時は遡り、2009年2月16日。学校事務職員として働いていた僕は、こんな文章を書いています。
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人間の心の顕れがすなわち地球の心の顕れ。
地球は(自然は)調和的であると共に利己的でもある。
「種の保存」という言葉はそれを表している。
それぞれが利己的なんだけれども、生態系という大きなバランスの元、
調和が保たれている。
それが地球。
人間は意識を持つことにより、そのバランスを超える力を持った。
だから利己的な面が際立つようになっている。
でもこれはそもそも地球が持つ一側面。
地球の意識が利己的な面を増幅させた。
それが人間の行動に顕れている。
でも今、地球は成長しようとしている。
バランスを超えた力を持ちながら、調和を保とうとしている。
それが人間の意識にも作用している。
そして今、エコビレッジを創ろうという動きが加速しつつある。
これが今の僕の世界観。
そして、僕は地球という大いなる存在の声を聴く必要がある。
天に身を委ねる必要がある。
とらわれない心。自由な心。軽やかな心。
何かを所有する気持ちを手放す。
そんな生き方をする時、今の仕事を続けることは出来ない。
僕の言葉がうそになる。
だから仕事を辞めようと思った。
でも、2010年3月は遅すぎる。
そこに計算が働いている。
給料、有給休暇などを計算している自分がいる。
もうこの時点で僕の言葉はうそになる。
先日、カードリーディングをしてもらった。
必要なカードでVacationが出た。
Vacation。空っぽになること。
他に必要なことは高い意識を持ち直感を信じること。
答えは明らか。
僕はこの3月で仕事を辞める。
今日、たまたま実家に帰ったので、両親にはその気持ちを伝えた。
そして、明日、僕は退職届を出す。
僕の言葉がうそにならないように・・・
「木の花ファミリーへの移住を決めた時」より(少し修正)
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10年前、「僕が」矛盾のない生き方をするために、「僕の」言葉がうそにならないように、僕は木の花ファミリーに移住しました。そんな僕がここ数か月、「僕の」正しさ、「僕が」正しくあることに囚われることで、ここ数年語ってきた言葉をうそにしてしまいました。
2014年11月に書いた「僕といさどんと木の花ファミリー」で紹介しているプロジェクターのスイッチがつかないエピソード。このエピソードを受けて僕はこんなふうに書いています(いさどんはジイジの当時の呼び名です。)
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僕はテレビを観ていなかった。テレビを観ていたのはいさどん。
プロジェクターをつけようとしたのはあくまで良心。
いやだな~と想いながらも他に動く人がいなかったから動いた。
それなのに怒られる。なんなんだよ。
心の中ではそんなふうに思っていました。でもそのままにしました。
いさどんに怒られたのにそのままにしている僕。
そんな僕に対して疑問を感じるメンバーが僕に話しかけてきます。
「いさどんが怒るからには何か意味がある」と伝えてきます。
僕はさらに理不尽に感じていきます。
ですが、いさどんはプロジェクターのスイッチをつけるコツを知っていたのです。
いさどんは始めそれを僕に説明しようとしました。
ですが、僕の頭は「出来ない」という苦手意識でいっぱいで、
その言葉が入る状態ではありませんでした。
そんな僕の意識状態に対していさどんは怒ったのです。
もし僕が自分の正当性を主張したら、
(世間の)多くの人は僕の言葉に耳を傾けたのではないかと思います。
なぜなら表面で起きている出来事だけを見ていたら、僕は被害者にも見えるので。
そして、僕はみんなに正しいと認めて貰います。
でも、その先に何があるのでしょうか?
優越感に伴う自己主張の心が育ち、
それは新たなる対立を生み出すのではないでしょうか?
虐げられた状態から逆転し見返す。
僕の無意識はこんな物語を好んでいました。
そのため僕は虐げられる状況を自ら創り上げてきました。
自分で自分を苦しめることになります。
僕の正当性が認められた時、僕は喜びます。
ですが、それはその不調和な心を強化していくのです。
これは僕だけの問題ではありません。
この僕の不調和な心が世界で起きているテロリズムに波動として繋がっていきます。
そして、悲しみの連鎖が続いていくのです。
いさどんはそんな僕の心にメスをいれてくれたのです。
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この時、ジイジは正しいことを僕に伝えてくれました。ですが、仮に僕が正しかったとしても、僕の姿勢には大きな問題があります。自分が正しいか正しくないか、その視点に囚われると世界が狭くなります。その正しさが世界に何をもたらしているか?そのことが見えなくなります。この世界の中で「自分が」正しくあろうとしたり、「自分の」悟りを求めることは、結局、自分のことしか考えていない姿勢の表れなのです。
僕がジイジから「自分のことばかり話しているね」というフィードバックを貰った日、ロータスランドではお話会が開催されましたが、そのプレゼンではこんな言葉が紹介されています。
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今のように、人間が自分のことしか考えず
この世界に生かされているにもかかわらず
宇宙はおろか自然のことも考えない時代には、
宇宙や自然は人間たちに、困難という形でメッセージを送っています。
そのような時代に大切なことは、
つながり合い、自らの意思を他者に伝え、意見を聞き、
互いを認め合い、絆を結び、調和し生きていくことです。
それが次の時代を創り、良い地球創りとなるのです。
これからの時代を生きる人々は、命を大切にし、争わず
大調和を表すのが、時代から与えられた使命なのです。
それが本当の大和魂なのです。
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言葉がうそにならないように。
目指すのは、「僕の」悟りではなく、人類の悟り(差取り)であり地球の悟り(差取り)であり宇宙の悟り(差取り)。
自らの未熟が失敗に繋がると、心と身体が固まって、自分の成長を求めます。失敗がないように。その心が囚われとなり、固まった心が失敗を生み出し続けます。だから、しなやか心と頭と身体を育んでいこうと思っています。自らの未熟が失敗を生み出しても、それが繋がりの中で生かされていけばいいのです。
目指すのは、「僕の」悟りではなく、宇宙の「悟り」。すべてが繋がりの中で生かされる世界なのです。
5月19日 蠍座満月です。 |
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