苦しみは、神が人間に与えた唯一の救いである。

1月9日の太陽、とっても強い光を放っていました。

数日前、昨年放映されたNHKスペシャル「シリーズ人生100年時代を生きる」の第1回第2回をみんなで観ました。そして、認知症高齢者を数多く生み出している社会の現状を受けて、みかちゃんは以下のように語りました。

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テレビ番組を見ていて、増えていく痴呆老人の有様や、それを食い物にする老人施設の実態に、改めて現代文明の結果がこれなのだなと思いました。本来年を取るとは肉体的には衰えても、肉体の中に宿る霊性は高まっていくはずのところが、ただ仕事して食べて寝て生きた結果、何の霊性の進化もなく、むしろ痴呆という結果に至った人類。

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そして、ジイジは以下のようなことを語りました。

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このような現代社会の問題に触れた時、それを批判して、「木の花ファミリーが良い」と語るだけでは不十分で、僕たちがこの世界、そして人間を知り、心の道を歩んでいるのは、今までの社会があって、そこから見える景色を学んでいるから。この世界で起きていることはすべて自分のこと。出会う出来事、この世界の現状を受けて、僕らは心の道を歩んでいるのです。

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ここで話は変わって。

ジイジは昔、神様から以下の言葉を頂いています。

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苦しみは、神が人間に与えた唯一の救いである。苦しみと対面し、苦しみを乗り越えることが、その苦しみから解放される唯一の方法。今あなたが与えられている苦しみは、今までのあなたの生に対する答え。他の誰にも与えられていない、神からの救いです。

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仏教に四苦八苦という言葉があるように、生きていると苦しいことに出会いますが、最近思っていることは、その苦しみから目を反らし、苦しみをなしにしてしまったら、自分は「もぬけの殻」のようになるだろうということ、そして、この苦しみの奥に自分の生きる意味があるということです。

苦(9)を超えなければ、充(10)の喜びは得られない。

これは小学校の時に、校長先生が、卒業生全員に色紙に書いてくれた言葉ですが、この言葉も思い出します。そして、「もぬけの殻」という言葉から「痴呆」を連想しました。

人間社会はずっと、苦しみから逃れ、自らの都合の良い世界を生み出してきました。四季の変化に関係なく、快適な温度の中で暮らし、一年中何でも食べられるようになっています。その暮らしは快適なようで、大地、「生」の本質から切り離されたものとなっています。苦しみから逃れようとすることは、「生」から逃れようとすることであり、その結果が痴呆を多く生み出す社会となって表れているのではないかと思いました。

苦しみと対面し、苦しみを乗り越えることが、その苦しみから解放される唯一の方法。

苦しみは、逃れることでは、乗り越えることは出来ません。向き合うことではじめて乗り越えることが出来ます。

自然環境を見れば、気候変動による異常気象が多発し、人間社会を見れば、様々なところで分断や対立が見られます。苦しみから逃れようとしてきた「つけ」が回って来ているかのように、生きるのが困難な世の中となってきていますが、困難から生まれる苦しみと向き合い、それを乗り越えていくことで、人間がこの世界に生み出された意味を表現していけるのだと思います。だからこそ、

今あなたが与えられている苦しみは、今までのあなたの生に対する答え。他の誰にも与えられていない、神からの救いです。

この言葉を胸に日々を大切に生きていこうと思います。


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