「今ここ(イマココ)」に意識を向ける

昔、ハワイ島の小田まゆみさんは呼吸について以下のように語ってくれました。

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ハワイの言葉で「ALOHA(アロハ)」という言葉がありますが、これは英語で言うと「Face with Breath」、呼吸と共にいることです。呼吸と共にいること、それが「こんにちは」という意味となり「愛している」という意味にもなるのです。多くの人は呼吸を意識せずに暮らしていますが、もしすべての人が呼吸を意識して暮らすようになれば、この世界の争いの90%はなくなると言われています。

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この言葉を受けて、僕は以下のような文章を書いています。

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コキュウ(呼吸)

カタカムナでみると、「渦(ウ)がゆらゆら(ユ)と立ち上がり(キ)転がり出る(コ)」。もしくは、「転がり出て(コ)渦(ウ)となってゆらゆら(ユ)と立ち上がる(キ)」となりますが、呼吸はすべての現象を生み出す元とも言えます。呼吸がすべての生命を生み出していて、僕らは息を吸うことによって空気をいただき生かされています。そして息を吐き出すことは、自分の中にあるものを吐き出すことであり、それがこの世界の空気と混じり合い影響を与えていくのです。

呼吸を意識すること。それは自分を生かしているもの、そして自分が世界にもたらすものに対する自覚を深めることに繋がります。だから呼吸を意識することで認識が深まり、結果、多くの争いがなくなっていくのでしょう。


それは「今ここ(イマココ)」に意識を集中することでもあります。




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ここで意識を宇宙に向けてみます。木の花ファミリー憲章「世界観・概要」には宇宙の成り立ちについて以下のように書かれています。

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私たちは宇宙に始まりも終わりもないと考えていますが、ある地点を区切り、そこを「始まり」と見なすことも出来ます。現象をありのままに眺めていると、すべての現象が「想い」という種から生まれていることが見えてきます。宇宙も同じです。「はじめに言葉ありき」と聖書にありますが、言葉とは「想い」のことです。「想い」のみが存在している時点。そこを始まりと見なします。

「想い」は圧縮して爆発し、「相反するもの」を生みだしました。磁石の両極のように、相反するものは惹かれ合い、新たな振動を生みだします。それがこの世界を創っています。


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ここで語られている「想い」の圧縮とは、カタカムナでいう「ヒフミヨイムナヤ」で飽和安定している状態、そして爆発とは「転がり出る(コ)」ことです。このようにして相反するものが存在するこの世界が生まれ続けているのです。この爆発は宇宙の呼吸の始まりとも言えます。爆発することで、圧縮した想いを宇宙が吐き出し続けている。そして、宇宙が吐き出し続けているものを僕らは吸うことで頂いている。そんなふうに思えます。

天の意志から生まれた宇宙の息吹。そこに一人ひとりの呼吸が重なりこの世界は出来ています。一人ひとりは思惑を持つから、だから空気にはいろいろなものが混じり合っています。いろいろなものが混じり合っている中、天の息吹をダイレクトに受け取るためには、まずは吐くことで自分を空にしていくことが大切なのだと思います。

呼吸の「呼」は「はく」という意味と同時に「呼ぶ(よぶ)」という意味も持ちます。吐くことは呼びかけること。何に向って呼びかけるかで吸うことでいただくものも変わっていきます。呼吸を意識することは自分が何に向って呼びかけているかを意識することになります。吐くことを通して心を空にして天へと呼び掛ける。そして吸うことを通して天の気をいただいていく。それは「今ここ(イマココ)」に意識を向けることです。

イマココ

転がり出た(コ)ものが位置する(イ)時空間(マ)

圧縮された「想い」が転がり出るトキトコロ。

天の意志は常に「今ここ(イマココ)」に表されています。そこは現象化の場であり、救いや学び、そして喜びはすべて「今ここ(イマココ)」と向き合うことで生まれます。

呼吸を通して「今ここ(イマココ)」に意識を向けること。

そうすることですべての存在と一つとなり真の調和が実現するのでしょう。その確信はあります。

小田まゆみさんの絵です。(とようけのもりHPより)






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