世界が僕を変える

一昨日の大人ミーティングの一場面。こんなやり取りがありました。

直観の大切さを確認し、一人一人の想いを繋いで場を創っていこうと言いながらも、いまいち盛り上がらない中、いさどんはこんな風に言いました。

みんなの話しを聴いていてもわくわくしないんだよね。湧き上がる想いが感じられない。想いを繋ぐことも大切だけれども、それ以前に一人一人の湧き上がる想いの方が重要。もっと一人一人から想いが湧き出て来て語りだすとこの場はどんどん活性化していく。

そして昨日は、カタカムナ勉強会の一日目でした。

その中で講師の芳賀さんは、東京大学先端科学技術センター日本財団が企画した「異才発掘プロジェクト」を話題にしました。このプロジェクトは、特定の分野で突き抜けた才能を持ちながら、人付き合いが苦手などの理由で不登校になりがちな小中学生を支援し、その才能を開花させるのが目的です。この異才発掘プロジェクトの第1期生の開講式が10日に行われたのです。(YOMIURI ONLINE参照)

日本の教育システムは、戦後、オールマイティであること、協調性を育てることを大切にして来ましたが、革新的な発想を生み出す環境は作れていません。そんな日本の教育について、芳賀さんは以下のように言います。(僕の理解で書いているので、正確でない部分もあるかもしれません)

教育は読み書きそろばんだけ教えればよいのです。なぜならば、カタカムナ文献が示す通り、日本語には宇宙物理が反映されているからです。日本語を唱えることは、宇宙の響きを生きることであり、宇宙のすべてが分かるのです。子どもたちは、日本語を覚え、あとは好きなことをすればよいのです。神社仏閣と同じように寺小屋はイヤシロチ(癒され気分の良い土地)に建てられていました。イヤシロチのエネルギーの中で、直感を磨き、湧き上がる興味の元に学んでいくのです。そうすることで、これからの社会を生き抜く知恵が生まれてきます。異才発掘プロジェクトもそんな動きの一つでしょう。

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一昨日のいさどんの言葉も昨日の芳賀さんの言葉も、人と合わせるよりも、一人一人が湧き上がるものを思い切り表現することの大切さを伝えています。湧き上がる想いを交流させること。その先に活発で調和した空間を創り上げていく。そんな世界を実現させることで、時代はさらに動いていくのでしょう。

ところで、14日に行われた衆議院選挙は与党(自民党と公明党)が326議席(3分の2超)を獲得する形で終わりました。投票率は52.66%で戦後最低でした。選挙期間中、人々に選挙に行くように促す記事や動きがありました。例えば、イトウセイコウさん記事の「一羽の鳥について(あらゆる選挙に寄せて)」や「自由と民主主義のための学生緊急行動(FKA SASPL)」のサイトです。どちらのサイトも「選挙に行くことで世界を変えよう!」と訴えていましたが、投票率は上がりませんでした。

多くの国民が衆議院選挙を迎えても湧き上がる想いがない。

それがこの投票率となって現れているのでしょう。

僕はどうか?

僕も特別湧き上がるものはありませんでした。投票はしましたが、そこに特別な思いはありません。その理由は、「みんなでみんなの人生を生きる」に書いた通りです。でもきっと少し前なら、僕はイトウセイコウさんの記事やFKA SASPLのサイトを観ることで、熱い想いが浮かんできただろうと思います。そして、投票率を上げなくては・・・と思い、上記のサイトをFacebookなどでシェアし、拡散したでしょう。そして今回の結果にがっかりし、現状に危機感を持ったことでしょう。でも、今の僕にはそんな想いはなく、危機感もありません。

僕の何が変化したか?

世界観が広がり、見ている世界が変わった。

だから僕の心は安らいでいます。

昔の僕に湧き上がった想いは、「自分の行動が世界を変える。自分が世界を変えられる。」というものでした。そこには前提として「変えなければならない現実」があります。悲惨な現実があり、でも勇気を出して行動することでその現実を変えることが出来る。その物語に僕の心は刺激されていました。困難なことに打ち勝っていく。ある種の英雄物語と言ってもいいでしょう。そんな物語に惹かれていたのです。でも、考えてみて下さい。英雄物語を成就するためには、必ず困難な現実が必要となります。ということは英雄物語を求める心が困難な現実を創り出しているとも言えるのではないでしょうか?

無意識のうちに困難な現実を求め創り出し苦しむ。そしてそこを克服して喜ぶ。
もしくは克服出来ずに向き合い続けていることに満足する。

僕の中にはそういう心があり、それが僕の見ている世界でした。
ですが、今はまったく違う世界を見ています。


空は世界中に繋がり、宇宙へと繋がっています。
その空を見上げると、大いなる存在がいつも微笑んでいます。
その圧倒的な存在感と暖かさ。
それを感じると涙が溢れそうになります。

空は僕に何も語ることはありません。
命令することもなければ、教えてくれることもありません。
ただただ微笑んでいます。

僕はいつもそこに想いを馳せています。

僕が世界を変えるのではなくて、世界が僕を変えるのです。

今、世界で起きていることは、大いなる意思の元に起きています。
そこから自分を見て学んでいく。
それをただ淡々と続けることが大切なのだと思います。

今回の選挙の結果も、それが今の人々の意識を現わしていて、それを受けて、世界を知り学びを深め変化していけばいいのです。


冒頭で、いさどんも芳賀さんも湧き上がるものが大切だと述べています。
もちろんそうでしょうが、どこから湧き上がってきているかも重要な要素だと思います。

地球、そして宇宙から湧き上がっている想いが確かにあります。
それは変化し続け、一人一人の個性に合わせて、人を通して現れます。
一人一人がそれを感じ、自らの意志で表現していく時、地上天国が実現するのでしょう。

すべては順調なのです◎(^-^)◎




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