韓国には、日中関係に改善の兆しを受けて、北東アジアの緊張緩和を主導する意図があるようです。
日中韓の3国の関係が改善していくことは望ましいことですが、現実はそう簡単ではありません。
中国は南シナ海全域で管轄権を主張し、南沙諸島に人工島の設立を進めました。そして、それを意識するかのように日本では安全保障関連法案が審議されています。
日本と韓国の間にも竹島問題や慰安婦問題は存在し続けています。
それぞれの国が自国の利益を踏まえながら、互いに緊張と緩和を繰り返しているのが現状で、たくさんの軍備などたくさんの無駄を生み出しています。
村上龍さんは経済合理性という言葉をよく使っています。何かを選択したり判断したりする時、経済の観点から一番合理的な行動をしていくとよいと提案しているのです。
今、経済は、世界中の多くの人々の関心毎になっています。そして多くの人が経済的豊かさを求めています。ですが、多くの場合、それぞれの国の政策、そして個人の行動は経済的に不合理です。なぜ、このような状況が生まれるのでしょうか?
それは自分や自分の家族、自分の国に囚われているからです。
それぞれの立場からは合理的に見えても、全体視点からは無駄が発生しているのです。
本当の意味で合理的な判断をする際には、それぞれが自分の立場を離れる必要があるのだと思います。
地球談話には、真の平和をもたらすために僕たちが出来ることとして、「広い世界観を持ち、個々の自我を超越すること」が挙げられています。人々がその精神状態になった時、平和は自然の訪れるといいます。そいて、この状態になった時、経済合理性も同時に達成していることでしょう。
日本語、中国語、英語で紹介してきて「地球談話」ですが、韓国語版も存在します。北東アジアの緊張緩和を主導しようとする韓国の意図が実るよう、この言葉が韓国の多くの人々に届くことを願っています。
地球談話~韓国語~はこちら → 地球談話(韓国語)
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