのです。この時、天の大神さまは以下のように金神さまに伝えています。

「いつか必ず世が立ちいかなくなる時が来る。その時再び現れ、この世界を立て直して下され」

世が立ちいかなくなる。今がその時と言えるのではないでしょうか?今年の1月31日、富士浅間木の花祭りにて僕たちはこの金神さまの復活を演目に加えました。そして、心磨きの大切さを再確認し、世の為人の為に生きる決意を深めました。

金神さま@富士浅間木の花祭り

金神さまは地の大神さま、つまりは地球です。これは地球の物語であり、地球に暮らすみんなの物語です。大きなスケールの物語を共有すること。そのことも人々を結びつけます。

今、地球環境は危機的な状況にあります。それは人々が自らの利益を追求してきた結果でしょう。それが国々の経済政策にも現れています。ですが、金神さまが復活し、人々が心磨きをすることで世界は立ち直るのです。その時にはまったく違った経済政策が生まれ、世界のお金はみんなのお金となりみんなを幸せにしていることでしょう。これは希望の物語。

最後に木の花祭りでの金神さまと翁の問答を紹介しますね。

艮の金神と翁の問答

翁   伊勢天照皇大神 熊野権現 富士浅間 ところは当初の氏大神。木の花の佐久夜の御庭におわします、金色(こんじき)の尊き姿の御身は、どなた様にてござりましょう。

金神      この方(ほう)は、艮の金神と申す。
時いよいよ来たれり。この度は、地球(くに)最後の天意転換(たてなおし)。一度に清める神幽顕の三千世界(みちよかい)。 汝らの宇宙(うつ)、光一つ上ぐる仕組み。今の世は「我よし、力よし」の獣の世、蛇の「あやま知」支配する、穢(けが)れ逆巻く魔釣りの世。

          艮の金神とはいかなるお方にてござりましょう。

金神      この方(ほう)は、宇宙(うつ)を創りた元つ神。こ度の宇宙(うつ)の天意転換(たてなおし)、始原(はじまり)の、時より決まりてありた事。この方隠れている間、「我よし」「あやま知」逆巻いて、神が息の出来ぬほど、穢(けが)れ汚れたこの世界、最後の最後の大仕上げ。この方再び現れたなら、光に穢(けが)れ混じること、適(かな)わぬ世となるべきなり。古き仕組みに変わりたる、新たな仕組み始まれり。
縁ある御魂引き寄せて、掃除洗濯 済みしものより、神の使える器となりて、こ度の尊き天意転換(たてなおし)、汝らご用に使うてやる。

          一度はお隠れなされた御身が、再び現れ出(いで)ると申されるか。

金神      いかにも。この世は逆さまじゃ。どうにもならぬ者どもを、今から改心させるため、世の中ひっくりかえすぞよ。これからは、神人(かみひと)、天地が一体の「弥勒の世」が始まるぞ。
故に皆々様、御魂磨いて下されよ。御魂磨かずおられては、使えるものにはならぬぞよ。
神多くの人民の、御魂目覚めて欲しいのぞ。汝ら皆々大切な、地球(くに)の日月の神々じゃ。
一なる花を二の花へ、二なる花を三なる花へ、大和の御魂を呼び覚まし、腹にまことを据えるのじゃ。
この心、天教山より日の本の、隅々にまで広げるぞ。汝らその役、引き受けられい。

          引き受けましょう。我らこれより「弥勒の世」、創らんがためありましょう。

金神      皆々様、いよいよ金神動くぞよ。さすればこの世、嬉し嬉し、愉し愉しの世となりて、真(まこと)の世が花開く。皆々笑え、愛し合え。真(まこと)次々現れくるぞ。
あっぱれ、あっぱれ、富士は晴れたり、日本晴れ。
(まこと)の神が現れる。神人(かみひと)共に現れる。弥勒の世の幕開けじゃ。

(まこと)の真釣(まつ)り始まるぞ。新たな時代へ、船出の時じゃ。幕開け祝い踊ろうぞ。

みんなで祝い踊っています。





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