流れが自分を変えていく

そこだけ切り取ってみると理不尽に見えることも、俯瞰してプロセスとして見ていくと相応しく与えられていることが見えてきます。

世界は理屈ではないところで動いています。大いなる流れ。それに沿っているトキ、物事は順調に流れます。流れに沿う心がないトキ、物事は滞っていきます。自分にばかり意識が行っているトキ、流れを見たり、感じたりする心がなくなるから物事は滞っていきます。流れに沿う心がなく、理屈で考えて自分を変えようとしても滞りは続いていきます。そして出会った滞りを瞬間で切り取って、理不尽に感じていくのです。努力が実らないことに苛立ち、そしてそのことに疲れたら投げやりになっていくのですが、俯瞰してプロセスとして見ると、それは相応しく起きている出来事と言えます。

物事を好転させたいと思ったら、自分や問題事ばかりに意識を向けるのではなく、まずは大きな流れに意識を向けていく。そして、流れに沿わない心をそぎ落としながら、流れに沿った行動を一つ一つ積み上げていく。すると流れが自分を変えていきます。そのトキ、流れが変わったと感じるのですが、それは自分から見た流れで、大いなる流れは変わらずにあり続けるのです。

ということで、ここで立春正月での、ジイジの挨拶の最後の言葉を紹介してこの原稿を終わりとしますね。

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今この瞬間も、留まることなく時が経っていきます。本当は、私たちは常にそのことを実感していなければいけないのです。時が経つ仕組みは、天体の動きによって成り立っています。地球は24時間で自転し、365日で公転しながら、機械のようにきっちりと周っているのではなく、そこには遊びがあります。だから問題ごとが起きるのです。遊びがあるからこそ、思わぬことに出会う。そこで私たちは考える力、生き抜く力を身に付け、たくましくなるのです。
この世界では、問題ごとが起きれば必ずそれに対する答えが出るようになっています。ところが人間は、宇宙の法からではなく、自分の考えで答えを出そうとするようになり、その結果、今のような世の中となったのです。もう一度、私たちは宇宙の法と共にあることに気付かなければなりません。

それでは今、この瞬間に、乾杯しましょう。
改めまして、皆さん、明けましておめでとうございます!





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