人生で大局を表現する

2年前の7月、いさどんは僕にこんな言葉を語ってくれました。

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常に意識を全体性に持っていく必要があります。
あなたは今、個人的願望を抱えているわけだけれども、それをどう超えていくのか?
それが重要です。
個人的願望が全体性と共通していればいいのです。
例えば、個人的願望が宇宙の法に基づいていたら、それは理に適っていきます。
個人を高めるためというならば、それは全体性を持つことが個人を高めることであり、
全体性と個人は本来、共通していることなのです。
ですが、個人が抜きん出てしまうと、天が「それは違う」と滞りを与えてくれるのです。

心を磨いた結果出会うことがあります。願いが叶わない状態も自分を高める要素です。
「はい!分かりました」と叶うようなことなら、その願いは本当に自分を高めません。

だから何より心を磨き続けることです。

そして、自分を高める努力をしていると、その努力したことでエネルギーが消費され、他のものはいらなくなります。いらなくなった状態をさらに超えた世界。共通の世界で極めていく世界がその次にあるのです。個人で高める努力から「みんなで」とか「一つになる」というところで極める世界があるのです。

それは前人未踏の世界。我々は前人未踏の世界を創らなければならないのです。



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立春を過ぎて、僕はひっくり返った今、「他のものがいらなくなる状態」というものを掴みかけています。日々の生活の中で心は動きます。こうなるといいなという想いが浮かぶこともあります。ですが、僕はそんな自分を世界の側から眺めています。世界にとって、個人的な想いは叶っても叶わなくてもどちらでもよいのです。浮かんでは消えていく僕の感情、それを眺めているだけです。そして感情に流されず、天に心を向けて、世界に心を開き、出会う出来事をいただいていくだけです。

出会う出来事はいつも新鮮。それを通して常に新しい自分と世界を体験していきます。それは無限の可能性を秘めた世界の法を極めていくことです。

僕らは日々、新しい課題に出会います。そして課題に出会うことで心が揺れ動きます。そんな時の心構えをいさどんはこんなふうに語ってくれています。

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課題に出会うことは、その課題を超えて新たな可能性に出会うということであり、それは本来喜ばしいことだ。しかし、それまでに持っていた概念にとらわれていては、その課題は常に目の前にある障害物にしか見えない。

一年に四季があるように、人間が生きていく上で新たな発想が芽生え、伸びていく時がある。その成長が旺盛になり物事がどんどん様変わりしていく。そしてそれが熟して収穫をする秋を迎え、次の課題のための熟成の冬を迎える。そして、新たな課題に出会い、自らの新たな可能性の春に出会う。人間の生の一年の中にも四季のリズムがあり、それは一生の中にも同じように刻まれている。

大局的にとらえれば、どのような時も前向きに生を全うすることができるが、大局は人間の思考の中にあるのではなく、宇宙の星々の運行であり、その星々の関係性の法則の中にあって、それは人間の思考を超えた仕組みによってもたらされている。それを人間一人ひとりが命の営みの中で受け取り、思考に転換し、自らの生の中に表現していく仕組みになっている。

我々の命は自然そのものであり、さらに自然の奥にある宇宙秩序そのものであり、自然の奥にある自然を法則化している天の意志・「天然」そのものである。それを理解するためには大局的にものをとらえないと、この世界の事象の奥にある本当を観ることはできない。

だから、人間が考える思考と、生命として生態系につなぐ自然と、さらにその自然を保つための宇宙の法則・天然、その3つの視点があってこそ、人間が生を受けてきた目的や役割、そしてこの地に降り立った意志を満たすことができる。

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自分の生を大局に捉える。それは大いなるものと一体となり、自分の人生を通して大局を表現していくことです。

日米首脳会談があり、北朝鮮がミサイルを発射しました。それを日本のアメリカ、北朝鮮の利害で語っていたら、それは人智であり、大局で捉えることにはなりません。宇宙や世界のことを語っていても利害や損得など人智で語っていたら、それは「自分ごと」に過ぎません。それぞれが「自分ごと」で語っていても真の調和には至りません。

大局は宇宙の星々の運行であり、その星々の関係性の法則の中にあって、それは人間の思考を超えた仕組みによってもたらされています。つまり人智を超えているのです。

大局に捉えるとは出会うことをいただき自分たちが大いなる存在に生かされていることを感じることです。その時、大いなる存在のもとすべての存在が一つに繋がり真の調和へと至るのです。今年の立春正月祭にて、いさどんはこんなふうに語っています。

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今年は、ファミリーにはやることがたくさんあります。きっと忙しくなることでしょう。「忙しい」という字は、「心を亡くす」と書きます。ですから、忙しい時にこそ、心を忘れないことです。損得勘定は置いておいて、天の気と共に、時代と共に、いよいよこの生き方が大切となる時を迎えたのだということを胸に今年一年を過ごすと、来年のこの時間には「本当にそうだった」と思うことになるだろうと、確信しています。
この先がどうなるのかは、行ってみなければわかりません。そこでどうしようかと自分の中だけで思考を回すのではなく、この世界はたくさんの精妙なる仕組みによって動かされているのですから、そういったことを意識しながら日々を頂いていくことです。農に生きる者なら、土と対話する。作物と対話する。それは自然の気を読むことです。風を感じることです。お天道様に感謝して、どう生きたらいいのかを頂くのです。
そうすると、この世界によって自らが生かされていることを感じるようになるでしょう。私たちは常に大いなるものと共にある ──── そのことがわかると、一年が充実します。現代の多くの人は、そのことを忘れてしまいました。その生き方を実践するのが、ここの暮らしです。
これからいよいよ、誇りを持ってこの生き方を世の中に伝えていく時がきたのだと思うと、心がウキウキします。その証が、ロータスランドです。開店まで、あと1ヶ月半となりました。世の中はこれからますます大変なことが起きるでしょう。その中で、なぜそういったことが起きるのかを感じながら、みんなで忙しく働き(=傍楽)ながら楽しく生きて、こういうふうに一年を過ごすといいよ、こういうふうに年を取ればいいんだよ、という見本となっていきましょう。
とても楽しみな年を迎えたと思っています。
みなさん、今年もよろしくお願いします!
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立春から10日が過ぎました。忙しい毎日が続きますが、自分の思考を超えて思い切り働く(傍楽)ことで傍(はた)を楽(らく)にして、この大いなる世界の中で役割を果たし大局を表現します。挨拶が遅くなりましたが、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

木の花ファミリーのみんな@立春正月祭


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