一人一人の手の中にすべてがある。

昨夜の大人ミーティングでは「客観的視点を育む」をシェアしました。
その時、いさどんは以下のように語り出しました。

☆彡 ☆彡 ☆彡

選挙には沢山のお金が必要となります。
そこで立候補する人にはスポンサーがつくことになります。
候補者はスポンサーの意向を無視することは出来ず、
好きなことは言えないのです。

それは民主主義の弊害と言えるでしょう。

ですが、不動産王のトランプ氏にはお金があります。
スポンサーを気にする必要がありません。
なので、好きなことを言うことが出来るのです。

自分の意見をしっかりと言う。

それはいいことなのではないでしょうか?

アメリカは正義を掲げています。
ですが、自国の利益のためにベトナム戦争イラク戦争を起こしてきました。
沢山の人を殺して来ています。

アメリカは他民族国家と言われています。
ですが、中心となって国を動かしているのは白人です。

そのアメリカの本音、実態がトランプ氏の発言に現れているのす。

トランプ氏はアメリカ人の本音を引き出しています。
それは今という時代が生み出していることです。
それだけ今までの制度や仕組みが行き詰まっているということです。
ひと昔前ならば、トランプ氏がもてはやされることはなかったでしょう。

アメリカ人の本音を引き出しているトランプ氏は今、人気を得ています。
ですが、大統領になることはないと思います。
なぜなら、トランプ氏が大統領になることは恥ずかしいことだからです。

本音と名誉。

その2つに直面し、アメリカ人は名誉を選ぶのです。

でも本当に大統領になったら面白いですよね。

なんにせよ、トランプ氏は時代が生み出した現象です。
時代の流れとして余裕を持って眺めているといいのではないでしょうか。

僕は、「客観的視点を育む」が読まれている途中で、このホールに来ましたが、
その場の空気が正解を出そうとして硬くなっているのを感じました。

ゆるゆるの状態で混沌としているのが良いのです。
だから僕は場を和ませるためにこんな話をしています。
ゆるゆるの状態でいると、自分にいろいろなものが入ってきます。
固定概念を持たないことが大切です。

今は沢山の情報が溢れています。
マスコミの情報が正しいとも限りません。
真実は情報から得るものではありません。
情報を組み合わせることで見える矛盾を感じること。
そして天からの直観を得ることが大切なのです。

☆彡 ☆彡 ☆彡

そして、これをきっかけにみんなでいろいろなことを語り合いました。
それを僕なりにまとめると以下のようになります。

昨年、日本では安全保障関連法案が可決されました。
それに反対する人たちが盛り上がり、本当の民主主義の芽生えとも言われました。
民主主義が良いものとしてもてはやされています。
ですが、民主主義はそれほど良いものなのでしょうか?

人々の意見を尊重する民主主義は、時に人々の違いを増幅させます。
人々の間に立場の違いによる分断をもたらされるのです。
例えば、チュニジアの国民対話カルテットは、分断の危機を対話で乗り越えました。
そして、そのことが評価されて昨年ノーベル平和賞を受賞しました。
対話という努力があって初めて民主化は促進したのであり、
それがなければ、争いや混乱を生み出すことにもなるのです。
 ※「不寛容や違いを超えて生きていく」も参照して下さい。

一人一人の人間性が向上しなければ、民主主義は欲望に基づく争いの場となります。
それは社会主義でも同様です。
大切なのは一人一人の人間の質であり、仕組みは後からついてくるものなのです。

理想は、天の意志の下に人々が集まり、みんなでモノを生み出していく社会です。
すべての人が天と繋がり、自分を超えて、みんなが幸せになるモノを生み出していくのです。

こういうことを言うと、木の花ファミリーではすぐに「そうだよね」となります。
ですが、これに反対する人たちも世の中にはいるのではないでしょうか?

彼らは「俺の利益はどうなる」と主張します。
そこには「自分の・・・」という自我(エゴ)が働いているのです。
それは分断の種であり、悪魔のささやきとも言えるのではないでしょうか?

一人一人の人間の中に悪魔が存在、そして目覚める魂も存在しています。
人々が悪魔に負けて、自らの欲望を求める時、
それに相応しい指導者が生まれ、世界は欲望にまみれていきます。
人は人の欲望に支配されていくのです。

一人一人の魂が目覚めることが大切です。
そんなターニングポイントに今、人類は立っているのです。

ターニングポイントを読み解く知恵。
それが木の花ファミリーにはあります。

興味がある方は是非、以下の案内する「一ヵ月の真学校」にご参加下さい。


■  ■  ■  ■  ■  ■  ■  ■  ■  ■  ■  ■  ■  ■  ■  ■  ■  ■  ■  ■  
2016年2月14日〜3月12日
木の花塾「1ヶ月間の真学校」を開催します!
今まで知らずにいた本当の自分自身に出会い、私たちはなぜ地球に生きているのか、その真の意味を知る、かけがえのない1ヶ月間を過ごしてみませんか。それはきっと、あなたの人生を豊かにし、この世界を豊かにします。皆さまのご参加をお待ちしています!
【 日 程 】2016年2月14日(日)〜3月12日(土)
【 会 場 】木の花ファミリー
静岡県富士宮市猫沢238−1
【 対 象 】■ 自分を変えたい人
■ 世界を変えたい人
■ 今の世の中をどこかおかしいと感じながら、どうすればよいかわからずにいる人
■ それまで知らずにいた本当の自分自身を知り、真に人生を謳歌したい人
■ この星に生きる人 すべて
☆ その他、2015年度受講生からは以下の人に薦めたいという声が上がっています。
■ 漠然とした不安がある人
■ 自分も他人も責め続けている人
■ 人を信頼したいという思いはあるが、できない人
■ 未知の世界があることを知りたい人
■ 出会った人 すべて
(詳細は受講生アンケートにてご覧頂けます。
 → 受講生アンケーヘ)
【 内 容 】
講座は「農」「食」「医」「経済」「環境」「教育」「社会」「芸術」と多岐に渡りますが、全講座に共通して学ぶことは、物理的な現象の奥に流れる深い精神性です。それまでに考えたこともない新たな視点に出会うことで世界観を大きく広げ、今社会はどのような状況にあるのか、その中で自分は一体どういう存在であるのかを紐解いていきます。
〈 講座一例 〉
人格を学ぶ講座(カルマ読み・地球暦・カタカムナ)/天然循環法の畑作/ファシリテーション/世界観を広げる/菩薩の里の経済/自然療法プログラム/食養生/有用微生物群の培養/天然醸造味噌作り/創造性と芸術/性と宇宙/自然再生と災害復興/持続可能な心の持ち方
*その他、誕生日会や季節の祭事、地域の食事会などのイベントも盛りだくさん!生活の様々な場面を通して、互いに助けあいながら宇宙の流れにそって生きる豊かなコミュニティの暮らしをリアルに体感できます。
*上記講座はあくまでも一例であり、プログラムは固定されていません。受講生との双方向の掛け合いにより、その時、その場で、もっともふさわしいものが提供されていく、誰にも予測不可能な世界に二つとないプログラムです。(→ 2015年度レポーをご覧下さい。)
【 主 催 】DSC00081
NPO法人ぐりーんぐらす

木の花ファミリーを母体として様々な社会貢献事業を行っているNPO法人です。
【 共 済 】
木の花ファミリー
詳細は、こちらをご覧ください!
「1ヶ月間の真学校@木の花ファミリー」
☆ご不明な点も、どうぞお気軽にお問い合わせください。
 電話 :0544-67-0485
 メール:info★npo-greengrass.org
 (★を@に置き換えてください。)

150313-225932




正しいとされていることの奥を観ると・・・

今朝の静岡新聞の1面コラム【大自在】には、怪獣について以下の記述がありました。

宇宙開発や南極探索、戦争の爪痕。科学の発展、
人間の愚かな欲望追究の陰で起こる自然破壊や社会矛盾に光を当てる存在として、
怪獣は姿を現した。

そうだったのかと思いました。
それならば、その怪獣を倒すウルトラマンはどんな存在なのでしょう?

ウルトラマンが怪獣を倒すことによって、世界は元の平和を取り戻します。
ですが、人々の心や生活は以前と変わらないままです。
経済成長を求めて開発を続け、地球環境は悪化の一途を辿ります。

僕はずっとウルトラマンはヒーローだと思ってきました。
ですが、ウルトラマンは問題を教えてくれる怪獣を倒してしまうのです。
それをヒーローと呼べるのでしょうか?

大切なのは、人類が自ら生み出した怪獣に向き合い、自分たちを改めることでしょう。

こんなふうに見ると、ウルトラマンも違ったように見えてきます。

同じく静岡新聞の一面。

静岡県内主要企業への景気動向アンケート結果が掲載さえ、
当たり前のように個人消費回復の必要性が述べられていました。
消費が多くなるということは、それだけ環境に負荷をかけることです。
昨年末、COP21にてパリ協定が採択されたように、
人類は温室効果ガスの排出をなくしていく必要があります。
そんな時、個人消費が拡大していくことは良いことなのでしょうか?

安倍首相の年頭所感もそうですが、経済を拡大させることが無条件に良しとされています。
ですが、それは本当にそうなのでしょうか?

GDPには、医療費も含まれていて、医療費は病気になる人が増えれば増えるほど増大します。
大きくなることが必ずしもいいことではないのです。

医者と言えば、昨晩は木の花ファミリーのみんなと、
風に立つライオン」という映画を観て、感想を話し合いました。

主人公は医者としてケニアに赴任し、スーダンの内線で傷ついた人々の治療に当たります。
映画では少年兵の問題など様々な問題が描かれていました。

シリアスな状況にある現地に赴き活動することは英雄的、
人々に感動を与えるかもしれません。
ですが、それが本当の解決に繋がるかと言ったら疑問になりませんか?

主人公に傷を癒された人々はまた戦地に赴くことになるのです。

戦争はいつ終わるのでしょうか?

今の社会では、医者はエリートです。医者になった人は社会でもてはやされます。
そして、その背後には沢山の「医者になれなかった人たち」が存在します。

一部の成功者と多くの失敗者。

そんな構造の下に生み出される医者を目指すことは社会にとって良いことなのでしょうか?

その奥にどんな心があるか?
その行為がどんな心を育むか?

そこが見えなければ、良いとも悪いとも言えないのではないでしょうか?

今の世界は一人一人の心が生み出しています。
一つ一つの出来事の奥にはそれを生み出す物語が働いているのです。

出来事の奥を見通すことで、
それがどんなふうに生まれているかを知ることが出来ます。
そして、それを知った時、人は世界を根本的に変化させていけるのです。

気候変動や貧困や格差、今の時代は、様々な問題にあふれています。
それは人々が「自分の」望みを叶えようとしてきた結果なのではないでしょうか?
「自分の」という意識が他人との違いを生み出しました。
そして、一人一人が所有することで、より多くの「モノ」が必要な社会となりました。

一人一人の心が「みんなで」となった時、この状況は一変します。
みんなを自分と同じように捉え、「モノ」をみんなで共有出来ます。
その時、一人一人の違いから生まれる格差はなくなり、
少ない「モノ」で、みんなで豊かに暮らし、地球とも調和するようになっていくでしょう。

木の花ファミリーでは、先駆けとして日々そんな実践を心掛けているのです。
※いさどんブログ「みんなで」を読んでみて下さいね。

木の花ファミリーのみんな@宮ノ下広場(元旦)


是非是非遊びに来てこの暮らしに触れてみて下さいね。








客観的視点を育む

このブログは「木の花ファミリーの経済から世界を見る」ということで、
世界情勢も話題の一つにしています。

日々の自分たちの暮らしや意識と世界で起きていることがどのように繋がっているか?
それらの意味するところは何か?
出来事の奥に意識を向けることで、それらを見出し、
木の花ファミリーの暮らしが持つ意味を考察し、伝えようしています。

そこで年初に当たって、時事問題も一つ扱ってみたいと思います。

2016年に予定されている大きな出来事の一つにアメリカ大統領選挙があります。
この結果は、今度の世界の潮流に大きな影響を与えるでしょう。

その大統領選挙では今、共和党候補の富豪ドナルド・トランプ氏が話題になっています。
不法移民の国外追放を訴え、シリア難民に対しても受け入れを反対しているトランプ氏。
最近では「イスラム教徒の完全入国禁止」を訴え差別発言として話題になりました。
こんなトランプ氏が共和党大統領候補争いで支持率一位となっているのです。

そんなトランプ氏について以下2つの記事は面白いなと思いました。


「トランプ現象」で浮き彫りになった米社会に「地殻変動」

この記事を要約すると以下のようになります。

トランプ氏の支持者は中産階級ラディカル(高卒以下の白人労働者)。
有権者の1/4を占める大集団です。
彼らの多くは、政治や経済政策が金持ち優遇となっていると不満を感じ、
移民に対しても自分達の仕事を奪っていると不満を感じています。
トランプ氏の発言はそんな彼らの期待に応える内容であり、
そこには(白人に対する)社会福祉的観点も含まれています。
トランプ氏の言葉はこんな彼らの支持を得ています。

ですが、アメリカ社会では、少数民族が多数派となるため、
少数民族を攻撃するトランプ氏の存在は共和党にとって悩みの種となっています。

その他、この記事には、中産階級ラディカルの目的意識の喪失、
アメリカ全体の左傾化など興味深い内容が多々書かれていました。

トランプの「切り札」人種カード

この記事では、トランプ氏のメッセージを以下の2つとしています。

アメリカ国内から人種や宗教の多様性を排除しよう
アメリカを再び白人が優勢を保っていた偉大な国にする

そして、トランプ氏は分かりやすい言葉とダイナミックなジェスチャーを用います。
恐怖と夢、希望を組み合わせて、支持者のモチベーションを向上させているというのです。

「移民は危険、だけれども自分はこの国を守り、強いアメリカを復活させる」

簡単に書くとこんな感じとなります。


今、シリア難民流入の問題を抱える欧州でも移民排斥の思想が広がっています。
入れ墨やヘイトスピーチ:欧州議会選で躍進した「各国の極右政党」とは?参照。

ここで注目すべきは、欧州の極右政党もトランプ氏も、
自国(白人)の福祉政策には力をいれている点です。
それは上記1つめの記事「アメリカの左傾化」という社会全体の傾向と一致していて、
それが支持基盤を増やす要因となっているのです。

共通するのは、自分の利益のための「社会福祉」を求めている点です。
自分の利益のために「移民を排斥」し「社会福祉」を充実させる。
そんな人々の心が欧州の極右政党やトランプ氏の支持に繋がっているのです。

それは人々や社会をどこに導くのでしょうか?
自分の利益を求めることが社会や自分を幸せにするのでしょうか?

上記2つ目の記事は、トランプ氏の支持者が恐怖と希望に翻弄されている姿を描いています。
感情に翻弄されている状態では、自らの幸せを求めることが自らを不幸にしていくのです。

トランプ氏の支持者は恐怖から他者を排斥すること自らの安全を守ろうとしています。
ですが、この行為は新しい敵を生み出すことになるでしょう。
安全を求めた結果、敵を生み出し、危険を増大させるのです。

このような事態となるのは、自分を超える視点、客観的視点が欠如しているからです。

人は様々な感情を抱え生きています。

感情を満たすことが幸せであり、感情のままに生きていきたい。

もしそう考えている人がいたら、それは捉え違いをしています。
感情的になることで発生するトラブルに多くの人が苦しんでいるのではないでしょうか?
それは感情に翻弄されている状態です。

そして、そんな一人一人の在り方が、
欧州の極右政党やトランプ氏の支持拡大に繋がっていきます。

それを克服するためには客観的視点を育むことが大切で、
群れで暮らす木の花ファミリーは常にそのための実践の場となっているのです。

そして、その暮らしは恐怖ではなく支え合う安心感に満ち溢れています。
安心感の中、客観的視点を育んでいく暮らし。
それはこれから地球環境が厳しい時代を迎える中、必要とされる暮らしです。
そんな暮らしを今年も発信していこうと思っています。

どうぞよろしくお願いいたします。

最後にこの暮らしの豊かさとして1月1日の様子を写真でお伝えしますね。

みんなで初日の出を観た時の写真です。

お昼の時間。お兄さんの須佐が小学生のお年玉を上げています。


夕食はおせち料理のビュッフェです。


1人前の料理です。


夕食後は子どもたちが企画した遊びの時間でした。


椅子取りゲームです。


瞬間瞬間気持ちを切り替えていく。


元日の朝、木の花ファミリーのみんなと宮下広場へ初日の出を見に行きました。

みんなで初日の出を観ています。(やすえどん撮影)

元旦の富士山(こちらもやすえどん撮影)

そして、お昼。みんなで集まり食事。乾杯の音頭はいさどんが取りました
以下のその時の言葉です。

☆彡 ☆彡 ☆彡

年の瀬になると「新年に向けて・・・・」という気持ちになってきます。
そして、年が明けると、新しい気持ちになります。
ですが、宇宙の運行で見ると、いつもと何も変わりません。
地球はいつもと同じように自転と公転を繰り返しています。
旧暦を採用している中国では、新年は1ヶ月ぐらい先となります。
日本でも昔はそうでした。
ですが、西暦を取り入れている現代では、今日新年を迎えることになりました。
それは人間が決めたことなのです。
その人間が決めたことによって、僕たちは気持ちを新たにするのです。

ということは、人間の心はいつでも自由に節目を創り、
気持ちを切り替えていくことが出来るということです。

地球温暖化の影響か、正月だというのにあまり寒くはありません。
昔はもっと冷え込み、空気が凜としたものです。
自然の変化。そのけじめをあまり感じられなくなるのかもしれません。

ですが、人間は自分の意志でけじめをつけることが出来ます。
いつでも気持ちを新たにしていくことが出来るのです。

☆彡 ☆彡 ☆彡

元旦だけでなく、毎日、朝日と共に気持ちを新たにすることが出来ます。
自然の変化がなくとも、ふっと自分を離れ、自分を客観的に観ることで、
いつでも気持ちを新たにすることが出来ます。
毎日を、瞬間瞬間をそんなふうに生きていくことも出来るのです。

そんな姿勢が僕をどこに導くか?

自分を観察し続けていこうと思っています。

木の花ファミリーのみんな



やっぱり天の物語を生きる~新年(2016年)の挨拶として~

2015年12月31日の夜@ひまわりホール
明けましておめでとうございます(^-^)

今年の年越しはひまわりホールにて、子どもたちと一緒に昨年を振り返りながら迎えました。
昨年の8月に行われたKidsキャンプについて振り返ったり、子どもたちの絵をみんなで観たり、
血縁の家族について語り合って過ごしていました。

血縁の家族については昨年の初め、
やっぱり天の物語を生きる~新年(2015年)の挨拶として~」に書いています。
ここでそれを引用しようと思います。

☆彡 ☆彡 ☆彡

人間が個人として生きる時、様々な特別な関係を持ちます。親子関係や夫婦、兄弟姉妹、恋人や友達など。人は、これらの関係を通して感情を育み、成長していきます。これらは、個人としての自分を育ててくれるとても大切なものです。僕にとっても両親や妹は自分を育んでくれたとても大切な存在です。その恩を忘れることはありません。ですが、これは僕個人の感情であり、大きな視点で見るとそれ以上に大切なことがあるのです。

血縁のお蔭で今、僕は生きている。それも事実ですが、それ以前に、世界が僕を生かしてくれています。宇宙や地球、太陽や雨、動物や植物、微生物など、この世界を構成するすべての要素が今この瞬間も僕を育んでくれています。僕は空であり、木々であり、山であり、土であり、水なのです。僕の中にすべての存在が息づいているのです。


天とは宇宙であり、この世界そのもの。その意思を僕は感じます。だから僕は、木の花ファミリーのみんなと天の物語を生きるのです。それはとてもわくわくする物語なのです(^-^)


☆彡 ☆彡 ☆彡

僕は昨年同様、今年の正月も帰省はせずに木の花ファミリーで過ごしています。
それは両親を避けているわけでもなく、自分に何かを禁止しているわけでもありません。
ただ「流れ」を感じていないのです。

天の物語を生きると宣言してスタートした2015年ですが、
自分の感情に翻弄されることが多々ありました。
自分の願望を叶えようとする気持ちが世界を狭くし、停滞する日々を送ることもありました。
 ※以下の投稿を参照して下さい。

 正しい自己認識が世界を変え、世界に平和をもたらす
 相応しいものになっていく
 空っぽへのあこがれ

こんなふうになったのは自分の中に「自分の物語」を追い求める種があったからです。
この種は自己主張や自己正当化を求め、人や自分の幸せ、客観性などを二の次にします。
昨年の滞りは、この種に対する認識を深める機会となりました。
種を認識すれば、取り除くことが出来ます。
種を取り除き、天の物語を生きていくのです。

天の物語とは、時代の流れであり、それを感じることが必要となります。
この時、自分の想いは脇に置いておくのです。
冷静に客観的に現状を眺め、その奥にある天の想い、時代の流れに想いを馳せます。
そして、「流れ」を感じて生きていくのです。

自分の想いは置いておく。そして「流れ」に従う。

この生き方は不自由なように聴こえるかもしれません。

 「思い通りに生きたい」

そう願った場合は特のそう感じることでしょう。

ですが、天の想い、そして、時代の流れは常に自分の想像を超える存在です。
そこに想いを馳せることは、「思いもよらない」無限の現実へと繋がっていきます。
そうすると、僕らは常にわくわくした気持ちで生きていけるのです。
 ※「望みを捨てて無限の可能性を生きていく」参照。

木の花ファミリーの暮らしはそんな出来事で溢れています(^-^)

話しを帰省に戻すと、こんな姿勢で生きる時、そこに「流れ」を感じていないというわけです。
「正月だから・・・」というのはあまり意味がないように思えます。
なので、僕は木の花ファミリーで過ごしています。
当然ですが、それはずっと帰らないことを意味するわけではありません。

天は僕らにどんな再会を演出するのか?

僕はそれを楽しみにしているのです(^-^)

ということで今年も「やっぱり天の物語を生きる」と宣言します。
天とはこの世界そのもの。皆さまと共にある世界です。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。



木の花ファミリーのみんな





集えば集うほど豊かになる世界

ファミリー通信第84号が発行されました(^-^)

僕も経済について書いています。わーい(*´▽`*)
ファミリー通信に掲載されている文章は文字数の関係で、少し省略しています。
ここには省略する前の文章を載せますね。

☆彡 ☆彡 ☆彡


夢の世界にいるようで元気を貰いました。
食べ物、雰囲気、味、サービス・・・幸せになりますね。食即ち生命ですね。

今月の「恵みいただきます」。スタッフの集合写真です。


これらは木の花ファミリーで月に一度行われる自然食レストラン「恵みいただきます」に参加された方々の感想です。「恵みいただきます」では、毎回200名近いお客様をお迎えし、料理と共に心をお届けしています。それにより人と人とが繋がり温かい空間が生み出されます。

「恵み・・・」で僕はトナカイになっていました。

個人の幸せを追い求めることが当たり前になっている現代社会では、気づかぬうちに人と人との関係が希薄になり、お金はただの数字となっていく傾向を持ちます。そして、多くの人がその数字となったお金がなければ生きていけないと感じているのではないでしょうか?個人の幸せを追い求めることにより関係が希薄となり不安が発生しているのです。

木の花ファミリーの経済はすべてを共有する心から生まれています。個人の幸せよりもみんなの幸せを追い求めています。そんな心がみんなで支え合う経済を生み出し、お金を通して心が伝わる豊かで安心できる暮らしに繋がっているのです。

木の花ファミリーは老若男女約80名が共に暮らす生活共同体です。多くのメンバーが農事組合法人木の花ファミリーの組合員として、お米や野菜などの農産物の生産や販売、コミュニティ体験型宿泊施設の運営などに従事します。同時に、自然療法プログラムや木の花塾などの教育プログラムの提供、地域のニーズを満たす便利屋事業やイベントの開催、古紙回収や国際交流など、木の花ファミリーと連携して様々な社会貢献活動を行っているNPO法人ぐりーんぐらすの事業に協力をしています。どちらの法人とも雇用契約は結ばず、メンバーは一人ひとりが独立した個人事業主として事業に関わります。それは、組織に属するのではなく、自立した個人が自らの意志によって集い、連携しているということです。


そしてそれらの事業によって得られた収入は、役割や能力などに関係なく、みんなで平等に分け合います。また、福祉施設からの依頼を受け、看護師や介護士として働きに出ることで収入を得ているメンバーもいます。このような方法で得た個人資産から、メンバーはそれぞれの収入に応じた生活費を、生活共同体木の花ファミリーへ拠出します。そして、医療費や子どもの教育費、税金や光熱費、日常の消耗品に至るまで、日々の生活に必要な支出はすべて、この共通の生活費からまかなわれます。その額は、一人当たり平均で年間25万円ほどです。みんなで支え合って分かち合う自給自足の暮らしが、少ない金額で不安のない豊かな暮らしを可能にしているのです。

☆彡 ☆彡 ☆彡

この文章で僕が表現したかったことは繋がり合うこの世界の豊かさ、
集えば集うほど豊かになる世界です。

ファミリー通信第84号では、みつばちの生態や介護士のみっちゃんが老人福祉施設で感じたこと、そして歌う天然循環養蜂家ちなっぴが天然循環直観養蜂家いさどんと共に仕事をする中で感じていることなどが語られています。

そこには、大自然の中で、美しい連係を表現するみつばちさん。
そして、地球のためにそのみちばちさんのお世話をするいさどんとちなっぴ。
そして、そのみつばちをモデルとし、赤ちゃんからお年寄りまで個性豊かな人々が集う木の花ファミリーの姿が描かれています。

経済だけではなく、多様な切り口で、
「集えば集うほど豊かになる世界」が描かれています。

是非、読んでみて下さいね。

最後にその豊かな世界の一つ、今月の「恵みいただきます」の写真を紹介しますね。

当日お客様に提供したお料理です。



くじに当たったお客様にはハンドベル演奏と手づくりクッキーをプレゼント(^ー^)



同時開催のたんぽぽカフェでは食養生のプレゼンが行われていました。

サンタさんたちです。


未知の境地に心を開く


昨日(12月22日)は冬至でした。冬至について地球暦のサイトでは以下のように書かれています。

☆彡 ☆彡 ☆彡

地球暦が二十四節気のひとつ「冬至」をお知らせします。

The day when the length of a day becomes shortest.
春分から270度経過した仲冬の半ばの地点です。

“日短きこと至(きわま)る”という意味の「冬至」は、
一年で太陽が出ている時間が最も短い日。つまり、夜が最も長い日です。

“陰極まりて陽に転ず”の一陽来復(いちようらいふく)のときで、
今日から少しずつ太陽の出ている時間が長くなり、
反対側の夏至へ向けて光が増えていきます。
冬至は、古くは生命の終わりを意味し、
新しい命の再生復活のときと考えられていました。

これまでの厄を払い、禊や浄化、大掃除などで清めることで、生活を一新し、
心機一転して新年を迎えるときです。


無病息災を願い、かぼちゃや芋類をはじめとした陽性の食べ物を食べて免疫力を高め、
冬を乗り切りましょう。

☆彡 ☆彡 ☆彡

冬至は「古い生命が終わり、新しい命の再生復活の時」です。

そんな冬至を前にして、木の花ファミリーから2つの文章が発信されました。



2013年11月に出会ったカタカムナ
2014年は毎月勉強会を開催し、2015年3月からは研究会を開催してきました。
それを終了するのは、知識欲を満たすのではなく、その精神を実践するということであり、
生活で実践するためのカタカムナの学びを構築していく試みでもあります。

カタカムナを実践するということは、自分の願いを満たすことではありません。

自分のご利益のために学ぶ。
自分の視点で解釈をしていく。

そんな姿勢ではカタカムナの精神を極めることは出来ず、
ただ知識欲を満たすだけになってしまうのです。

カタカムナの精神を極めるために必要なのは、
木の花ファミリーで20年間最も大切にしてきた、
群れで成立するための心磨きです。
心磨きについて上記の文章では以下のように説明しています。

☆彡 ☆彡 ☆彡

これは、己の外に出て自らを観察する能力を磨く事であり、誰の側にも立たない、
言わば宇宙視点で自分さえも突き放して観ることができる境地を指すものです。

☆彡 ☆彡 ☆彡

このような実践を日々行うことが何よりも大切であり、
その中で新しい学びを構築していくのです。

カタカムナ研究会の終了はその決意の現れでもあります。

そんな決意の下、迎えた冬至ですが、
大人ミーティングではメンバーの未熟さが目立つ結果となっています。

そんな大人ミーティングについて、いさどんは以下のように言いました。

☆彡 ☆彡 ☆彡

大人ミーティングには、未知のものに心を開く姿勢が足りないのです。
未知のものの心を開くとは、自分の解釈を超えていくことであり、
その時、無限の世界、無限の可能性が開かれていくのです。
もし、その場に高い視点からの言葉が降りてきたとしても、
自分の解釈の中にいたのでは、それを受け取ることは出来ないのです。

☆彡 ☆彡 ☆彡

話しを聴いていて、それは日常の姿勢が現れているのだなと思いました。
日常生活を自分の解釈の下に送っているから、
それがそのまま大人ミーティングに現れているのです。

例えば、僕は昨日、みきちゃんひとみちゃんから
一年に一度の境地」についてのフィードバックを貰いました。
それは「苦しみに焦点が行き過ぎている」
「わざわざ苦しみに行きたがっているように見える」というものでした。

この投稿で僕は「苦しみを超えて、一年に一度の境地にいく」と書いています。
そして、そのことを前向きな態度として捉えていました。
ですが、これは僕の解釈であり、僕の物語なのだと気づきました。

一年に一度の境地。

ということは、それは過去に経験したことがある境地ということです。

なぜ過去に経験してことがある境地を求める必要があるのでしょう?
その態度が、自分を狭い世界、自分の解釈の中に閉じ込めるのです。

あー、あぶない、あぶない(^_^;)

こんなふうに気付かぬうちに自分を自分の中に閉じ込めていくのです。
ですが、群れでの生活がそんな僕を助けてくれるのです(^-^)

そう、なんにせよ、過去の特定の心の状態を求めるのは執着です。
それがどんなに素晴らしいものであったとしてもです。
未来は無限に開かれていて、未知(みち)の道(みち)なのです。

冬至を迎えて。

過去の特定に境地を求める自分は死んで、未知に心を開く自分が復活しました。

未知(みち)の道(みち)を満ち満ちた気持ちで楽しもう!!!!

冬至の朝の太陽です。
12月16日 収穫感謝祭にて
冬至の朝の富士山です。



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