いつでもどこでも出来る世直し

トランプ大統領がエルサレムをイスラエルの首都と認めたことを受け、アラブ諸国でデモが起き、欧州諸国をはじめ各国から非難の声が出ています。この状態をどう見たらいいのだろうと思っていた時、今年の2月に書いた以下の文章を目にしました。

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今、トランプ大統領によるアメリカの移民・難民入国制限が話題となっています。アメリカ各地で賛成派と反対派が衝突し人々の分断が明らかとなってきています。大きな混乱を迎え、事態は悪化しているようにも見えますが、アメリカ社会の分断は今に始まったことではありません。多くのメディアが、分断が潜在的に存在していたからこそトランプ大統領が誕生したと報じています。つまり分断をそのままにして過ごしていたのです。

トランプ大統領の行動は人々の分断を浮き彫りにしていっています。それはそこと向き合うチャンスとなります。つまりは真の変化へと至る可能性を秘めているのです。

そう考えると今のアメリカの動きは希望ともなります。


 ~中略~


未来のことは分からない。

それが真実なのだと思います。ですが人は通常、今の思考の延長上に未来を思い描きます。それが枠となり現実が見えなくなっていくのです。すると変化は遠ざかり同じことが繰り返されます。ニュートラルな心でただ現実と向き合う時、変化は自ずと起こります。なぜなら変化は生命の本質だからです。そして、本質に基づき生きる時、人はすべての存在と繋がり、満ち足りていくのです。


 ~中略~


何が起こるか分からない。

それが真実ですが、一つだけ言えることがあって、出会う出来事は自分の人間性の表れだということです。だから人間性を向上させることが幸せへと繋がっていくのです。そして、人間性は出会う出来事に向き合い学ぶことで向上していきます。

トランプ大統領がもたらす混乱は今の人々の人間性の表れです。そこと向き合い学ぶことで人々の人間性は向上し、幸せへと繋がっていくことでしょう。





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この文章は移民・難民入国制限を巡るアメリカ社会の分断について書いていますが、このことはイスラエル・パレスチナ問題についても言えると思います。イスラエルとパレスチナをはじめとする中東諸国はずっと対立をしてきていて、今回のトランプ大統領の首都認定はその対立を浮き彫りにしているだけとも言えるのです。問題が表面に浮上する時、一見大変なことが起きたようにも思えますが、それは元々潜在していたものです。ならば大局から見たら状況に変化はなく、ただ問題と向き合う機会となっているだけなのです。

突破口は気づきにある

これは今年の9月にいさどんが語った言葉ですが、それは客観的視点に立って変遷を見ていく姿勢であり、大局から物事を見ていく姿勢です。人類の歴史が今のイスラエル・パレスチナ問題を生み出していて、そしてその奥には一人ひとりの人間の人間性があるのです。日本で暮らす僕らには、この歴史に直接介入することは出来ませんが、その奥にある人間性にメスを入れていくことは出来ます。そしてそれこそ天が一人ひとりの人間に託している世直しなのです。ここで昨年の1月にいさどんが語った言葉を紹介します。


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みんな自分が世直しを託されているとは思っていません。だけれども、みんな間違えなくこの宇宙の法則の中で生きていて、人類の70億分の1、この世界を託されているのです。

人は育っていく過程で欲求し、欲求を満たしながら成長していきます。健全な秩序の中で欲求を満たしていく人もいれば、秩序なく際限なく欲求を満たし求め続ける人もいます。そういう経験の中で自分という人間性が出来てきます。

その中で、それぞれが自分の成り立ちを振り返って見ると、それが宇宙の歴史や地球の成り立ちと一緒だということが見えてきます。この世界は全部相似形なのです。

小さなところの集合が大きなところを創りだし、大きなところの法則が小さなところに指針を与えています。

13,000年前のカタカムナの時代。厳しい自然の中、人類は天然の法則を感知してすり抜けてきました。ですが、その感覚は時代と共に失われてきました。その叡智が天とつながることで現代に蘇るのです。

カタカムナの生き方を現代に表現していく。それは、科学が発展したところに天然の精神を加えることです。これはまさに新しい時代の生き方で、木の花ファミリーはそれを表現していくのです。

2012年12月21日。太陽系は銀河の冬至を迎えました。これからは少しずつ明るくなっていきます。宇宙的には明るくなる現象が起きて、人間を後押しするのです。

健康に生きることは素晴らしいことです。ですが、ただ健康になりたいだけで終わってしまったら人生は深まりません。生きている過程でいただく病気や滞り。その奥にあるメッセージを理解していくことが大切です。そこを理解した時に現代人も天然の意識で生きていくことが出来ます。

この世界は心と肉体(物質)で出来ています。まずは心、魂を磨くことが大切です。物質のことは考えなくてもいいのです。今の世の中はまだ物質的豊かさを求めていますが、そういう世の中はひっくり返ります。そのようなターニングポイントを今、迎えているのです。

人間の欲が戦争を生み出し、第二次世界大戦で大きな犠牲を出しました。これは世の中の欲の心が壊れて一度リセットされた状態です。ですが、戦後の復興は、もう一度、欲の心でなされました。そして、現代の混乱に至っています。

自分の健全、健康を求める心の奥にメッセージがあり、それを通して自分がどう生きるべきかが見えてきます。大切なのは、自分が健康に生きることだけではないのです。自分のことばかり考えることで人間は不健康になっていったのです。そのからくりを見通すこと。その先に世の中作りがあるのです。

世の中を良くするとみんなが良くなっていくのです。自分が・・・と考えると住みにくい世の中になっていきます。自分が・・・という心を超えていく。それが天と共に生きることです。

 ~ 中略 ~

ここで健全な場を創り出すことが時代の流れをあらわすことになります。世界のことを思い、自分を超えていく。そのことが宇宙の中に光をさすことになるのです。それを本当に信じて取り組むことです。

時代も神も目には見えません。人間の理解を超えています。ですが、この世界にはそういう秩序が確実にあるのです。そこに一人一人の人間が理解を示すことが大切です。

宗教はご利益を求める人により発展しましたが、本来はそういうものではありません。


信仰とは宇宙の法則性の理解です。

法則性を理解し、自分が・・・という心を超えていく。そのような本当の信仰心の下、天と共に生きていくのです。それが世直しであり、この世界に平和をもたらします。



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イスラエル・パレスチナ、北朝鮮、イエメン、シリア、南スーダンなど。

今、世界には様々な紛争や対立があり、その歴史的背景を見ると様々な民族が複雑に絡み合っていて解決は困難なように思えます。ですが、それを生み出している根本は一人ひとりの人間の人間性です。多くの人々が自分の欲を追い求めてきた結果、住みにくい世界を生み出してきました。戦争や紛争のない日本社会を見ても、人々の間に対立や分断、孤立が生まれ、それが自殺や精神疾患、貧困問題として表れています。だから自分の欲を超えてみんなのためにみんなと一緒に生きていく。そんな心を育むことが大切で、それが世界を変える力となるのです。

それはいつでもどこにいても出来る世直しです。

だから希望を持って、僕は自分と向き合い木の花のみんなと共に健全な場を生み出していくのです。


木の花ファミリーのみんな@日本平動物園


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