筋肉痛は予想外の事態ですが、これからも時々なこんなことをしようと思っています。
余分な思考から自由になって目の前の出来事に開かれているように。(^-^)。
早朝の富士山です。 |
ところで、16日~17日に掛けて池田志朗さんと勝芳邦さんが木の花ファミリーを訪れました。17日の午前中、僕はお二人を施設&圃場見学にお連れしました。
木の花ファミリーでは自給用に醤油を作っていますが、まずはお二人に醤油樽をお見せしました。ちなみに醤油作りの工程は簡単に書くと以下のようになります。
炒った小麦を挽き割りにして、種麹を混ぜたものに冷ました蒸し大豆を混ぜ合わせ、4日間ねかせます。そうするとモスグリーンの美しい麹が出来きます。それに水と塩を足して、毎日櫂入れをし、ふた夏越したものを絞ります。※詳細はやすえどんのFacebookページをご覧ください。
醤油樽に入っているもろみを見ながら、池田さんは以下のような話をして下さいました。
醤油樽と呼んでいますが、このように天井が空いていて、蓋が置いてあるだけのものは桶なのですよね。樽というと完全に密閉したもので、運搬に使用したり、ワインのように密閉した状態で長期間貯蔵するものに使用されます。醤油を醸造させているこれは桶なのです。
桶は天に開かれています。醤油の醸造室は、桶から微生物が飛び出し部屋全体が微生物でいっぱいになります。それはそれは特別な空間を創り出します。そして桶自体にも微生物が住みつきます。桶に種麹を入れた段階では、微生物の種類は20種類ぐらいなのではないでしょうか。大手企業の醤油は、温度調整をして2ヶ月で醸造させてしまうので、微生物の数はそのままです。ですが、木の花のように桶でふた夏越したものは微生物の数がおそらく2000種類ぐらいに増えています。そのため味の深みは5倍になります。ここの醤油は本当に美味しいですよね。
そして桶は使いまわしをしますが、大切なのは桶を乾かさないことです。水分を含んでいると桶に含まれる微生物は死ぬことがなく次の醸造へと引き継がれていきます。そして、そこで醸造される醤油の味はどんどん深みを増していくのです。
天に開かれた空間の中で微生物の働きにより小麦や大豆から醤油へと変化し循環していく。木の花の醤油作りは、まさに天然循環と言える取り組みですよね。
カタカムナに出会うことによって、僕たちはこの暮らしを天然循環と呼ぶようになっています。池田さんはそれを別の切り口で表現して下さり、とても面白かったです。
その後、僕たちは鶏舎を経て、ナスやキュウリなど夏野菜が植えてある畑に移動しました。お二人とも畑を見て、その空気の清々しさ、そして整然と植えてある作物の姿に感動して下さいました。その上で池田さんは以下のような話をして下さいました。醤油のもろみです。 |
醤油樽と呼んでいますが、このように天井が空いていて、蓋が置いてあるだけのものは桶なのですよね。樽というと完全に密閉したもので、運搬に使用したり、ワインのように密閉した状態で長期間貯蔵するものに使用されます。醤油を醸造させているこれは桶なのです。
桶は天に開かれています。醤油の醸造室は、桶から微生物が飛び出し部屋全体が微生物でいっぱいになります。それはそれは特別な空間を創り出します。そして桶自体にも微生物が住みつきます。桶に種麹を入れた段階では、微生物の種類は20種類ぐらいなのではないでしょうか。大手企業の醤油は、温度調整をして2ヶ月で醸造させてしまうので、微生物の数はそのままです。ですが、木の花のように桶でふた夏越したものは微生物の数がおそらく2000種類ぐらいに増えています。そのため味の深みは5倍になります。ここの醤油は本当に美味しいですよね。
そして桶は使いまわしをしますが、大切なのは桶を乾かさないことです。水分を含んでいると桶に含まれる微生物は死ぬことがなく次の醸造へと引き継がれていきます。そして、そこで醸造される醤油の味はどんどん深みを増していくのです。
天に開かれた空間の中で微生物の働きにより小麦や大豆から醤油へと変化し循環していく。木の花の醤油作りは、まさに天然循環と言える取り組みですよね。
カタカムナに出会うことによって、僕たちはこの暮らしを天然循環と呼ぶようになっています。池田さんはそれを別の切り口で表現して下さり、とても面白かったです。
夏野菜が植えられている畑です。 |
燕麦やソルゴーの漉き込み(すきこみ)や敷草などを炭素資材と言いますが、それは正確ではないのです。炭素よりも重要なのではむしろ珪素(けいそ)で、もみ殻や落ち葉は珪素が豊富に含まれています。作物は、光合成によって、炭素を大気からも取り込むことが出来ますが、珪素については落ち葉などの資材を投入する必要があるのです。
水晶は二酸化珪素が結晶化したもので、それは人の心と影響し合います。どんな気持ちで作物に関わるかが大切になるのです。例えば、欲の心から関わると、作物は成長しません。そうすると多くの人は窒素を投入します。窒素を投入すると窒素過多になり虫が発生します。欲しい欲しいと思う気持ちが悪循環を生み出しているのです。ですが、純粋な心で作物に接するならば、珪素はその心に反応し、作物はすくすくと育っていくのです。
僕たちは今、作物が持つ本来の響きを響かせることを大切にし、自らの心をきれいにして作物と向き合うことを心掛けています(天然循環法)。池田さんのお話を聴いて、珪素はそれを裏付ける元素だと思えました。
※天然循環法については『木の花ファミリー通信Vol.80』をお読みください。
生命活動を維持するために必要な農作物ですが、その土台は心磨きによって成り立っているのです。そして、心磨きとは日々の一つ一つのことを大切にし、自らの立場を手放していくことです。
小学校4年生のきよは、心磨きについて以下のように語っています。
『心をきれいにすること。みんなと、話し合ったり、伝え合ったりして自分を見ていくこと。あと無農薬とかの正しい食べ物を食べること。正しい食べ物を食べると心がきれいになるんだよ。』
※天然生活in木の花ファミリー『木の花ファミリーで起きたこと~小さなデザイナー編~』参照。
続けて毎日を気持ちよく過ごす秘訣として以下のように語っています。
『いっぱい働いたり、体育で運動したりして、全部のエネルギーを全部使った日はいい日。だらだらしちゃった時はつまらない日なの。朝起きてエネルギーをありったけ使いきって、疲れて眠ってまた、エネルギーがたまってそれをまた使い切る!そんなふうに過ごせた日はいい日だよ!』
こんなことを語るきよと共に暮らせることはとても幸せなことです。
きよだけでなく木の花の子どもたちは本当にたくさんのメッセージを大人に知らせてくれます。例えば、天然生活in木の花ファミリー『木の花ファミリーで起きたこと~子どもから学ぶ~』には、昼食時、他の子どもが賑やかにしている中、自分だけ静かにしていることに怒っていたたくくんが描かれています。僕はたっくんの隣に座っていたのですが、そのたっくんの気持ちに全く気付きませんでした。ひとみちゃんが尋ねたことにより初めて気づいたのです。
人の気持ちに気づかない。たっくんはそんな自分の至らなさを教えてくれました。これでは1週間前に、筋肉痛になるまで腕を振り回した意味がありません。痛みを生かしてもっともっと心を開いていこうと思いました。きっとその姿勢がこれからの世界を明るいものにしていくことでしょう。
木の花の子どもたち(小学生) 右下の女の子がきよです。 |
木の花の子どもたち 黄色い服を着た子がたっくんです。 |
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