これは昔、ユングやプロセスワークを学んでいた頃に自分に浮かんでいた言葉。
寝ている時に見る夢や言い間違いやしくじり行為。
無意識と呼ばれるこれらのものは自分が意図していないものです。
ですが、それも自分であり、そこには多くのメッセージが含まれているのです。
そういう意図していないものに開かれていようと思って、こんな言葉を掲げていました。
この意図していないことは、人との関係や世界で起きていることにまで広がっていきます。
人は自分に相応しい出来事に出会っていきます。
出会うこと、認識することすべてが自分を表しています。
つまりそれらも意図していない自分と言えるのです。
それらを通して知った自分こそが本当の自分で、
自分が変化する時には出会う出来事も変化していきます。
そして、それは頭(意識)で思い描くものではありません。
頭(意識)で変化を思い描いても、それは自分都合となり思い込みとなりがちです。
意図していないことに開かれていること。
そして、それを通して見える姿を自分として認めること。
そこからしか真の変化は生まれないのだと思います。
9月19日、安全保障関連法案が参議院本会議で可決されました。
以下の記事などに書かれているようにこれは始まりなのでしょう。
安保法案が成立 SEALDs奥田愛基さん「民主主義は終わらない、絶対あきらめねーぞ!」
中野晃一氏 スピーチ+コールSEALDs【戦争法案に反対する国会前抗議行動】
安保法案に集団違憲訴訟へ
納得できない現状に対して行動を起こす。
そのこと自体は大切な取り組みだと思います。
ですが、みんな意図していないことに開かれているのでしょうか?
世論の大多数が反対する中、安全保障法案が成立していく。
安全保障法案が成立したことで内閣の支持率が下がっていく。
これらのことは多くの国民や安倍政権にとって意図していないことです。
この意図していない出来事が今の日本、そして日本人一人一人を表しているのです。
その視点がない限り、今回の出来事はお互いの主張のぶつけ合いにしかなりません。
9月17日、参議院特別委員会で安全保障法案が可決された時、
与野党議員が入れ乱れた混乱が起こりました。
委員長席に飛び掛かった小西議員はその時のことをツイートしています。
※『小西洋之議員 飛びかかった理由を明かす』参照。
この出来事に対する木の花の子どもたちの反応やいさどんの話はともちゃんがFacebookでUPしてくれています。是非、読んでみて下さいね。※『全保障法案に対するいさどんの話など』参照。
いろいろ言い分はあると思います。
ですが、お互いが自分の主張を通すことだけを考えて争っている姿は、
戦争と変わらないのではないでしょうか?
戦争を反対している人々が戦争と変わらない行動をしている。
そこに自分たちの実態が現れていて、
それが現実の戦争を生み出しているのではないでしょうか?
歴史社会学者の小熊英二さんは、
今回の出来事を「何かのはじまり」と表現していますが、
この自分たちの実態に目を向けない限り、
出会う出来事は変化しないのではないでしょうか?
作家の落合恵子さんは「新しい戦い」と表現していますが、
「戦う」心が真の平和を生み出すのでしょうか?
今の状態はただ「民主主義を勝ち取る」という物語に興奮しているだけなのかもしれません。
もしそうならば、この物語が成立するためには圧政者(安倍首相)が必要となります。
そして、この物語には「戦い」が伴うことになります。
自由や民主主義のために戦う。
もしあなたがこの物語にわくわくしているならば、争いは続いていくのではないでしょうか?
この想定があっているのかどうかは分かりません。
人の動機はいろいろだと思います。
ですが、現状がお互いに争っている状態であることに変わりはありません。
この状態を受けて自分と向き合っていくことで真の変化は生まれるのだと思います。
ちなみに今回の法改正が一番切実な問題となるのは沖縄です。
※『安保の現場とは、すなわち沖縄である。』参照。
在沖縄米軍の存在が日本の平和を守ってきた。
その事実にどれだけの人々が向き合っているのでしょうか?
沖縄の基地問題はずっと続いています。
9月21日、知事の翁長さんは国連人権理事会で演説をしています。
※『翁長雄志知事が国連で演説』参照。
様々な歪みがある現在の日本の安全保障。
それが日本、そして一人一人日本人の現れなのです。
ところで・・・
人民の人民による人民のための政治。
リンカーンによるこの言葉は民主主義の理念と言われています。
ですが、今の日本は、多くの人民が反対する法案が通っていく現実があります。
政府は人々の意向を無視して、自分たちが正しいと信じる政策を通していきます。
一方、普段の自分たちを観てみて下さい。
生きていると様々な意図していない出来事に出会います。
それらに心を開いているでしょうか?
それらを無視して自分が正しいと信じる行動を取っていないでしょうか?
また些細なことで人と言い争いをしていないでしょうか?
一人一人の行動と政治は繋がっています。
自分が信じる行動を貫く日常生活が今の政治を創っているのではないでしょうか?
人権宣言を生み出したアメリカ独立運動やフランス革命。
奴隷解放をもたらしたアメリカ南北戦争。
それらは人々に自分の意志を持つことの大切さを教えてくれました。
ですが、世界に平和をもたらすためにはそれだけでは不十分なのです。
なぜなら、それらの根底には自由のための「戦い」があり自己主張があるからです。
今、人々に求められているのは、行動による革命ではなく精神革命です。
「戦い」ではなく「調和」によって変化を生み出す革命です。
それには自分の意志により世界に心を開いていくことが求められているのです。
無意識の無意識による無意識のための意識。
宇宙や自然、世界や身近に起きる出来事に開かれている意識。
そんな意識へ向けて、一人一人が目覚めていく時代に来ています。
人にどう思われているかではなく現象そのものを観てその奥を感じていくのです。
9月19日~21日に開催された「宇宙おじさんの人生講座3:宇宙意識で生きる」では
そんな時代に必要とされる学びが提供されました。
そして、11月21日~23日に開催される大人サミット「地球会議 in 木の花ファミリー」では、そんな時代に向けた話し合いがなされます。それは精神革命が引き起こす次世代の「クニツクリ」の場となっていきます。大人サミットの主催文には以下のように書かれています(一部抜粋)。
人類は、地球生命を絶滅させる存在になるのか、それとも新たな時代をもたらせる存在になるのか。それは、私たち一人一人の生きていく姿勢や意識の広さにかかっています。
目覚めた人達が創る新しいクニ(地球)。大人サミットは、単なる会議ではなく精神革命が引き起こす次世代の「クニツクリ」の場です。地球・人類、そして個人がこれからの時代「どうあるべきか」、有志がこの場に集い語り合い今までとは違う次元のクニ(地球)をこの地から創造していきます。
これからの未来を本気で創り上げていく、固い石のような意志を持った参加者と共に次の時代のロールモデルとなる生き方を体現していきましょう!!
今、自分が暮らす木の花ファミリーから生まれようとしている時代の流れ。
その流れを担えるように自分自身も精神革命を遂げていく必要があります。
今日このブログを立ち上げて丸1年が経ちました。(2014年9月23日開設)。
そして、今日は秋分の日、昼夜の長さがほぼ同じになる中庸の日(こんな言い方は変かな?)。
そして、世界中どこから見ても太陽が真東から昇り真西に沈む日。
この節目の日に僕は一つの宣言をします。
無意識の無意識による無意識のための意識。
宇宙、自然、世界、社会、他者。
意図していないものに開かれ、その奥を感じ、意図していないもののために生きていきます!
秋分の日5時33分頃の空。雲の奥から光が。奥にあるものを意識するってことですね。 |
6時20分頃の空です。太陽が顔を出してくれました。 |
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