ラベル 時事問題(経済) の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

お金を通して心を育んでいく

お金を通して心を育んでいく

昨年の6月、僕が木の花ファミリーの経済について書いた原稿がアメリカのコミュニティズマガジンに掲載されました。その原稿の中で僕はお年玉について触れています。以下、その部分を引用します。 ☆彡 ☆彡 ☆彡 たっくん(5歳):なかのん、僕、これ(大袋のあられ)買いたい。 なかのん:それを買うにはお金が足りないね。たっくん、他のお菓子を買ってお金使っちゃったからね。 あやな(7歳):私のお金足してあげる。 なかのん:あやなは優しいね。 あやな:うん、みんなで食べたらいいもんね。 これは今年のお正月、子どもたちと交わした会話です。日本にはお年玉という習慣があり、お正月には大人から子どもたちに小遣いが渡されます。木の花ファミリーの子どもたちはそのお金を使って木の花ファミリーの商品を買っているのです。子どもたちは各自、自分の好きなお菓子を購入しますが、それをみんなで分け合っています。分け合うことでたくさんの種類のお菓子をみんなで楽しんでいるのです。それはとても微笑ましい光景です。通常、子どもたちはお金を使うことなくお菓子や必要なものを得られるのですが、このようにしてファミリーの子どもたちはお金を使うことを身近なところで体験しながら、共有することを学んでいます。 ~ 中略 ~...

道理に基づくうれしたのしの世の到来

道理に基づくうれしたのしの世の到来

株価が上がって喜ぶ人は一部の人で、汗水流して働く人々はその恩恵は受けません。でも、こんなニュースが流れると、株で儲けたいと思う人が多くなります。すると、汗水流して働く人が減っていきます。それは健全な社会の姿でしょうか?汗水流すことで得る僅かな収入で暮らし大人は、子どもには勉強をさせて将来、楽をさせたいと願います。そして、そんな子どもたちの中には、貧しい人たちを助けたいと医者を志すもので出てきます。ですが、医者は病人がいて初めて成り立つ仕事です。病に依存しています。加えて、生活を成り立たせるために収入におわれ、最初の理想も失っていく可能性が大きくなります。現実の中で何かが狂っていくのです。 加えて、そんな子どもたちが医者になれる可能性はとても低い現状があります。東大生の親の年収ですが、57%は950万円以上というデータがあります(年収ガイド参照)。子どもが東大に入るためには莫大な投資を必要とするのです。教育基本法3条では教育の機会均等が謳われていますが、現実は経済格差が教育格差に繋がっているのです。結果、東大には今、受験勉強が出来る、記憶力が優秀な人ばかりが入学しています。それは本当の意味で「頭が良い」とは言えません。「頭が良い」人とは直観力が働く人です。そんな本当の力を持つ人たちが出て来れない世の中になっているです。 そして、スポーツの世界に目を向けても、そこには歪みが見えます。トップを夢見ること。そこへ向けて人間の可能性を追求することは素晴らしいことですが、反面多くの落ちこぼれを生んでいます。プラス思考ばかりを追求すると、これも歪みに繋がります。例えば、フィギュアスケートのジュニアたち。彼らが表舞台に立つために親はどれだけ多くのお金を投資しているのでしょうか?その背後に親の涙ぐましい努力があります。それは子どもへの欲の心から生まれているのではないでしょうか?その姿は美しいものでしょうか? 今年もあと1日より ☆彡 ☆彡 ☆彡 上記は2014年の年末、東京株式市場大納会のニュースを見て語ったいさどんの言葉です。今年の年末終値は6年年続で上昇し、26年ぶりの高値となりました。それはここで語られている状況がさらに悪化しているということです。 今の世の中は評判や評価を得る人が得をするようになって、お金や評価を得ることが生きる手段となっています。スポーツにしても、スポーツを純粋に楽しむことよりも、それにより評価やお金を得ることが目的となっていきます。選挙に勝つ人は、優れた政策を立案し実行する人というわけではなく上手にアピールし人気を得た人となります。 本来、はたらくことは生きることそのものであり、生きることを通して傍(はた)を楽(らく)にすることであり、自分を超えた大いなるネットワークの中で役割を果たしていくことです。自分が大いなる存在の一部であり、その中で役割をこなしていること。そのことが人に安心感やゆとりをもたらし、生きることを楽しむことに繋がります。 ですが今の世の中は、はたらくことがお金や評価を得る手段となり、自分のために自分をアピールする手段となってしまっています。自らを分けて際立たせた結果、自他の区別が大きくなり、他者に対して自分をアピールする必要が生まれていますが、それは健全な姿とは言えません。この姿勢が過剰になると、評価を得ることが目的となり、本来の自分の姿を見失うことになります。 人は自らに都合の良い世界を創ろうとしてきましたが、その時、切り捨てられるものも本来は自分であり、都合の良い世界を求めれば求めるほど本来の自分を失っていきます。人々の心が混乱し社会が混乱するのはそのためです。 先日、「光と影のやさしいお話 -...

「命には囚われない」という悟り

「命には囚われない」という悟り

今年のノーベル経済学賞は、行動経済学の研究を進めた米シカゴ大学のリチャード・セイラ―教授に授与されました。行動経済学は、経済学に心理学の理論や分析を応用した学問ですが、人間の非合理な側面を解析し、経済理論を構築していきます。行動経済学の研究は、2002年、2013年のノーベル経済学賞の対象になっていて今回で3回目。近年、注目を集めているようです(今年のノーベル経済学賞『行動経済学』は何が凄いのか参照)。僕自身、昨年の2月、「人間性が経済を生み出す」で行動経済学を紹介していますが、これは人間の反応パターンを知るという意味ではとても有益な学問だと思っています。 例えば、行動経済学の知見の一つにプロスペクト理論というものがあるそうです。それによると人は、同じ変化の大きさであれば、「プラスに触れる」ことよりも「マイナスに触れる」ことに、より敏感に反応します。 「50%の確立で5,000円が当たります。同時に50%の確立でハズレが出て、その場合、2,000円支払う必要があります。」 上記は経済的には”お得”な賭けなのですが、多くの人はこの賭けを避けると言います。それは2,000円を失うことを恐れる気持が、5,000円を得る期待を上回るからです(人は失う恐怖に弱い参照)。 失う恐怖から行動を避ける。行動の結果、何かを得られる場合でも。 それは経済的活動だけでなく人生の様々な場面で人間に起きる反応なのだと思います。そして、それはこの世界に停滞を生み出す一因となっています。 話しは変わって。 台風21号が猛威を振るっていますが、その台風について、ようこちゃんといさどんは以下のような会話をしました。 ☆彡 ☆彡 ☆彡 ようこ: 昨日の夜、台風21号に思いを馳せていたら、突然地球の悲しみや痛みがわたしにうつってきて、涙が止めどなくあふれた。そのときに、「台風の勢力を沈めようとするよりも、私たち一人ひとりの心を正常にするしかない」ということを改めて感じた。そうしたら、今も急に地球の悲しみがわたしにうつってきて、涙が出てくる。 いさどん:...

人間を壊して「ヒト」へと至る

人間を壊して「ヒト」へと至る

2017年も3分の1が終わりました。このタイミングで年初に語ったことを振り返ってみました。「心を爆発させ思考の枠を吹き飛ばしていく」にも書いているように、年越しのタイミングは木の花ファミリーのみんなと「ヒトイズム₋ヒトという存在の実体は何ものなのか₋」を読んでいました。ヒトイズムについていさどんは以下のように語っています。 ☆彡 ☆彡 ☆彡 宇宙創成のプロセスは、「ヒ・フ・ミ・ヨ・イ・ム・ナ・ヤ・コ・ト」という数理で表すことができる。その始まりである「ヒ」から最終の「ト」までのプロセスを理解し、それらを統合して成り立つ存在が、ヒトだ。それが時代人(じだいびと)であり、時代主義(Eraism=エライズム)を生きる存在だよ。 ~ 中略 ~ ヒトというのは、人間という地球上で物理的に進化してきたもののことではないんだよ。それは、物理的に進化してきたものが最終的に到達する目的地点であり、宇宙にはもともとヒトという意識レベルの存在があったはずだ。なぜなら、ヒトとは宇宙の仕組みをマスターした存在を言うのだから。ついつい人間たちは、ヒトのことを人間と勘違いする。人間とヒトでは、定義が違う。ヒトは形ではない。宇宙の法を理解し、マスターした存在をヒトと言うのであり、それは目覚めということでもある。 ~ 中略 ~ 宇宙は奇跡の連続だ。なぜなら、もともと人間の思考のキャパを超えたところで成り立っているのだから。だから宇宙を生きるという意識レベルを考えるのならば、科学や理屈を超えたところでものごとを受け取る器を持つことが必要だ。そうでなければ、真実は観えてこない。それには、人間壊しをすることだ。人間を壊して、ヒトとして存在する。それがヒトイズムだ。 ☆彡...

天との約束に基づき人との約束を創り上げていく

天との約束に基づき人との約束を創り上げていく

先日、NHKスペシャル「シリーズ マネー・ワールド 資本主義の未来 ”トランプ経済”は世界を変えるのか!?」を観ました。この番組の紹介には以下のように書かれています。 ☆彡 ☆彡 ☆彡 アダム・スミスが世界を自由貿易に駆り立てて以降、拡大を続けてきたグローバル市場経済が、今、トランプ大統領の登場で新たな局面を迎えている。アメリカ発の保護主義が、世界経済の血流を大きく変えるのではないかと懸念の声が高まっているのだ。多国間貿易の流れに逆行するかのような国境税の検討。「ドル高」に繋がる減税やインフラ投資を掲げる一方、「ドル安」を目指すかのような通貨安国家への批判など、かつてない“矛盾”を抱えた未知の経済が動き出そうとしている。「実行すれば世界経済は未曽有の不確実性を抱える」という経済学者がいる一方、「グローバル資本主義はもはや限界。トランプの経済は世界にとってプラスだ」という説もあり、その効果をめぐって論争も勃発。果たしてトランプ経済は、行き詰った世界経済の救世主となるのか?それとも、さらなる混迷と停滞を引き起こすのか? 世界や日本への影響について考えていく。 ☆彡 ☆彡 ☆彡 こんな内容の番組ですが、観て思ったのは、トランプ経済はたた目先の利益をそのまま追究しているだけではないかということです。従来なら大きな政府論によって行われていた公共事業への投資と小さな政府論によって行われていた減税とを同時に行うことで矛盾を抱えていると紹介されていましたが、それはただ闇雲に目先の利益を確保しようとしているだけに見えるのです。 「天との約束と人との約束」にも書いているように、経済活動は法律に基づいて行われており、それは人との約束と言えます。人との約束であるため、自分たちの都合の追求に繋がる恐れがあるのですが、トランプ経済はその最たるものと言えます。今、多くの人々が目先の利益に目を奪われ日常の中でそれを追求しているからこそトランプ大統領が生まれたと言えるのです。そこには物事を俯瞰する視点が欠如しています。...

天の恵みを広げるお金の動き

天の恵みを広げるお金の動き

カフェ&ショップ・ロータスランドがオープンしてから1週間が経ちました。ロータスランドのオープンは僕たちの暮らしに多くの変化をもたらしましたが、その変化にも慣れてきて日常となってきています。こんなふうに新しい動きと共に僕らの暮らしは変化を続けていくのでしょう。 ところで僕たちは自分たちの暮らしの指針として木の花ファミリー憲章を設けていますが、生活・プライバシーにはこんな文章が掲載されています。 ☆彡 ☆彡 ☆彡 一般的に、生計を立てるための職業と家事労働は明確に区別されています。しかし、私たちの暮らしにおいては、こうした垣根がありません。たとえば、食事づくりは家族のための営みであると同時に、訪問客に食事を提供し、収入を得る手段でもあります。また、農業は自らの食糧を生産する営みであると同時に、農産物の販売を通して利益を上げる方法でもあります。NPOやNGO等の非営利活動であれ、子育てであれ、私たちにとってはすべての活動が生活の一部です。このように、私たちの暮らしにおいて、生きていくのに必要なすべての営みは、利益の有無や必要なエネルギー(能力・労力)の多少に関わらず、まったく等しい価値を持つものであり、一つの生き物のようにつながっているのです。 プライバシーとは、本人の同意なく踏み込むことのできない領域(空間・時間)のことであり、その領域を守る権利のことです。 これに対して、私たちは共に生活していく上で必要な事柄を、積極的に共有しています。つまり、それぞれが自らの領域を垣根で守るのではなく、進んで互いを受け入れ、認め合うことで垣根を取り払っていくのです。そのようにして個々の境界がなくなり、信頼関係が深まり、すべての個性が溶け合い、全体の中で活かされ、尊重されるのです。 ☆彡 ☆彡 ☆彡 カフェ&ショップ・ロータスランドは僕らの暮らしから生まれた事業であり、それは生活そのものです。天の恵みをいただく農作業を土台とし、すべての活動を垣根なく繋げることから生まれています。 昨年の12月、いさどんは木の花ファミリーの商売について以下のように語っています。 ☆彡...

心の空間を生み出していく

心の空間を生み出していく

1月28日(土)開催の富士浅間木の花祭りに向けてリハーサルが始まり、全体のムードがお祭りに染まってきました。木の花祭りは新たな時代の幕開けを祝って、うれしうれし、たのしたのしと丸1日舞い踊る地球のお祭りです。その祭りでの舞について、いさどんは以下のように語っています。 ☆彡 ☆彡 ☆彡 舞というのは流れるように舞うものです。木の花祭りは、愛知県奥三河地方東栄町の花祭りに由来していますが、地元には言い伝えがあり、積み重ねてきたものがあります。それは、言葉を超えたものなので、もし、教えてもらった通りに舞ったとしても、本場の舞を実現することは出来ないのです。舞の奥には、その舞や所作が生まれた意味が隠されていて、それが個性となっています。追究していく姿勢が大切なのです。追究していく姿勢から「溜め」が生まれます。それは1%の違いですが、大きな違いをもたらすのです。 「自分を離れ真剣に世界を追求する」より ☆彡 ☆彡 ☆彡 「溜め」は舞に深みを与えますが、それは舞だけではなく日常のあらゆる出来事に当て嵌まります。いさどんは大人ミーティングでこんな発言もしています。 ☆彡 ☆彡 ☆彡 この場で、ホリスティックにまとめていく視点を提供出来る人が現れないか様子を見ていていましたが、出ませんでしたね。その原因を考えたのですが、6割~7割の人たちはこの話を聴いていませんでした。自分の発言する場ではないと決めて、もちきびの選別などの作業に集中していました。これだけの人数がいるので全員が発言するわけにはいきませんが、それでも、話題をみんなにとって大切な話として聴いていることが大切です。もしみんながこの話題を大切にしていたら、この場は自然と締まったはずなのです。発言をしない人も場を創っています。一人一人が見えないところでどういう姿勢をもっているか?それが「溜め」を生み出し、場を創っているのです。...

Your left Slidebar content. -->