心の空間を生み出していく

心の空間を生み出していく

1月28日(土)開催の富士浅間木の花祭りに向けてリハーサルが始まり、全体のムードがお祭りに染まってきました。木の花祭りは新たな時代の幕開けを祝って、うれしうれし、たのしたのしと丸1日舞い踊る地球のお祭りです。その祭りでの舞について、いさどんは以下のように語っています。 ☆彡 ☆彡 ☆彡 舞というのは流れるように舞うものです。木の花祭りは、愛知県奥三河地方東栄町の花祭りに由来していますが、地元には言い伝えがあり、積み重ねてきたものがあります。それは、言葉を超えたものなので、もし、教えてもらった通りに舞ったとしても、本場の舞を実現することは出来ないのです。舞の奥には、その舞や所作が生まれた意味が隠されていて、それが個性となっています。追究していく姿勢が大切なのです。追究していく姿勢から「溜め」が生まれます。それは1%の違いですが、大きな違いをもたらすのです。 「自分を離れ真剣に世界を追求する」より ☆彡 ☆彡 ☆彡 「溜め」は舞に深みを与えますが、それは舞だけではなく日常のあらゆる出来事に当て嵌まります。いさどんは大人ミーティングでこんな発言もしています。 ☆彡 ☆彡 ☆彡 この場で、ホリスティックにまとめていく視点を提供出来る人が現れないか様子を見ていていましたが、出ませんでしたね。その原因を考えたのですが、6割~7割の人たちはこの話を聴いていませんでした。自分の発言する場ではないと決めて、もちきびの選別などの作業に集中していました。これだけの人数がいるので全員が発言するわけにはいきませんが、それでも、話題をみんなにとって大切な話として聴いていることが大切です。もしみんながこの話題を大切にしていたら、この場は自然と締まったはずなのです。発言をしない人も場を創っています。一人一人が見えないところでどういう姿勢をもっているか?それが「溜め」を生み出し、場を創っているのです。...

環境と響き合って変化していく経済

環境と響き合って変化していく経済

もうすぐ1ヶ月間の真学校が始まります。僕は真学校では経済のプログラムを担当していますが、前回の真学校を準備している時、いさどんから以下の言葉がありました。 ☆彡 ☆彡 ☆彡 講座で伝える内容としては、時代の流れ、 そして木の花ファミリーの安心安全な暮らしが挙げられます。 ですが、それらの情報はあくまで考えるための材料であり、 真学校は、「明快な回答がありそこに誘う」という場ではないのです。 地球温暖化や経済格差、紛争、難民、国々や民族の対立・・・・ 現代社会は混沌としています。 混沌の中、その解決策を求める気持ちになるかもしれませんが、 そこには人生の深みがありません。 問題が生じている時、問題のないところにいって、みんなで幸せになろうとする。...

未知を歩き宇宙を歩く

未知を歩き宇宙を歩く

課題に出会うことは、その課題を超えて新たな可能性に出会うということであり、それは本来喜ばしいことだ。しかし、それまでに持っていた概念にとらわれていては、その課題は常に目の前にある障害物にしか見えない。 一年に四季があるように、人間が生きていく上で新たな発想が芽生え、伸びていく時がある。その成長が旺盛になり物事がどんどん様変わりしていく。そしてそれが熟して収穫をする秋を迎え、次の課題のための熟成の冬を迎える。そして、新たな課題に出会い、自らの新たな可能性の春に出会う。人間の生の一年の中にも四季のリズムがあり、それは一生の中にも同じように刻まれている。 大局的にとらえれば、どのような時も前向きに生を全うすることができるが、大局は人間の思考の中にあるのではなく、宇宙の星々の運行であり、その星々の関係性の法則の中にあって、それは人間の思考を超えた仕組みによってもたらされている。それを人間一人ひとりが命の営みの中で受け取り、思考に転換し、自らの生の中に表現していく仕組みになっている。 我々の命は自然そのものであり、さらに自然の奥にある宇宙秩序そのものであり、自然の奥にある自然を法則化している天の意志・「天然」そのものである。それを理解するためには大局的にものをとらえないと、この世界の事象の奥にある本当を観ることはできない。 だから、人間が考える思考と、生命として生態系につなぐ自然と、さらにその自然を保つための宇宙の法則・天然、その3つの視点があってこそ、人間が生を受けてきた目的や役割、そしてこの地に降り立った意志を満たすことができる。 いさどんブログ「課題に出会うことは」より ☆彡 ☆彡 ☆彡 上記は3年前のいさどんブログからの引用です。昨日たまたまこの文章を目にしとても心に響きました。課題は常に人を新しい可能性へと導いてくれています。それを障害物と感じたとしたら、それは今までの自分の概念の囚われている証です。そんなふうに自分をチェックしていけます。 最近のブログで書いているように、人は出会う出来事に反応します。出来事と自分の反応。この2点に心を奪われていると思考が平面的となり薄っぺらになっていきますが、その奥には自然の営みがあり、天の流れがあるのです。 自分の思考を超えて、大局で捉えたら、現象を通して自分を知り、天の流れを自分に落とし込むことが出来ます。それは自分を超えた大きなスケールの下に生きていくということです。 トランプ大統領が誕生しました。このブログでは何度も触れているようにそれは時代の流れが生み出したものであり、天の法則、人間の思考を超えた仕組みが生み出したものです。ですが、この出来事を自分の思考の範囲で捉えていたら、この世界のダイナミックさ、豊かさを見逃してしまいます。...

自らの意志で時代を表現する

自らの意志で時代を表現する

六辻彰二さんはブログで民主主義についてこんなふうに書いています。 ☆彡 ☆彡 ☆彡 選挙や民主主義は、国民の要望を取りまとめるという「統合」の側面があります。しかし、その一方で、個人や各勢力が自らの意見や利益を表面化し、競合することにより、そこには宿命的に「分裂」の側面もあります。民主政で名高い古代ギリシャで、市民権が拡大するにつれ、富者と貧者の間の階級間闘争が激化し、最終的に専制君主国家のマケドニアがギリシャ世界を併呑したことは、民主主義がもたらす社会の分裂の危うさを現代に伝えるものです。 「チュニジア「国民対話カルテット」のノーベル賞受賞-その軌跡と意味」より ☆彡 ☆彡 ☆彡 1月20日(日本時間21日)トランプ大統領の就任式がありましたが、それに対する抗議デモが全米各地で起きているようです。そして、首都ワシントンでは、抗議デモが警察官と衝突し、警察官2名が負傷し、200人を超える人々が逮捕されました。これはまさに六辻さんが語る民主主義の「分断」の側面と言えます。 こんなふうに大きな騒ぎを巻き起こしているトランプ大統領についていさどんは以下のように語っています。 ☆彡 ☆彡 ☆彡...

出会う出来事の奥を探求する

出会う出来事の奥を探求する

1週間ぐらい前かな?小学校2年生のれいくんとお風呂場で以下のような会話をしました。 ☆彡 ☆彡 ☆彡 れいくん : なかのん、木の花祭りで鬼ら? なかのん : そうだよ。れいくんも鬼ら? れいくん : うん。 なかのん...

法則の側から自分と世界を見る

法則の側から自分と世界を見る

すべての人が共有できる客観的な真実 昨年の12月、4回シリーズで放送された100分de名著『野生の思考』(レヴィ=ストロース)を観ました。「願いを叶えるのではなくただ探求していく」でも取り上げましたが、番組ではレヴィ=ストロースの思索の出発点を以下のように紹介しています。 ☆彡 ☆彡 ☆彡 第二次世界大戦中、レヴィ=ストロースはフランス軍兵士として戦場に赴きます。ある日、塹壕に入ってぼぉっと景色を見ていたところ、たんぽぽの花に目が留まります。そして美しい秩序を持つたんぽぽの花を見つめるうちに構造の考えを思いついたのです。自然界の秩序と人間の思考の秩序は本質的に同じではないのか。宇宙の運動の中から地球が生まれ、地球に生命が発生し、脳が創られ、そこに精神があらわれます。自然界の中から生み出される精神の構造と自然の構造。レヴィ=ストロースはどちらも同じ構造を持つと捉えます。そして、人間の精神を構造という視点で科学的に分析したのです。 ☆彡 ☆彡 ☆彡 レヴィ=ストロースは宇宙、自然、社会、そして、人間の身体と思考。すべてに同じ法則が流れていることを感じ取り、構造という視点で人間の精神を分析していきました。それは日常の思考、自我の奥に流れているものの分析であり、その思索はとても刺激的です。松岡正剛さんは千夜千冊「悲しき熱帯」の中でレヴィ=ストロースについて以下のように述べています。 ☆彡 ☆彡 ☆彡...

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