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物事の捉え方はたくさんあってね。
善意で捉えようと思ったら、
この世界にある全てのことは、
善意になるんだよ。
ただ、
人にはそれを善意で捉える力がないだけなんだよ。
宇宙は全て善意でできている。
なぜかというと、
宇宙は調和でできているから。
調和は、
悪意では保てない。
調和は、
善意によってしか、
成り立たない。
だから、
物事を善意で捉えられないときには、
自分が未熟だと思わないといけない。
そこを悪意で捉えるということは、
自分を観ないで、
悪意は相手から来ると思っているのだけど、
悪意は、
自らの未熟さから生まれるものなんだよ。
だから、
自分が言っていることは全て、
自分自身を表しているんだよ。
そこに気付かないと、
自らを改めることはできないね。
人間というものは、
必ず自分の都合の良いように
答えを求めようとするんだよ。
だから、
自分の本心があっても、
そういった人たちは「けど」「でも」と言って、
本心と違う行動を取るんだよ。
そのカラクリをわかって、
自分自身に修正の目を向けられるようになったら、
人は成長できる!
そのためには、
自らの想いをどんどん外に出していって、
まわりからフィードバックをもらい、
客観的な視点を育てていくことが大切だね。
「宇宙は全て善意で出来ている」より
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昨日、米朝首脳会談が行われ包括的な合意文章に署名がされました。これは平和へ向けての動きと言えますが、その一方でトランプ大統領はイランとの核合意を破棄し、イスラエルの米大使館をエルサレムへ移動しています。これは中東情勢を不安定にする行為であり、ヨーロッパ諸国との関係も悪化しています。
また先日行われたG7サミットでは、トランプ大統領は一度纏まった合意文書(コミュニケ)への承認を撤回し、海のプラスチックごみを減らす数値目標を盛り込んだ文書への署名も拒否しています。海のプラスチックごみは近年深刻な問題として話題となっていますが、アメリカそして日本は署名を拒否し、後ろ向きな姿勢を示しているのです。
滅茶苦茶な状態で、そこに善意があるようには見えません。
そこに自らの未熟さを見る。
ジイジの言葉はそういう姿勢へと導いています。
米朝首脳会談の様子を見ながら、僕は昨年の秋分の日にジイジがケア滞在者に語った以下の言葉を思い出していました。
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理屈っぽい人は理屈で先に結論を出す傾向がありますが、それは良くないことです。そうすると「あなたはなんでそんなふうに断定するの」となって人間関係が壊れていく原因にもなりえます。結果は常に現象をもって判断する必要があります。大事なのは常に努力していくことで結果はいただくものです。やってみること。試すことは必須です。理屈をこねる人は、結果を想定し、そこに持っていこうとするのだから、それは傲慢とも言えるのです。いただく姿勢が大事です。
人に対しては、相手の行動をあなたの理屈の中で分析しようとしています。分析してはいけません。相手には相手の好き嫌い、モードがあります。理屈なしで生きていきたい人もいるし、理屈抜きでやり取りをする必要がある場面もあります。それを無視すると、相手があなたを避けて通るという現象になって表れます。相手を感じて相手に合わせて接していく必要があります。そういうことは、相手の目線を意識するとだんだん分かるようになります。人にはそれぞれ生きてきた経緯があります。それを理解することです。これは無理に合わせるということではなく、人はそれぞれ違うということを理解し、それを踏まえて行動することが大切なのです。
あなたは「どうせ理屈で分かり合えないのだからいいや」と言いますが、そこに投げやりな姿勢を感じます。その状態だとお互いに嫌な感情を残します。どういう結論が出るにしてもその場の出来事を完熟させ、しこりのない状態にする必要があるのです。違いがあるならば、お互いの違いを認め合って終わりにする必要があります。
「宇宙を生きる」より
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当時、核実験やミサイル発射を繰り返す金正恩氏のことをトランプ大統領は「ロケットマン」と揶揄し、お互い舌戦を繰り広げていました。それが昨日、お互いに握手を交わしました。その握手の背後にはお互いの思惑が渦巻いているのですが、一つのしこりが消えてなくなる可能性が生まれました。それを単純に喜べないのは、その一方でイランやパレスチナに新たなしこりを生み出し続けているからです。
そこに自らの未熟を見ます。
自らを分けると書く「自分」は、世界から際立ち「自分の」想いや感情を重視しますが、そこから他者と分かり合えない未熟が生まれます。それは絶え間なく続くプロセスであり、この世界には常に未熟が生まれ続けます。ですが、ヒトには自分を手放す道が与えられています。道を歩むことで、ヒトは生まれ続ける未熟を手放し続けることが出来るのです。
トランプ大統領と金正恩氏の握手はそれぞれの思惑の中でなされたものです。だから別のところであらたなしこりを生み出します。ですが、お互いに自分を手放したトキになされる握手はすべてのしこりを消し去ります。今、世界に求められているのはそのような握手であり、それは一人ひとりの日常の中で表現していくものです。
今の社会は自分の未熟を表しています。
その未熟は絶え間なく生まれ続けるもので、だから僕はその未熟を超え続け、そしてその先に表現される世界を見ていこうと思っています。
木の花ファミリーのみんな(心学堂ツアーの人たちと) |
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