無意識の無意識による無意識のための意識

無意識の無意識による無意識のための意識。

これは昔、ユングやプロセスワークを学んでいた頃に自分に浮かんでいた言葉。
寝ている時に見る夢や言い間違いやしくじり行為。
無意識と呼ばれるこれらのものは自分が意図していないものです。
ですが、それも自分であり、そこには多くのメッセージが含まれているのです。
そういう意図していないものに開かれていようと思って、こんな言葉を掲げていました。

この意図していないことは、人との関係や世界で起きていることにまで広がっていきます。

人は自分に相応しい出来事に出会っていきます。
出会うこと、認識することすべてが自分を表しています。
つまりそれらも意図していない自分と言えるのです。
それらを通して知った自分こそが本当の自分で、
自分が変化する時には出会う出来事も変化していきます。
そして、それは頭(意識)で思い描くものではありません。
頭(意識)で変化を思い描いても、それは自分都合となり思い込みとなりがちです。

意図していないことに開かれていること。
そして、それを通して見える姿を自分として認めること。

そこからしか真の変化は生まれないのだと思います。

9月19日、安全保障関連法案が参議院本会議で可決されました。
以下の記事などに書かれているようにこれは始まりなのでしょう。

安保法案が成立 SEALDs奥田愛基さん「民主主義は終わらない、絶対あきらめねーぞ!」

中野晃一氏 スピーチ+コールSEALDs【戦争法案に反対する国会前抗議行動】

安保法案に集団違憲訴訟へ

納得できない現状に対して行動を起こす。
そのこと自体は大切な取り組みだと思います。

ですが、みんな意図していないことに開かれているのでしょうか?

世論の大多数が反対する中、安全保障法案が成立していく。

安全保障法案が成立したことで内閣の支持率が下がっていく。

これらのことは多くの国民や安倍政権にとって意図していないことです。
この意図していない出来事が今の日本、そして日本人一人一人を表しているのです。
その視点がない限り、今回の出来事はお互いの主張のぶつけ合いにしかなりません。

9月17日、参議院特別委員会で安全保障法案が可決された時、
与野党議員が入れ乱れた混乱が起こりました。
委員長席に飛び掛かった小西議員はその時のことをツイートしています。
 ※『小西洋之議員 飛びかかった理由を明かす』参照。

この出来事に対する木の花の子どもたちの反応やいさどんの話はともちゃんがFacebookでUPしてくれています。是非、読んでみて下さいね。※『全保障法案に対するいさどんの話など参照。

いろいろ言い分はあると思います。
ですが、お互いが自分の主張を通すことだけを考えて争っている姿は、
戦争と変わらないのではないでしょうか?

戦争を反対している人々が戦争と変わらない行動をしている。
そこに自分たちの実態が現れていて、
それが現実の戦争を生み出しているのではないでしょうか?

歴史社会学者の小熊英二さんは、
今回の出来事を「何かのはじまり」と表現していますが、
この自分たちの実態に目を向けない限り、
出会う出来事は変化しないのではないでしょうか?

作家の落合恵子さんは「新しい戦い」と表現していますが、
「戦う」心が真の平和を生み出すのでしょうか?

今の状態はただ「民主主義を勝ち取る」という物語に興奮しているだけなのかもしれません。
もしそうならば、この物語が成立するためには圧政者(安倍首相)が必要となります。
そして、この物語には「戦い」が伴うことになります。

自由や民主主義のために戦う。

もしあなたがこの物語にわくわくしているならば、争いは続いていくのではないでしょうか?

この想定があっているのかどうかは分かりません。
人の動機はいろいろだと思います。
ですが、現状がお互いに争っている状態であることに変わりはありません。

この状態を受けて自分と向き合っていくことで真の変化は生まれるのだと思います。

ちなみに今回の法改正が一番切実な問題となるのは沖縄です。
 ※『安保の現場とは、すなわち沖縄である。』参照。

在沖縄米軍の存在が日本の平和を守ってきた。

その事実にどれだけの人々が向き合っているのでしょうか?
沖縄の基地問題はずっと続いています。
9月21日、知事の翁長さんは国連人権理事会で演説をしています。
 ※『翁長雄志知事が国連で演説』参照。

様々な歪みがある現在の日本の安全保障。
それが日本、そして一人一人日本人の現れなのです。

ところで・・・

人民の人民による人民のための政治。

リンカーンによるこの言葉は民主主義の理念と言われています。
ですが、今の日本は、多くの人民が反対する法案が通っていく現実があります。

政府は人々の意向を無視して、自分たちが正しいと信じる政策を通していきます。

一方、普段の自分たちを観てみて下さい。

生きていると様々な意図していない出来事に出会います。
それらに心を開いているでしょうか?
それらを無視して自分が正しいと信じる行動を取っていないでしょうか?
また些細なことで人と言い争いをしていないでしょうか?

一人一人の行動と政治は繋がっています。
自分が信じる行動を貫く日常生活が今の政治を創っているのではないでしょうか?

人権宣言を生み出したアメリカ独立運動やフランス革命。
奴隷解放をもたらしたアメリカ南北戦争。

それらは人々に自分の意志を持つことの大切さを教えてくれました。
ですが、世界に平和をもたらすためにはそれだけでは不十分なのです。
なぜなら、それらの根底には自由のための「戦い」があり自己主張があるからです。

今、人々に求められているのは、行動による革命ではなく精神革命です。
「戦い」ではなく「調和」によって変化を生み出す革命です。
それには自分の意志により世界に心を開いていくことが求められているのです。

無意識の無意識による無意識のための意識。

宇宙や自然、世界や身近に起きる出来事に開かれている意識。

そんな意識へ向けて、一人一人が目覚めていく時代に来ています。
人にどう思われているかではなく現象そのものを観てその奥を感じていくのです。

9月19日~21日に開催された「宇宙おじさんの人生講座3:宇宙意識で生きる」では
そんな時代に必要とされる学びが提供されました。

そして、11月21日~23日に開催される大人サミット「地球会議 in 木の花ファミリー」では、そんな時代に向けた話し合いがなされます。それは精神革命が引き起こす次世代の「クニツクリ」の場となっていきます。大人サミットの主催文には以下のように書かれています(一部抜粋)。

人類は、地球生命を絶滅させる存在になるのか、それとも新たな時代をもたらせる存在になるのか。それは、私たち一人一人の生きていく姿勢や意識の広さにかかっています。
目覚めた人達が創る新しいクニ(地球)。大人サミットは、単なる会議ではなく精神革命が引き起こす次世代の「クニツクリ」の場です。地球・人類、そして個人がこれからの時代「どうあるべきか」、有志がこの場に集い語り合い今までとは違う次元のクニ(地球)をこの地から創造していきます。
これからの未来を本気で創り上げていく、固い石のような意志を持った参加者と共に次の時代のロールモデルとなる生き方を体現していきましょう!!





今、自分が暮らす木の花ファミリーから生まれようとしている時代の流れ。
その流れを担えるように自分自身も精神革命を遂げていく必要があります。

今日このブログを立ち上げて丸1年が経ちました。(2014年9月23日開設)。
そして、今日は秋分の日、昼夜の長さがほぼ同じになる中庸の日(こんな言い方は変かな?)。
そして、世界中どこから見ても太陽が真東から昇り真西に沈む日。

この節目の日に僕は一つの宣言をします。

無意識の無意識による無意識のための意識。

宇宙、自然、世界、社会、他者。

意図していないものに開かれ、その奥を感じ、意図していないもののために生きていきます!


秋分の日5時33分頃の空。雲の奥から光が。奥にあるものを意識するってことですね。


6時20分頃の空です。太陽が顔を出してくれました。




透明感を取り戻す

天体の節目、秋分の日の前日、僕は川辺まで散歩をし、川に足をつけて本を読んで寝転がりました。川の水の冷たさと太陽の暖かさ。とても心地よい時間を過ごしました。



そして久しぶりに自分が1月1日に書いたブログ「やっぱり天の物語を生きる~新年の挨拶として~」を読みました。身近な人(両親)への想いや感謝の気持ち、それ以上に大切な天や自然に生かされていることへの感謝の気持ち、そして世界と一つになり、天の物語を生きることの大切さを再確認しました。

あの頃、僕の心は透明でクリアでした。
今は・・・

僕は自分を小さなところに囲い込んでいました。
それは人からの評価という枠組み。
人の気持ちを惹きたいという気持ちをコントロールせずに、
僕はいつの間にか少しずつ少しずつ小さなところに自分を囲い込んでいました。

人からの評価、表面的なことに目を奪われる。
そして、それに心が翻弄される。

そんな状態が続いていました。

これは自分の実態。

心の中に残っていた未熟が刺激され、そしてそれに翻弄された結果。
僕はしばらく未熟を生きました。

今日の太陽は暖かかった。
僕はシャツを脱ぎ、それを振り回して歩いていました。
それに反応するように風が巻き起こる。
僕はそれに合わせてさらにシャツを振り回す。

風が舞い上がる。

僕の未熟も舞い上がったかな?????

そんなの知らねー

日々起きることは自分の実態を表していて、それは日々の積み重ねで変化します。
僕はしばらく小さなところに自分を囲い込んでいた。
そんな日々を積み重ねていた。
だから情けない日常が続いていた。

ただそれだけ。

これからは???

知らねー

どっちみち現実は意図した通りには起こらない。
意図なんでどうでもいい。

ただただ天を意識します。
天とはこの世界の奥に流れる法則であり絶対的な愛であり善意であり調和。
そう、それは常に奥に流れているのです。

それを感じて生きていく。
感じるように意識していく。

ただそれだけ。

川辺に寝転がり見上げた太陽です。




The Earth Summit at Konohana Family

Now, the United Nations 70th General Assembly is held in New York. The United Nation was founded after the World War Ⅱ for the world peace.But the world peace has not realised since that day. Now there are a lot of  is problems, ISIL ,the refugees from Syria to  Europe,the confrontation between Europe and Russia, and so on.

Each country wish for their peace and benefit. But It will not lead to the world peace,and the confrontation will continue. In order to bring ture peace to the world, each country have to have a broad worldview and transcend the country ego. And in order to transcend country ego, people have to have a broad worldview and transcend the individual ego.

Now the meeting that is held by the people who transcend the individual ego is needed for the world peace. So we hold The Earth Summit at konohana Family from November 21th to November 23th.

Please take part in that Summit, and have a broad worldview and transcend the individual ego for creating the new world.

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The Earth Summit at Konohana Family
~ We have entered the door to the new era ~
2015年大人サミット英語 (3)
The winter solstice of the galaxy in 25,800 years occurred on December 21st, 2012 which created the shift from the times of darkness and conflict to the times of light and harmony. Going through the Era of the King called “the Blue Light Period” that started 6,450 years ago, and the Era of Saints called “the Red Light Period” that continued for 3000 years, the Era of People has finally arrived when each person is going to become aware of the truth.
Moreover, this year, 2015 is the grand sum of three years of 2013, 2014, and 2015 which are the beginning of the era of light, and also the year of departure for the next era!
The door for the new era has already opened. Now that a few months are left to complete the year of 2015, “Wotona”, people with a will to create a new era will gather at Konohana Family, located at the foot of Mt. Fuji, organize “The Earth Summit”, and discuss how humans should live to connect to the next generation and how the society should be.
What is “Wotona”?
First of all, “Otona” means “adult” in Japanese. The sounds of “O” and “Wo” are similar, but the meanings are totally different in Japanese. Expressing “Otona” as “Wotona” came from the wisdom of the KATAKAMUNA civilization that existed in Japan about 12,000 years ago and highly developed the cosmophysics. From the viewpoint of KATAKAMUNA, “O” means expansion and contraction into six directions; front, back, right, left, up and down in the phenomenal world that is the three dimensional physical world. Therefore, in a sense, “Otona” indicates a person who has promoted physical development in the past. To the contrary, “Wo” means settlement at the entrance of the potential world that is in the back of the phenomenal world, after receiving the universal will. Therefore, “Wotona” indicates a person who integrates various matters that were separated and governs harmoniously. Now that the development of the phenomenal world has reached its peak in both macro and micro ways, the universal will in the potential world is about to contract, integrate, and harmonize the phenomenal world, and return it to the universe.
In short, “Otona” is just an adult and “Wotona” is an awakened person with a great spirit regardless of age. “Wotona” could be a model of an adult in the era to come, as a person who lets go of unnecessary things, seeks what is truly important, has an awareness and responsibility for creating this world, and lives for the whole Earth and others, transcending the individual ego.
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The Wotona Summit Declaration
At this Summit, we are going to draft the “The Wotona Summit Declaration” that will become the model of the humans for a new era. This will be the Declaration of Independence for each individual with the will to be “Wotona”, and even “The Declaration of Creation of the New Earth”.
On August 14th, 2015, the Japanese Prime Minister Shinzo Abe announced the Statement of the 70th Anniversary of the end of the war. Around the same time, “The Earth Statement ~ In order to bring true peace to the earth~ August 15th, 2015” was issued as the message from the times to all humans.
Here is the excerpt of “the Earth Statement”.
In order to bring true peace to the earth, what are the things we can do now? It is to have a broad worldview and transcend the individual ego. When people are trapped in the narrow perspective of the ego, they start to sense a distance in others by differences. That is the beginning of conflicts and wars. However, the world where we exist is infinitely vast and consists of the network of various lives. That network of harmony is based on the fractal structure that the whole exists for the individual and the individual exists for the whole.
The truth of this world is that everything is ONE. Therefore, there is no boundary between everything else and ourselves. If people’s worldview expands in this matter, peace will naturally prevail on earth without us trying to create a peaceful world.
The 21st century is the beginning of the times when we humans have consciousness as an earth being and as a universal being, and contribute to this world. Now, we are facing the turning point at which we will either trigger the next extinction for earth-living beings, or will create a new era. When humans express the spirituality the next era indicates, peace will prevail on earth.
地球談話用
There is no time to lose in the current situation on Earth. Now that we have passed the peak of darkness and entered the era of light, we have faced the greatest turning points ever from the universal viewpoint. The time has arrived when we humans will explore the possibility of the Earth and humans in the future.
Will we humans either trigger the next extinction for earth-living beings, or create a new era? It is up to us–how each person will live and how broad his/her worldview will become.
Wotona” is the one to create the new Earth. “The Earth Summit” is not a mere conference, but a place of creating the Earth for a new era. And it will be brought by each person’s spiritual revolution. How should the Earth, the whole of humanity and the individual be in the next era? People with the will to be “wotona” will gather, discuss, and create the Earth of the higher dimension from where they are.
Let’s manifest the lifestyle that will become the role model of the next era together!
The Messages from Organizers:
Awa-chan:
あわ“The Wotona Summit Declaration”. This is our declaration of Independence for each individual, and even “The Declaration of Creating the new Earth”. The door of the new era has already opened, and I feel the living model for the next era is highly urgent for the world. We will embody the new living beyond the conflicting structures that have been created in the modern society.
When each one of us becomes aware of his/her role and actively lives his/her life, it will be very pleasant for people around you, and that network will spread around the world explosively. As a result, a totally different Earth will be created, and that means the grand scale of story will start from where we are. We will create the world which any human beings have not seen before from here. Why don’t you join this great first step to make this incredible dream come true from “The Earth Summit” together? I am very much looking forward to your participation as a person who has the same will.
Michiyon:
みちよちゃん
2015 — We are at the greatest turning point from the point of view of the vast universe. We will have times to confirm that fact. By doing so, we can see our roles from now on. And let’s connect together with the people who have the same spirit and consciousness by breaking the conventional frames!
Junzo:
じゅんぞう
I am 34 years old and a student of acupuncture in Nagoya. I have been involved in the Earth Summit three times as an organizer, and all the past summits were totally different from what I expected and became a very lively place. I do not worry about anything since this time will become like that. In Konohana Family, it is often said “set a direction but do not set a plan”. The era will be created by the law of the universe (god).
If you can catch the flow, whatever the rough wave would come, we can move forward smoothly as a surfer. However, the future is only known by god. So, setting up the plan will create a small frame and it would be difficult to ride on the wave. Also, if you proceed with the plan in a selfish way, you will miss the flow and a clear answer will come back as “Hardship”. I am not mature enough, so I am still given “hardship”; however, this is a boost from god. Currently, people in the world are given the boost to be “Wotona.” Otherwise, the Earth will not last long, or we human beings will be shaken out. It is such a great turning period. Don’t you think? But because of being in this period, we can enjoy this dynamics. We can change as the Earth changes. Let’s make a good place together! (^ ^)
Mika-chan:
みかちゃん
The era has been changing without any procrastination, and children who are the products of time and place are coming to the Earth incessantly. The cycle of the various calendars and the milestone of 70th anniversary of the end of the war come into line now. Therefore, I feel so sure the era will come when each person becomes enlightened. The genuine adults who think of the whole Earth will gather, regardless of age and gender. So, let’s talk about the true peace and creation of the world together!
Detailed Information
Date & Time:
Please come before 11:30 am on November 21st, 2015. It will end after lunch on November 23rd, 2015.
Transportation:
If you arrive at Nishifujinomiya Station at 11:05 am by JR Minobu Line or at Taisekiji at 10:51 am, we will pick you up at the station/ bus terminal.
For details, please check this URL.
Venue:
Konohana Family
Konohana Family produces most of their food – 260 types of vegetables, grains, 10 types of rice, free-range eggs, pure honey, and miso (fermented soy paste), soy-sauce, and other processed food, produced with traditional methods.
About 80 non blood-related members live as a one big family in harmony. They receive considerable attention as a highly established community nationally and internationally such as not using any chemicals in farming, highly achieved self-sufficiency for food production, various ways of social contribution, and daily life that weighs the spirituality regardless of religions and ideologies.
Contents: (may change by flow of the day)
・Presentations that unfold the flow of generation and the modern social issues
・Analyzing the history from the the industrial revolution to the present and reviewing
・Making and examining a draft of “the Wotona Summit Declaration”
Capacity: 30 people
This program is suitable for everyone, but particularly for the people who have the following thoughts:
・Create the society which brings the true peace/ Create and live the new life style in the next era
・Change the world/ In order to change the world, change myself
・Felt something must be wrong in the current society and acted, but nothing seems to change
・Live independently without becoming bombarded by the conventional framework and systems
・Trying to live an alternative way, but nothing makes any sense to me
・Believe that I am a truly universal person!
Participation Fee: 16,200 JPY
This includes accommodation and food for three days from lunch on November 21st to lunch of November 23rd, Insurance, and consumption tax.
Schedule (It may change accordingly)
Day 1
12:00-14:00: Vegetarian Lunch with home grown organic vegetables
14:00-17:00: Introduction, Presentation of the current society
17:00-18:30: Bathing & Free time
18:30-20:45: Vegetarian Dinner & Free time
20:45~: Community Meeting (Optional)
Day 2
8:30-12:00:Analyzing the history from the Industrial Revolution to the present
12:00-14:00:Vegetarian Lunch with home grown organic vegetables
14:00-17:00:Examining and Creating the “The Wotona Summit Declaration”
17:00-18:30:Bathing and Free time
18:30-20:30:Vegetarian Dinner & Free time
20:45~: Community Meeting (Optional)
Day 3
8:30-12:00: Creating the “The Wotona Summit Declaration”
12:00-14:00:Vegetarian Lunch and Break up after Lunch
(After the event from 14:00 to 16:00, a discussion session is planned for the participants who would like to talk more.)
Additional Information about the accommodation
Rooms:
・You may share the room with other people of the same gender.
・Please understand that drinking and smoking are prohibited in the facilities.If you need to smoke, please smoke at the allocated place outside of the facilities.
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Bath:
・It will be the shared big bath with other people of the same gender.
・Soap, citric acid hair conditioner, towels are prepared at the bathroom.
・Please bring your own tooth brush, shaving tool, and other disposable toiletries if necessary.
Meals:
・Meals are vegetarian by using the freshly harvested seasonal homegrown vegetables which do not use any chemicals. Most ingredients are prepared by Konohana Family except some seasonings. The meals are served as a buffet style.
20121123115303
Application for the Event
Inquiries:
Michiyon or Awa-chan
Non-profit-organization Green Grass
E-mail: info@npo-greengrass.org
Phone number: +81-544-67-0485 Fax: 0544-66-0810
Postal Address: 238-1 Nekozawa, Fujinomiya, Shizuoka
Japan 419-0302

一人一人、そして「国体」=Country's Beingの解放

9月5日、木の花ファミリーでは、新嘗祭(にいなめさい)が行われ、みんなで稲刈りをしました。
※当日の様子はこちらをご覧ください。→KONOHANA FAMILY HARVEST
そして、9月6日の夕食、直会(なおらい)にて、みんなで刈った新米をいただきました。

稲刈り後にみんなで記念撮影しました。

直会の際、いさどんは以下のような話をしました。
 ※うろ覚えなので、僕の記憶による脚色が入っています。

☆彡 ☆彡 ☆彡

直会とは神さまと直接会うこと。神さまとはこの世の仕組み、法則のこと。つまり生命の循環です。私たちは生きること、その中でも特に食べることを通して、生命の循環の中に入っていきます。神である食べ物を自分の中に取り入れ、排泄することで他のものへと循環していきます。私たちは食べ物をいただく時、噛みますが、噛むことにより神が増していくのです。

カタカムナでは、「カ」はこの世界の最少構成要素、素粒子よりも微細な存在です。産(ム)すことによりそれが無限に広がっていきます。噛むことは無限に広がる循環を生み出していくのです。

それは今日だけでなく毎日のことです。毎日、毎食毎にそのことを意識すること。それが天と共に生きる生き方です。それは目の前に起きる出来事をいただいていく生き方でもあります。


わたしたちの暮らしに、「愛とお米があればいい」という言葉があります。お米は穀物の中で最高のもの。それと愛だけがあれば暮らしていけるのです。

多くの人は今、個人的願望に基づいて様々なものを求めていますが、それが人と人との対立や環境破壊に繋がっています。

時代は今、一人一人が自らのエゴを超えて調和して生きていく時代になっています。
毎食ごとに神さまをいただき、天を意識して、そのエネルギーを天に返していく。
そんな心で暮らしていきましょう。その心が新しい時代の扉を開いていくのです。

☆彡 ☆彡 ☆彡

毎食毎に、この世界の仕組みを意識し、それに感謝する心を育んでいこうと思います。

ちなみに新嘗祭は、宮中祭祀の一つで毎年11月23日(祝日)に行われています。天皇陛下が五穀の新穀に感謝し、新米を食していきます。それは天皇家と五穀、その中でも特にお米との繋がりの深さを示しています。

『僕の叔父さん 網野善彦』の中で著者の中沢新一さんと網野善彦さんは様々な話題について会話をしていますが、その中の一つに天皇制があります。その話題は以下のように展開されます。

☆彡 ☆彡 ☆彡

縄文時代(狩猟採集の時代)、日本は、助け合いといたわり合いの精神に満ちた相互扶助の共同体が作られていました(「国体」=Country's Being)。そして、大陸や半島から稲作を携えて渡ってきた人々も同じ精神の元に農業的社会を作りだそうとしてきました。

天皇制はそういう「国体」=Country's Beingの上に乗っかる形で支配を行ってきたのです。そのやり方が独特で、天皇は、律令制を支える官僚組織のトップでもあり、穀物霊をお祀りする神主のトップでもありました。天皇は、稲束の数で税を徴収し、その稲の霊を祀っていたのです。天皇の元、水田の国、瑞穂の国、として日本は統一されていくのです。

こんなふうに日本の表の歴史は展開していきます。ですが、すべての人々が稲作をしていたわけではありません。畑作をしている人たち、そして、海や山、川の民たちもいました。ここに日本列島の多様性があるのです。


海や山、そして川の民は農民が付き合っている自然よりも、荒々しい生の自然と渡り合っていました。そして天皇は、これらの人々も別のやり方で支配をしていました。稲籾の形で租税を取るのではなく、山や川、海で採れる産物を、神さまに対するお供え物の形で、直接納めさせていたのです。それはあいだにいろいろな役人が入る農民とは違い、天皇とのダイレクトな関わりとなっていました。そのため、彼らは天皇に対して特別な心情を育てていき、その心情は今日の右翼的なものへと繋がっていくのです。


このように天皇は、農民に対しては「穀物霊の王」として、そして、非農業民に対しては直接的な「神」として人々に崇められるようになりました。そして、相互扶助の共同体である「国体」=Country's Beingが権力としての「天皇制」に取り込まれてきたのです。

☆彡 ☆彡 ☆彡

日本人の心の奥深くへと染みわたっている天皇陛下の存在。戦後70周年の今年、玉音放送の原盤が公開されましたが、昭和天皇の言葉により太平洋戦争、日中戦争は終結しました。天皇陛下の言葉はそれだけの重みを持つものでした。

その存在の重みは反対に、戦争を開始する際にも利用されたと思われます。
天皇陛下の存在により国が一つの方向に纏まっていったのです。
その際、昭和天皇には多くの苦悩があったものと思われます。
その心情は明仁皇太子に宛てた手紙などに表れています。

  ちなみにいさどんと昭和天皇はとても深い縁で繋がっています。
  詳細は、いさどんの宇宙視点で見てみよう「昭和天皇が現れて」をご覧下さい。


人間はその歴史の中で、社会を形成し、様々なことを制度化してきました。
その中で自然との直接的な繋がりを失ってきました。

 「我思う。故に我あり」

デカルトがそう宣言した近代以降、
自我は自らを自らの中に閉じ込めてきたのではないでしょうか?
そして、日本人は、人と人、人と自然が調和した豊かな「国体」=Country's Beingを、
権力としての「天皇制」に閉じ込めてきたのではないでしょうか?

その精神構造が、現代人、現代社会の閉塞感に繋がっているのではないでしょうか?

歴史学者の網野善彦さんは、「非人」という概念を大切にしていました。
「非人」は中世の特定職能民・芸能民の呼称ですが、次第に被差別民の呼称となっていきます。
網野さんは、「非人」を取り戻すことによって、人間を自らの枠から解放させようとしていました。
上記の著作の中で、以下のような話しを網野さんと中沢さんは展開しています。

☆彡 ☆彡 ☆彡

非人とは、「非人間、人間ならざるもの、人間を超えた力の領域に触れているもの」です。
アイヌの人たちは、人間のふつうの能力を超えたものを「カムイ」と呼んでいました。
そこでは、「非人間=カムイ=聖なるもの」と考えられていました。
ところが、(天皇が権力を持った)西日本を中心として、
「非人間=非人=賤しい(いやしい)もの」というように意味の逆転が起こり、
そこに組織的な差別が発生するようになりました。
 ※東日本は歴史的に差別が少なかったと言われています。

非人=非人間は、自然との直接的な交歓のうちに生きます。
死のリアルに触れながら、生と死が不断に転換し合う、
ダイナミックに揺れ動く世界を生きています。

世界に堂々たる非人を取り戻すことによって、
人間を狭く歪んだ「人間」から解放するための歴史学が生まれます。
それは、「百姓」を「農民」から解放します。
人民を「常民(一般の町村に住む人」から解放します。
この列島に生きる人間を「日本人」から解放します。
そして、列島人民の形成してきた豊かな「国体」=Country's Beingを、
権力としての「天皇制」から解放するのです。

☆彡 ☆彡 ☆彡

冒頭のいさどんの言葉は、この世界の仕組みを理解することの大切さを伝えています。
それは、社会や制度のように人間が作りだしたものではなく、天が生み出したものです。
自分を超えた存在を意識すること。それが自分を解放することに繋がります。

地球談話に示されているように、宇宙的には、一人一人が目覚める段階に入っています。
これから人類一人一人の精神革命が国を変え、そして世界を変えていきます。

広い世界観を持って、個々の自我を超越してこと。

この世界に真の平和をもたらすために、木の花ファミリーでは凸凹しながらも
みんなでそのための生活を創り上げているのです。


※以下、新嘗祭の写真を何枚か紹介しますね(facebookページはこちらです)。


















正しい自己認識が世界を変え、世界に平和をもたらす。

ここ12ヶ月、僕は特定の人に対して「理解してもらいたい」、「関心を示してもらいたい」という気持ちを持っていました。そして、その気持ちは、相手に取り入ろうという不自然な心に繋がり、その不自然な心、芯のない態度は相手をイラつかせ、それに対して自分は不満を持ち、攻撃的になるという状態に陥ってしまいました。

僕の中には上記のような自己認識はあって、自分なりにその状況を改善しようと取り組んでいました。そのため「なかのんは、自分のことが見えていない」と言われると、「分かってもらえない」という気持ちが生じて、自己主張を始めることになりました。

ですが、僕の取り組みは功を奏していませんでした。そのため「出来ていない」「見えていない」と言われるのは当然のことなのです。

そもそも僕の心は過度に人の理解を求める不調和な状態でした。

「自己主張をし、それを跳ね除けられる」のは心の状態をそのまま表していて、相応しい現象なのだと思えました。

そして、こんな心が個人個人の不調和を生み出していて、それが今、世界で起きている戦争に繋がっていくのだなと思いました。

僕はこんな自分を超えるために意識を高いところに持っていき、それを維持しようと試みました。
そのためにブログを書くという行為を選びました。
世界に起きていることに関心を持ち、高い精神性を表現することで、自分をその方向に持っていこうとしました。

ところが、それが逆に自分を観ないことに繋がってしまいました。
例えば、人から「感情的になっていない?」というフィードバックを貰った際、
強がり?のような感情が影響し、「そんなことはない」と否定していました。

そもそも人からの言葉は自分のコントロールを超えたものです。
それは自分を広げてくれるものです。
それよりも自分の考えを優先してしまっていたのです。
これでは自分を超えることは出来ず、ずっとそのまま変わることはないでしょう。

僕はこのブログで自分を観ることの大切を訴えていながら、この状態です。

これもまた自分の現状で、それが争いの多発している世界の現状に繋がっているのです。このことをしっかり認識し超えていこうと思いました。

 広い世界観を持ち、個々の自我を超越すること

地球談話に書かれているように、その取り組みが真の平和を地球にもたらします。
自我を超えるためには、超える対象の自分をしっかりと認識する必要があります。

その際、「良い自分でありたい」という気持ちが邪魔をし、時に認識を歪めますが、
「自分」はあくまで超えていく対象です。
ならば、どんな自分でも良く、評価を気にする必要はないのです。


自分の嫌なところ、見たくないと思えるところもしっかり見つめ、超えて行こうと思いました。

正しい自己認識が世界を変え、世界に平和をもたらすのです。



話しは変わって9月3日。中国で抗日戦勝70周年記念軍事パレードが行われました。

それを観たいさどんは、「あのニュースは大きなものだよね。中国を一人の人間に例えたら、その人格はとんでもないものだよ」と話していました。

国を一人に人格に例える。

時々いさどんから話される発想ですが、あらためて面白い発想だよなと思いました。
そこでその発想で少し中国について書いてみようと思います。

沢山の問題や矛盾を抱えながら、それをないことにして、表面と取り繕い、とにかく強がり自分の主張を通していく。

今回の中国の行動はそんなふうに表現できると思いました。

いさどんは、「70年前の出来事を引っ張り出して、こんなことをしている。安倍談話も完全無視だよ。」と言っていました。

ニュースで観る限り、今、中国は大変な状態にあります。

経済成長は鈍化し、貧富の格差は拡大しています。その影響で株価は8月に暴落しました。
環境汚染はとてもひどい状況にあり、政治は腐敗し習近平国家主席は反腐敗を徹底しています。
加えて子どもの誘拐も横行し、年間20万人の子どもが行方不明となっています。
(「”わが子はどこに・・・”~中国・横行する子どもの誘拐~」を参照して下さい)。
そして8月12日に起きた天津の危険物倉庫で発生した爆発事故は、天津港を一時麻痺させ、中国経済に打撃を与えると共に、危険物質が流出し、健康被害や土壌汚染の恐れも指摘され、それに対して言論統制が行われている現状にあります。

そんな中、国威高揚のために行われたパレードと言っていいでしょう。

これは空虚な強がりとも言えて、海外からの参加した首脳は、ロシアのプーチン大統領や韓国の朴(パク)大統領や国連の潘(パン)事務総長など僅かな数でした。南沙諸島での埋め立てなど周りを気にせず自分の利益を追求している結果です。

これが僕から見える中国の現状で、一人の人格に例えると・・・という答えでは、先ほどのような表現をしました。

では他の国々は立派かというと、今回のパレードへの参加、不参加もそれぞれの国の国益からの判断で、自分視点を超えていないのが現状です。そして、それはそのまま一人一人の国民の意識の現れと言えるのでしょう。

さて、このパレードを中国国民はどう見ているのでしょうか?
一つ面白い記事を見つけました。以下、中国の国語の授業のワンシーンです。


☆彡 ☆彡 ☆彡               

(中国の)国語の授業で、先生は『なんと!』という副詞を使って作文を作るように生徒に言った。
明君はクラスでも成績優秀な生徒、早速次のような文を作った。
「1949年に建国したある国は『なんと!』、建国よりも早く、1945年に戦勝国になった」

勢いにのって、更に一文を作った。
「この国は建国66周年を祝う時、『なんと!』、軍事パレードで戦勝70周年を祝うことになっている」
しかし、発表を聞いた先生は激怒し、明君を教室から追い出してしまったとか・・・。


☆彡 ☆彡 ☆彡

第二次世界大戦当時、日本軍と主に戦っていたのは蒋介石率いる国民党軍で、今の中国を支配している共産党は補助的な役割をしただけなのです。明君の言葉はそのことを皮肉った言葉と言えるでしょう。

中国国内にこのような子どもが育っていることに希望を感じます。
彼らは情報統制の中でも真実を知り、そして向き合っていくのではないでしょうか?
こういう一人一人の動きが大きなうねりとなり中国に変化が生まれるのではないかと思いました。

そう、正しい自己認識が世界を変え、世界に平和をもたらすのです。

時代のうねりを感じる

8月が終わろうとしています。

終戦記念日(8月15日)のある8月。今年は戦後70周年です。
安倍首相による談話があり、テレビでも様々な特集番組が放送されていました。

木の花ファミリーでもこの8月、戦争の映像をいくつか観ました。
僕たちはそれを通して人間を知り、自分自身の心を見詰めていきました。
 ※「世界が僕を変える(2)」や「歴史が本当の変化を起こす転換期」を参照して下さい。

そして今、安全保障関連法案が参議院で審議され、国会前には法案に反対する人々が数多く集まっているようです。そんな中、昨日は坂本龍一さんがスピーチをしたようです。(全文はこちら

スピーチの中で坂本さんは「憲法の精神を取り戻すこの運動は『マグナ・カルタ』『フランス革命』に匹敵する」と述べています。そして、その言葉にみんな盛り上がります。

確かにそうなのかもしれません。ですが、イギリスが『マグナ・カルタ』を持ち、フランスが『フランス革命』を経験したヨーロッパにおいて第一次世界大戦、そして第二次世界大戦が起きているのです。

その事実をどう考えるのでしょうか?

僕は平和への願いはみんな共通していると思っています。安全保障関連法案は戦争法案と揶揄されることもありますが、安倍首相が戦争を願っているということはないと思います。

一人一人が平和を願いながら、それが実現しない。

そんな矛盾した状態を人間は生み出しているのではないでしょうか?

国会前に多くの人々が集まる熱気。一人一人がこの国について真剣に考えようとする姿勢。
そこに時代にうねりを感じます。
ですが、それだけでは真の平和が生まれることはないと思うのです。

一人一人、自分自身の心や日常生活を振り返ってみて下さい。
平和を願うあなたの心はいつも穏やかでしょうか?
他者の幸せを願っているでしょうか?
みんなと仲良く暮らしているでしょうか?

一人一人の心が集まり大きなうねりとなって社会を生み出しているのです。

毎年3万人近くの自殺者を生み出し、子どもや女性、老人を中心に貧困率が上昇している日本社会。精神疾患の患者も320万人と言われています。それが日本社会の実態です。

加えて、人類が大量のエネルギーを消費してきたことで、地球環境は疲弊し、気候変動により、スーパー台風、大干ばつ、集中豪雨など異常気象、そして大地震や火山の噴火などの天変地異が世界各地で起きています。

戦争だけではありません。

世界には今、たくさんの問題があり、それらは一人一人の心が生み出しているのです。

追究すべき対象は安倍首相でもSEADLsでもアメリカでも中国でも北朝鮮でもありません。
みんな自分自身を心を追求するべきなのです。

安全保障関連法案に反対し多くの人が国会前に集まりました。
それは大きなエネルギーです。

そのエネルギーが自分と向き合う方向に動いた時、この世界に真の平和が訪れる。

僕はそう確信しています。

広い世界観を持ち、個々の自我を超越すること。

この地球に真の平和をもたらすために出来ることはそれしかないと思っています。

8月最後になるこの投稿。地球談話を紹介することで締めくくりたいと思います。






「地球談話~真の平和を地球にもたらすには~」
2015.8.15

真の平和を地球にもたらすために、今わたしたちにできることは何でしょうか。それは広い世界観を持ち、個々の自我を超越することです。人間が自我の狭い枠に囚われている時、他者との違いによって他者に違和感を持つようになります。それが対立や争いの始まりです。しかし、わたしたちが存在しているこの世界は無限に広大な世界であり、そこは多様ないのちのネットワークで成り立っています。その調和のネットワークは、個を存在させるために全体があり、全体を存在させるために個がある相似形の仕組みによって成り立っているのです。
この世界の真実は、全てが一つということです。ですから、全てのものと自分自身との区別はないのです。このように人々の世界観が広がれば、平和な世界を創り上げようとしなくても、地球上に平和は自ずと訪れるものです。
日本の漢字に「働く」という文字があります。これは「労働」を意味します。しかし、真の意味は「傍(はた・他者)を楽(らく)」にすることです。働くことはある意味生きることですから、生きるとは自分を超えたネットワークの中で役割を果たし、他者のため、世の中のために生きることなのです。ですから、生きることは世界に平和をもたらすことになります。
ところが、今の世界は国なら国益、個人なら自身の利益を優先しているため、国家レベルの大きな戦争から個人レベルの小さな争いに至るまで、平和が保たれない状態になっているのです。それは人間の世界観が狭いことが原因です。対立や争いは、自我が優先された人間の姿勢から生まれてくるのです。
地球上の生命進化の歴史を観ると、過去6億年の間に6回大量絶滅が起きています。そしてその統計からすると、近い将来生命が絶滅する可能性があると言われています。過去から現在に至る地球生命の中で最も高い能力と大きな影響力を持つのが人間です。地球生命の頂点に立つ人間は、暴走することによって次の絶滅をもたらす可能性もあれば、絶滅の危機を超えてさらに進化した世界をもたらす可能性もあるのです。
21世紀に入り、わたしたちはいくつもの大いなる転換点を迎えています。太陽は天の川銀河を22600万年かけて1周し、その間に約9000回の螺旋を描きます。その1螺旋は25800年です。20121221日、25800年ぶりの銀河の冬至を迎え、宇宙的には闇と争いの時代から光と調和の時代に入りました。さらに、冥王星は太陽のまわりを248年かけて1周します。2008年、冥王星の1周期を経て、ヨーロッパ産業革命以降250年間続いた西洋物質文明は終焉を迎えました。そして今、東洋精神文明が開花していく時代が始まったのです。
宇宙的には、すでに一人ひとりが目覚める段階に入っています。それゆえ、多くの人々は今までの価値観に疑問を感じ始めるようになり、新たな時代に向けての価値観が求められているのです。人類一人ひとりの精神革命が国を変え、そして世界を変えます。あなた自身が変わることが世界を変えることの始まりです。それは宇宙の意志であり、時代のサイクルの表れです。したがって、個人レベル・国家レベルそして地球規模で起きる全ての出来事も宇宙の意志であり、時代の流れの中にあるのです。そのように時代を読む捉え方は、わたしたちの個人的エゴからの解放と広い世界観を持つことによって可能となるのです。人類は肉体という物理的には小さな器の中にいたとしても、最終的には宇宙全てが自分自身であるという意識に到達することもできるのです。
21世紀中に人類はその意識レベルに到達することでしょう。それはこれからの1000年間で、物質的豊かさを追求する時代から、わたしたちの内面にある未開発の能力を開花させる時代へ移行していくということです。それを司るのがまだ使われていない人間の脳の90%です。わたしたちの内面に眠る未開発の能力が開花すれば、宇宙の意志・時代の流れを感受する直観が働き、地球にいながらにして宇宙を理解することが可能になるのです。そこでは宇宙を探査するテクノロジーの可能性は大いに広がることでしょう。新たな時代を生きるわたしたちは、近代的テクノロジーと物質的豊かさに加え、高い精神性とともに進化していくことができるのです。

21世紀はわたしたちが地球人として、さらに宇宙人としての意識を持ち、この世界に貢献していく時代の始まりです。今わたしたちは、次の地球生命の絶滅のきっかけをもたらすものになるのか、それとも新たな時代をもたらす存在となるのかの転換点を迎えています。そして、人類が次の時代が示す精神性を地球上に表現した時に、平和はもたらされることでしょう。

恵みいただきます/囚われからの解放

8月13日放送のクレージージャーニー「奇妙な現実を巡るオカルトの旅」を観ました。

番組の中ではまず縁切り神社として門田稲荷神社が紹介されます。そこには、人の死を願う絵馬や釘が打たれた絵馬などが飾られていて、人々の怨念がこんなにもあからさまに表現されている場所があることに驚きました。

次に即身仏が紹介されます。即身仏とは、苛酷な修行により自ら死に向かう修行僧のことを言い、日本には17体あるようです。具体的にどのような手順を踏むかと言うと、まず木喰行(木の実や薬草だけを食べる生活)を数十年続けます。それにより身体なら油や水分を取り出し、腐敗しにくい身体を創り上げるのです。そして、土中入定(生きたまま棺に入る修行)をします。その後、1000日後に掘り起こされ即身仏となり人々に崇められるのです。

番組を観ていて即身仏に何の意味があるのだろうか?と疑問になりました。
崇められることが修行の目的ならば、それは修行僧の欲と言え、カルマ(業)の上積みに過ぎないのではないでしょうか?そんなことを思いました。

最後に人形婚が紹介されます。人形婚とは亡くなった子のために、人形の花嫁や花婿と結婚をさせる風習で、地蔵尊が祀られている河倉賽の河原にて奉納されています。それは親の子どもに対する想いから成り立っているのでしょうが、それが社会にもたらすものは?と疑問を持ちました。

仏陀は人間の苦しみとして生老病死を掲げ、そこからの解放の道を示しました。それは囚われからの解放です。ですが、上記の縁切り神社や即身仏、人形婚は人間の囚われを強化しているように思えます。

個人的な願い、望みが人を幸せにすることがあるのでしょうか?
それが幸せに繋がるのは、時代や社会、集団の大きな流れに即している時のみなのではないでしょうか?
多くの場合、人は個人的な感情に囚われ、それに翻弄されているように思えます。
そして、翻弄されている状態にいつの間にか慣れ親しんでしまい、人は自らを苦しめ続けます。
そして、それは自らを苦しめるだけでなく、世界に不調和をもたらし、今の様々な社会問題を生み出しているのではないでしょうか?
この番組で紹介されている縁切り神社や即身成仏は、それを強化しているように思えました。
本来、人や社会を救う立場にある神社仏閣がこの状態にあり、強い願いを持つ人々はそれを利用します。こうして世界の歪みが強化されていくのだろうなと思いました。

昨日、木の花ファミリーでは、月に一度の食事会、「恵みいただきます」が開催されました。以前、「不可能を可能にする暮らし」に書いたように、もし労働者の最低賃金を守る必要があったら、この食事会は成立しません。一人一人が経営者である協同労働、そしてみんなで共に暮らす生活の上に成り立っています。その生活は個人的な想いよりもみんなと共にあること、分かち合う喜びを大切にしています。

今回はメインメニューがカレーだったのですが、先日カレーを作った愛ちゃんはその時の気持ちを以下のように述べています。

☆彡 ☆彡 ☆彡

ただ、相手が食べたいだろうなというものを作ろうと思ってやっただけなの。自分の思いを入れないで。相手を思い、そのまま表そうとしたの。正解か不正解かはどうでもいいのよ。心がこもっていたらそれでいいんだと思うよ。

☆彡 ☆彡 ☆彡

それを聴いたみほちゃんは以下のように感じたと言います。

☆彡 ☆彡 ☆彡

自分の思いをつけてしまうと、あれやこれや余計なことをやってしまうけど、自分がクリアーだと相手の思いをそのまま表現できる。相手が本当に何を伝えたいのかを見ようとしないと、物事の表面だけを見て右往左往してしまう。

カレーだったら
  「すっぱいんだったら、すっぱくなくしよう」
  「辛いんだったら、辛くなくしよう」
  「あれもこれも入れてみよう」 
といった風に。


相手の思いに焦点を合わせれば、そこには正解不正解はなくて、ただ気持ちが通じ合っていくだけなんだな〜と思ったのでした。

☆彡 ☆彡 ☆彡

細かい味などよりもお客様のことを思い、心を通わせることを大切にしている恵みいただきます。
毎回、お客様に多くの感動を提供しています。
 ※「恵みいただきます/経済的効率よりも大切なもの」を参照して下さい。
それは個人的な想いを超えた全体の空気が生み出しているのです。

個人的な想いを超えてみんなで一つになっていく空間。
その空間が人々に与える感動は、人々を個人的な願いや望みから解放していきます。
みんなで一つになる喜びの中で、人は自分の囚われを忘れることが出来るのです。

囚われからの解放。

それは人々を本当の幸せに導く道です。

日常生活に戻れば、また様々な個人的な感情が湧き上がるものです。
ですが、一度味わった開放感は人の道しるべとなります。

僕ら木の花ファミリーの生活は、こんなふうに世界を少しずつ幸せにしていける。
そう思っています。

だからこそ、日々心を磨くことを忘れてはいけません。
あらためてそう思いました。

以下、恵みいただきます当日の様子を写真で少しお伝えしますね。


昨日(8月29日)の恵みいただきますのメニューです。



お手伝いをしてくれた子どもたち

会場の様子です。
厨房の中の様子です。
ナンを直火で焼いています。


スタッフみんなで撮影しました。

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