逆さまな世をひっくり返す

COP21にて「パリ協定」が採択されました(The Huffington Post 参照)。
これは先進国と途上国が共に助け合いながら、地球を守っていくための約束であり、
不十分ながらも歴史的な一歩を踏み出したと言えるのでしょう。

ですが、大切なのは実行に移すことです。

経済成長と環境保全。
個人の利益と全体の調和。

今の社会は経済成長、そして個人の利益を優先しているのではないでしょうか?
今の危機的な状況はその結果起きていると言えると思います。

物事が逆さまになっているのです。
その逆さまなものをひっくり返す必要があるのです。

2016年1月30日に開催される木の花祭り
そこに登場する金神さまと翁の問答(「鬼の心を育む」参照)にもそのことは描かれています。


艮の金神さまです。

逆さまなものをひっくり返す。
そのために一人一人が「御魂(みたま)」を磨く必要があるのです。

ところで話は変わって、年末になると実家に帰ることが頭をよぎります。
両親に会いたくなって帰りたいなと思ったりします。
この時、僕の心には「温もり」の記憶が呼び覚まされています。
そして、愛おしくなります。
ですが、僕も両親も未熟な人間です。それぞれ独自の性格を抱えています。
だから、実際に会った時には想像とは違ったものになるのです。

自分の未熟さに向き合うことが大切なのだと思っています。
浮かび上がる幻想的な「温もり」に流されるのではなくて。
自分の未熟さと向き合い超えていく時、僕と世界が変わっていくのです。

「温もり」は特定の人に対する幻想的な記憶の中にだけあるものではありません。
心を開けば、それはこの世界の至るところに存在します。

個人の利益と全体の調和。

自分のという意識に囚われているからそれらは対立するのです。
自分という意識が広がっていて、境界がなくなっていけば、世界と自分は一つです。
その時、みんなと繋がり、そこに「温もり」も生まれてきます。
特定の存在は必要とせず、すべての存在とこの世界の豊かさを味わえるのです。

それが「御魂磨き」だと思います。

今、多くの人が個人の願望を叶えることで、
幸せになれると思っているのではないでしょうか?

ですが、願いが叶うと「思い通り」という狭い世界に入っていくことになります。
そして、そこから見える世界を生きて、実際の世界からは切り離されていきます。

願いを手放し、すべてを委ねる時、「思いもよらない」出来事が起こります。
それは想像を超える出来事で心を開けば、わくわくドキドキして生きられます。
そして、その出来事は世界からの投げ掛けであり、世界と自分が一つになるのです。



こんなふうに逆さまになっている価値観をひっくり返していく必要があります。

11月21日~23日、木の花ファミリーで開催された大人サミットから生まれた宣言は
そんな言葉となっています(※「大人サミット宣言」参照)。

こんなふうに世の中をひっくり返そうとしている人たちが増えています。
みんなで一緒に逆さまな世の中をひっくり返していきましょう(^ー^)

その一つの取り組みとして、木の花祭りで共に舞い踊りましょうね。








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