僕らは時の遊牧民

中国は南シナ海にある南沙諸島の領有権を主張し人工島の造成をして来ましたが、
10月27日、米海軍のイージス駆逐艦が人工島の沖合の巡視活動を行いました。
これにより米中間の緊張が高まる可能性が話題となっています。
 ※「米イージス艦 南シナ海へ侵攻」参照
 ※「米海軍、中国の出方試す 南シナ海の領有権問題」参照

そんな中、木の花ファミリーには、中国内モンゴル自治区出身のムルンくんが訪れています。
そして、昨晩の大人ミーティングでは、
10月25日に放映されたNHKスペシャル「新・映像の世紀」を一緒に観ました。

第一集は第一次世界大戦の映像でした。
アーカイブの整備や情報公開の流れで
未公開映像がどんどん発掘されるようになっているようです。
戦場の様子がそのまま描かれていて、
こういう映像が表に出ることに時代の流れを感じます。

※2012年12月21日 太陽系は銀河の冬至を迎え、今、時代は光へと向かっています。

今回観た第一週は「百年の悲劇はここから始まった」というサブタイトルが付けられています。

当時、ドイツの天才科学者、フリッツ・ハーバーは毒ガスを発明しましたが、
それは第二次世界大戦のホロコーストに繋がり、
ベトナム戦争の枯葉剤など、現代の科学兵器に繋がっていきます。

ロシア革命を成し遂げた共済主義国家を樹立したレーニンは、
ロシア国内で20万人の処刑をしています。
その恐怖政治は現代のロシアにも繋がっていきます。

オスマントルコ帝国を壊滅させることを目論んだイギリスは、
トルコ戦協力(ファイサルによるアラブ反乱)を条件に
アラブ人居住地の独立支持を約束しました。
その一方で、フランス、ロシアとオスマントルコ帝国の分割を約束し、
ユダヤ資本を目的に、ユダヤ人にはパレスチナ入植を認めます
この3枚舌外交が現代のパレスチナ問題に繋がっていきます。

こんなふうに今、世界で起きている様々な問題の種は、
第一次世界大戦まで遡ることが出来るのです。

そしてもっと言えば、現代の問題は、
産業革命、そしてそれを生み出した近代科学の思考まで遡りことが出来ます。

17世紀、デカルトが「我思う、故に我あり」と宣言した時、
精神(自分)は肉体から独立し、肉体を含めた自然を機械のように見なします。
そして、自然を詳細に分析することで近代科学が生まれ、産業革命に繋がります。
それは、自然を自分から切り離した対象と見なし、
それを征服していこうとする態度となっていきます。

そこには人間と自然の対立が存在します。

そして、フランス革命やアメリカ独立戦争などの市民革命。
これらは人間に自由をもたらしましたが、その過程で王や支配者との戦いがありました。

そこには支配者と市民との対立があります。

時代は下り、社会主義国家を生み出したロシア革命。
みんなが平等な社会を生み出す共産主義ですが、その奥には権力闘争に思想があります。
労働者が資本家を打倒する労働者革命の思想があるのです。

そこには労働者と資本家の対立があります。

産業革命、市民革命、社会主義革命。

17世紀から今日まで起きた社会の進歩は、その奥に対立の心を抱えているのです。
その心は争いの種となり、戦争という極端な形となって現れたのではないでしょうか?

今、求められているのは、調和の心に基づく精神革命なのです。

一人一人が広い世界観を持ち、個々の自我を超越すること。

地球談話~真の平和を地球にもたらすには」に描かれている、
この姿勢こそが新しい時代の人々の姿となっていくのでしょう。

ここまでが僕が考えたこと。

大人ミーティングでは、この映像をきっかけに、
ムルンくんの遊牧民族の話や文明周期説の話、
「あわりーぬ」のブログに書かれている地球カレンダーなど
多岐の話題についた話をしました。

地球の誕生から現代までを1年に換算すると、
産業革命は12月31日の23時59分58秒に起きています。

産業革命後の時間はたったの2秒。
ですが、この2秒間で育まれた思考が社会を覆い、
それがすべてになっていないでしょうか?

例えば、「お金がなければ生きていけない」と思っているとしたら、
それは、産業革命以後の価値観に囚われているからだと思います。
 ※「(今の)経済の歴史を振り返る」参照
 ※「(今の)経済の歴史を振り返る(続き)」参照

もっと遡って地球視点、宇宙視点を持てば、お金は必要ないですよね?

そして、その話の発展させたいさどんは、

「みんな生まれた時から自分だから、自分の発想がすべてだと思ってしまう」

と話を続けました。

自分は、たくさん存在する人のうちの一人に過ぎないんだよね。
そういう位置にいけば、僕らは自由になれます。

僕らは時の遊牧民です。

 「時代の遊牧民」

遊牧民が季節の移り変わりによって適切な場所に移動していくように、
僕らは時代の流れを読んで、それを楽しんでいくのです。

すべては時代が生み出しています。

例えば、先に紹介したデカルトは、
自然から魂を抜き機械にように見なす冷たい思考を生み出しました。

この冷たい思考、実は熱い情熱から生まれています。

デカルトは夢で新しい学問を打ち立てる啓示をうけます。
その夢の内容は圧倒的で強烈な印象をデカルトに与えます。
そして、新しい学問の構築に情熱を捧げ、「我思う」の思想が生まれたのです。

時代がデカルトを通して近代科学の基礎を生み出した。
そんなふうに思えませんか?

そして今、時代は変化の時を迎えています。
それは星の動きや歴史の周期が教えてくれています。

「新・映像の世紀」のように様々ことが明らかになり、
地球は光へと向かっています。




冒頭の中国とアメリカの対立もそのような時の流れの中で起きています。

それは何を示しているのか?
そして、内モンゴル自治区や日本、世界の未来は?

時代の流れを読んで、それを楽しんでいきたい方には以下のイベントがお勧めですよ。

☆彡 ☆彡 ☆彡







ムルンくんは木の花ファミリーに出会い「天の故郷」を感じ、このイベントは企画しました。
(※出会いの様子は「あわちゃんのウルルン木の花滞在記『お祈り』」をお読みください)

今回のテーマは「大地」。
ムルンくんといさどん、そして参加者が大地をテーマに語り合うことで、
未来社会のあるべき姿を描き、行き詰まった現代社会の突破口を示します。
 ※9月10日に行われた2人の対談は「地球談話を実践する人々」をお読みください。
是非、共に語り合い、希望ある次世代の生き方を地球上に実現しましょう!






真の平和を地球にもたらすために今わたしたちにできることは、
一人一人が広い世界観を持ち、個々の自我を超越することです。

それは精神革命と言えるでしょう。

第9回の大人サミットとなる「地球会議in木の花ファミリー」は、
精神革命が引き起こす次世代の「クニツクリ」の場となっていくでしょう。

是非、共に語り合い、これからの未来を本気で創り上げていきましょう!








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