歴史が本当の変化を起こす転換期

僕は最近、中沢新一さんの『僕の叔父さん 網野善彦』を読み始めています。この本の中で中沢さんと網野さんは、アボリジニのドリームタイムという天地創造の神話の話から「時間を超えた聖なるもの」、「時間の呪縛から人間を解き放つ新しい歴史学の創造」という話をし、新しい視点から「歴史が本当の変化を起こす転換期」を捉えるという話をしています。

ここで言う時間とは唯物史観のものであり、生産活動や生活様式など目に見える物理現象だけにすべての物事を閉じ込め、それが発展していく姿を言っています。

宇宙の中に太陽が生まれ、地球が生まれ、人類が生まれ、人類の社会が発展する。

この様子は確かに目に見える物理現象として捉えることが出来ますが、歴史はそれだけで動いているわけではない。

中沢さんや網野さんはそういうことを言いたいのだと思います。

昨晩、いさどんとみちよちゃんは時代の流れや星の意志について話しをしています。
 ※いさどんのいただきます人生「星の意志や時代の流れを受け取るものとして♪」参照

僕たちは歴史の奥に、時代の流れ、時代の意志を感じて生活をしているのです。

時代の使命を受けて、それを現象世界に示していく。
惑星の動きがそれを後押しし、世の中は開かれていく。
そのために自分を超えて高い意識を持ち天と繋がっていく。

そう心掛ける僕たちの暮らしは、天地創造の神話を語り継ぎ、歴史を人間の旅と捉え、そこにエネルギーやスピリットを残していくアボリジニの人たちと共通するものがあるでしょう。

物理現象を超えた宇宙の意志を含めた視座。そこから見える歴史の転換期。それが今なのです。

時代の転換期について、地球談話には以下のように書かれています。

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21世紀に入り、わたしたちはいくつもの大いなる転換点を迎えています。太陽は天の川銀河を22600万年かけて1周し、その間に約9000回の螺旋を描きます。その1螺旋は25800年です。
20121221日、25800年ぶりの銀河の冬至を迎え、宇宙的には闇と争いの時代から光と調和の時代に入りました。さらに、冥王星は太陽のまわりを248年かけて1周します。2008年、冥王星の1周期を経て、ヨーロッパ産業革命以降250年間続いた西洋物質文明は終焉を迎えました。そして今、東洋精神文明が開花していく時代が始まったのです。


宇宙的には、すでに一人ひとりが目覚める段階に入っています。それゆえ、多くの人々は今までの価値観に疑問を感じ始めるようになり、新たな時代に向けての価値観が求められているのです。

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2012年12月21日の銀河の冬至は、闇のピークを表します。これから徐々に光が差してくるのです。それは今まで闇に埋もれていた暗部(汚れ)が明らかにされることを意味します。それを通して、一人一人が人間というものをより深く知ることになります。それが目覚めに繋がり、新たな価値観を生み出していくのでしょう。そんなふうに歴史は刻まれていきます。

昨晩、木の花ファミリーでは「カティンの森」という映画を観ました。これはソ連によりポートランド将校などが虐殺されて事件を描いた映画です。この映画の後、いさどんは以下のように語りました。

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人はとかく被害者、加害者という視点から加害者が悪いという発想になりがちですが、その視点を超える必要があります。その出来事に出会うということはそれに相応しい魂を持っているということです。出来事はそれに出会うすべての人間が創り出しているのです。

ヒトラーは極悪人と捉えられますが、それはヨーロッパやユダヤの歴史の中に位置づけられ、その流れの中で起きたこととも言えます。カティンの森事件を観たら、ソ連はひどいとなりますが、原爆投下を観たら、アメリカがひどいとなり、南京大虐殺を観たら、日本がひどいとなります。歴史を観たら、様々な国が加害者となり、被害者となります。

それを生み出しているのは誰かと言えば、人間です。人間の魂がそれを生み出しているのです。

「カティンの森」のような映画は人間の暗部を暴き出すものです。それは時代の流れ、銀河の冬至を受けたものと言えます。人間はそれとしっかり向き合う必要があるのです。

人間というものにしっかりと向き合う。

この暮らしはずっとそれをして来ました。それが今、時代の後押しを受けて、社会に希望の光を提供するのです。そのような自覚を持って、日々を送りましょう。

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僕らの暮らしは、時代の流れを受け取り、それを歴史に刻んでいきます。
それは冒頭で中沢さんや網野さんが語っている歴史学への新たな視点の提供にもなるでしょう。

そう思うと、この暮らしは本当に喜びであり誇りでもあります(^-^)

7月26日宮ノ下広場で行われたマヤ新年の祭典の様子。木の花ファミリーは、「トキ」を司るマヤとも出会っています。

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