豊かな人間性を育み、結果、世界を豊かにしていく。

少し前の話ですが、3月8日、木の花ファミリーメンバー&真学校生30名ぐらいが長野県の皆神山に行きました。僕は現地には行っていませんが、それが特別な体験であったことは帰ってきたみんなの話や様子から伝わってきました。
※皆神山については天下泰平ブログ世界最大のピラミット「皆神山」を参照して下さい。

その皆神山にて、ようこちゃんといさどんは以下の会話を交わしたそうです。

☆彡 ☆彡 ☆彡

ようこちゃん

皆が神としての自分に気付く山。でも本来、神社はそういうものなのだろうね。神殿に向かって神様に何かをお願いするのではなく、人間は神社という場に行くと、「実はわたしたちはこちらの神の側にいるのだった!」と気付くことが本来の神社の目的なんだよ。

いさどん

神社には「鏡」があるからね。己が鏡に映ったら、実は神殿側から人間界を観ていることになる。

☆彡 ☆彡 ☆彡

自分の外に特別なものを見出し、そこから何かをもらおうとするのではなく、
自分自身の特別さに気づき、そして自分自身を磨いていくことが大切になる。

そんなことを思っている時、二人の会話を聴いてとても印象に残りました。

自分の外に特別なものを見出し、そこから何かを貰おうとしたり、そこに依存したり・・・

人物や場所を含め、その対象にはいろいろなものがなりえます。

5月3日に施行から69年を迎えた日本国憲法もその一つなのではないでしょうか?

7月に参議院選挙を控え、憲法改正が話題になる中、
NHKのクローズアップ現代+でも憲法について取り上げていました。
 ※「密着ルポ わたしたちと憲法

番組では改憲派、護憲派、それぞれの立場の人たちを交互に紹介していました。

(改憲派)
北朝鮮や中国など周辺の状況が緊迫しているので、9条を変えていく必要がある。

(護憲派)
9条が抑止力になって日本は戦争に巻き込まれずに済んだ。9条は守る必要がある。

などなど。

それぞれの立場の人には言い分があり、それは真剣に考えた結果なのだと思います。
ただその思考はそれぞれの立場(視点)に固定しているように感じました。

憲法を変えたら(憲法を維持すれば)日本を守れる。

というように先に憲法が来てしまっているのではないでしょうか?

ですが、大切なのは平和であり、そのために憲法議論があるはずなのです。

憲法は確かに大切なものなのですが、
それを特化し、それに依存する態度は違うと思います。
それでは一人一人の人間性は育つことがありません。

一人一人が平和な人間性を育み、それが平和憲法に顕されていく。

それが本来あるべき姿であり、そうでなければ、憲法で平和を謳っても意味がありません。

今、世界は平和と言えるでしょうか?

そして未来はどうなるかは誰にも分かりません。

ですが、番組に登場する人々は自分の思考の延長に未来を見ています。

(改憲派)
軍隊を持たなければ、これから日本を守ることは出来ない。

(護憲派)
軍隊を持ったならば、日本は世界の紛争に巻き込まれ危険になる。

などなど。

それぞれの立場から別々の未来を見て交じり合うことがありません。
不確定な未来に固執し分かり合えない状態です。
その先に平和な世界が生まれるのでしょうか?

改憲、護憲。

どちらかの立場に立つのではなく、自由な立場で世界や平和について考えていく。
その時、本当に相応しい憲法の形が見えてくるのではないでしょうか?
世界が平和になるならば、憲法はどのような形になっても良いはずです。

シリアを初め、今、世界各地で内戦や紛争が起きています。
そして、昨年末からフランスやベルギー、トルコなど様々な場所で大きなテロが起きています。
これら世界で起きていることは一人一人の人間の心の顕れです。

この世界は「鏡」であり、みんなが映しあって創られていくのです。
ですから一人一人がそこから自分を知り、自分を改めることで世界は変わっていきます。

結果ばかり求めても、求める結果は生まれません。
結果を求めるのではなく、結果から自分を知り調和に向けて自分を変えていくのです。

一人一人がその姿勢になった時、この世界に真の平和が訪れるのだと思います。

憲法記念日の5月3日。

木の花ファミリーでは田楽祭田植え祭りが行われました。

田楽祭は豊作を祈る行事ではありますが、これも豊作という結果を貰おうとするのではなく、
その結果に至るような人間性を育み、日々を送ることが大切なのだと思います。

豊かな人間性を育み、結果、世界を豊かなにしていこうと思っています(^-^)

最後に、田楽祭当日の写真を紹介しますね。



















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