ただただ自分と向き合い自分を知り自分を超えていく

NHKスペシャル「シリーズ激動の世界」全3回を木の花ファミリーのみんなと観ました。
EU、ロシアに続き、16日はアメリカがテーマとなっていました。

冷戦終結から超大国として世界に君臨していたアメリカですが、
その力に陰りが出てきています。
その影響で中東では力の空白が生まれ、混乱が生まれています。
それがヨーロッパへ押し寄せる大量の難民へと繋がっていきます。
そして、アメリカにとって代わろうとロシアや中国が台頭し、対立姿勢を強めています。

アメリカの凋落。それは金と軍事力による支配の時代が終わろうとしている兆しです。
ですが、中国もロシアも金と軍事力により新たな支配を生み出そうとしています。
そこからは希望は生まれません。

歴史を紐解いていくと、今の状態が当然の結果であることが見えてきます。
例えば、中東です。
力の空白により混乱が生まれていると番組では放映されていましたが、
人々が争いなく暮らすためになぜ力による支配が必要なのでしょうか?
穏やかに暮らす人々に力による支配は必要ありません。
中東で争いが起き、混乱しているのは、
イギリスやアメリカが苦しみの種を蒔いてきた結果です。

今の混乱はそれを清算するために起きているのではないでしょうか?
その先に力による支配を必要としない新しい暮らしが生まれます。

時代の流れを読み解く視点があれば、未来への希望が見えてくるのです。

大人ミーティングでは、この番組からいろいろな話に発展しましたが、
共通して言えるのは、今までの価値観が生き詰まり終焉の時を迎えているということです。

一人一人が真実に目覚めること。

必要なのはただそれだけです。すると時代が新しい世界を見せてくれるようになるでしょう。

みんなとそんなことを語り合う中、僕は2008年6月3日に書いた文章を思い出しました。
タイトルは「飼いならされないために。」です。
ここでそれを引用してみます。

☆彡 ☆彡 ☆彡

僕達の生活はそれなりに豊かだから、それでいいじゃんで過ぎていく毎日。 
その奥では格差、貧困が進み、自然環境は壊されていく。 
一部の人達が巨大な利益を上げていく。 
僕達はそのおこぼれをいただく。 
でもそれは昔にしてみたら貴族の生活。 
そんな中で僕達は飼いならされていく。 
環境や一部の人達を犠牲にして。 
そのことに眼をつぶって。 

大切なことがないがしろにされ続けても、 
自分の生活はそれなり豊かだから、 
それでいいじゃんで過ぎていく。 

僕達は飼いならされていく。 
その中で様々なものがないがしろにされていく。 

「自分を守らなければならない」 
という恐怖のもと、人と人が切断されていく。 

飼いならされないために。 
僕は飼いならされないと宣言する。 
おかしなことはおかしいという。 

飼いならされないために。 
僕は私心を捨てる。 
それが恐怖を克服することに繋がるから。 

飼いならされないために。 
僕は勇気ある仲間たちを大切にする。 
それが僕に勇気を与えてくれるから。 

飼いならされないために。 
僕は心を静め、自分の心の奥底に触れ続ける。 
それが僕に静かな自信を与えてくれるから。 

飼いならされないために。 
僕は少しずつでも行動し続ける。 
それが明るい未来に繋がるから。 


☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ 

ネイティブ・アメリカンに古くから伝わる言い伝え 

地球が病んで 
動物たちが姿を 
消しはじめるとき 
まさにそのとき 
みんなを救うために 
虹の戦士たちが 
あらわれる。 

★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ 


虹の戦士の一人であることが出来るように。 
僕は飼いならされないと宣言する。 




☆彡 ☆彡 ☆彡

この文章を書いたほぼ1ヶ月後の2008年7月19日。
僕は初めて木の花ファミリーを訪れ、その後移住し今に至っています。

今、僕は仲間に恵まれ矛盾のない生活を送っています。
大切なことを大切に出来る生活です。

この世界では一部の人たちが利益を上げ、それにより格差が広がっています。
それは確かに事実でしょう。
では彼らが人々を支配し飼いならしているのでしょうか?
表面的にはそう見えるのかもしれません。
ですが、今、僕はそうではないと思っています。

僕らは感情や欲求を持って生きています。
それを際限なく満たそうとする時、僕らは感情や欲求に翻弄されるようになります。
それは自分が感情に支配されている状態です。
その姿勢が外の世界に支配者を生み出し、僕らは飼いならされていくのだと思います。

おそらく支配者となっている人たちも彼らの感情に翻弄されています。
ならば、同じように支配され大切なものを失っているのです。

みんな同じ。この世界はみんなで創っているのです。

支配者から民衆に権利を取り戻す。

そんな英雄物語を僕は好んでいました。
ですが、このような物語は人々の感情を満たすだけなのかもしれません。
なぜなら、みんなが支配者であり、犠牲者であり、傍観者であるからです。

自分がヒーローになることで外の世界に悪者を生み出します。
みんな、悪者であるよりもヒーローになることを好みます。
それぞれの立場で悪者を押し付け合い、この物語はずっと続いていくのです。

これは英雄願望に翻弄されているだけなのではないでしょうか?

みんな同じ。この世界はみんなで創っているのです。

その事実を見通す時、人はすべての立場を超えていくことが出来ます。
それが本当の自分を取り戻すことであり、この世界に調和をもたらすのです。

これは僕が木の花ファミリーのみんなと暮らす中で得た確信です。

ただただ自分と向き合い自分を知り自分を超えていくこと。
必要なのはそれだけです。

2月14日から開催される1ヶ月の真学校ではその方法をみんなで学んでいけます。
是非ご参加下さい(^-^)


木の花ファミリーのみんな(1月16日恵みいただきますにて)








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