鬼の心を育む

12月7日は24節気の「大雪(たいせつ)」でした。
地球暦のサイトでは「大雪」について以下のように書かれています。

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【TIME】2015/12/07 19:53
大雪(たいせつ)Great Snow
地心黄経240度、日心黄経60度
地球暦が二十四節気のひとつ「大雪」をお知らせします。
A bitter wind blows and snow falls heavily.

春分から255度経過した、仲冬のはじまりの地点です。

冬のまんなか、仲冬のはじまりの「大雪」は、山岳ばかりでなく平野にも雪が降り積もる季節ということからついた呼び名です。氷が張り出して、街はクリスマスの飾りでにぎやかになるころ。一年を一日にたとえると午後11時くらいにあたります。

本格的に冬の充足期間に入り、精神的、哲学的により思索を深めるときです。立春までの2ヶ月間の冬の取り組みで、来春の流れが変わってきます。今は現実的に物事が動かなくても、理想や信念を大切に行動しましょう。

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2ヶ月後の立春を前にした2016年1月30日(土)には、富士浅間 木の花祭りが開催されます。



木の花祭りは、愛知県東栄町で行われている国の重要無形文化財花祭り
富士の地で継承したもので、今度で4度目の開催となります。

 生まれ 清まり 舞い踊り うれし たのしの 世が開く

木の花祭りは、観客も「セイト衆」と呼ばれ、
舞手と共に主役となり、みんなで歌い、舞い踊るお祭りです。

そこでは、世界中からご聖水が集まり、湯釜に注がれ、交じり合い、火にかけられます。
その周りをみんなで舞い踊り、心も一つに溶け合っていきます。
 ※「世界中のご聖水と共に~2016富士浅間木の花祭り~」参照

皆さんも是非、ご参加下さい(^-^)

立春までの2ヶ月間は、木の花祭りまでの期間となるのです。

山見鬼と伴鬼です。
さらに説明を加えると、このお祭りは鬼たちが主役となっています。その鬼についてカタカムナの単音で調べると以下のような意味となります。

「オ」 6方(前後左右上下)へ限りなく拡散、または凝縮する思念。大きい 重い 奥の方・潜象の場  ※潜象界とはカタカムナでは「ない世界」のこと

「二」 定着する

この意味を発展させて「いさどんと鬼の面」では鬼について以下のように説明しています。

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「オニ」とはマクロにもミクロにも限りなく広がる現象界、および現象界の元になる潜象界をも含む、両方の世界の働き(仕組み)を定着させるものである。そして、「鬼が云う」と書いて「魂」となる。魂とはこの世界の仕組みのもとにある心で、鬼は人間に、この世界の道理を伝えるものなのである。

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怖い顔をして怒っている鬼。その怒りは道理を伝える人間への鬼の愛なのです。
そんな存在の鬼たちも木の花祭りを創っていきます。

榊鬼(さかきおに)です。
その鬼たちの中でも特に重要なのが榊鬼(さかきおに)で、鬼の総大将です。

榊鬼は、木の花祭りの中で、斧を振るって、
「反閇(へんべい)」と呼ばれる大地を力強く踏みしめる所作を繰り返し、
大地を祓い(はらい)清め、
真冬になって地中に沈み込んだ精霊たちを、呼び覚まし復活させます。

新しい生命が次々と鼓舞されて出てくる瞬間であり、
それは春の訪れの瞬間(立春)と言えるでしょう。

来春以降の新しい生命の息吹に向けて。
大雪だけに大切にしよう!とみんなで確認をしました。

 「今は現実的に物事が動かなくても、理想や信念を大切に行動する」

それは鬼が伝えてくれる道理に従って生きていくことであり、
そのために精神的に、哲学的に思索を深めていくのです。

ところで僕は他者に対して文章を書く時、
「攻撃的になっている」というフィードバックを貰うことがあります。
最近もそのようなフィードバックを貰いました。

それは技術的に「どうこうする」ということではなく、僕の人間性が現れているのです。
そのようなフィードバックを通して、僕は「自分」を教えて貰っているのです。

この攻撃的ということに関しては、ハリネズミの姿が浮かびました。
自分を守るために攻撃的になっているという感じです。
決して積極的に攻撃しようとしているわけではなくて、
それだけに自覚が難しくもあるのです。

ですが、この攻撃性の種は見えています。

 自分を守ることで自己主張をする。
 違いを際立させることで自己主張をする。

そんな心が自分の中にあり、刺激を受けると反応するのです。

 繋がり合う安心感。

そんな心に自分が満たされていたら、きっと攻撃性は出ないと思います。

そして、安心感は、道理や筋を通すこと、自分の中心を保つことで育まれます。
道理を通すことで、宇宙の法則が明らかになり、
それに生かされていることが明らかになるからです。

道理の伝えるのが鬼の存在。

自分の中に鬼の心を育むことにより、
安心感が生まれ、攻撃性はなくなっていくのでしょう。

日々の暮らしの中で、そんな実践をしていきます。

そして僕は木の花祭りで鬼を演じるのですが、
日々の実践により、そこに魂をこめていくのです。

さて、先に鬼の総大将として榊鬼(さかきおに)を紹介しましたが、
僕たちは榊鬼を地球神である「国常立大神(くにのとこたちのおおがみ)
・「艮(うしとら)の金神(こんじん)」と捉えています。
国常立大神は、地獄では閻魔(えんま)様となり人々に喝を入れますが、
弥勒菩薩となり幸福な未来へと人々を導く存在でもあるのです。

この艮の金神ですが、長い間、封印されてきました。
それは好き勝手したい八百万の神々が道理を通す艮の金神を疎ましく思ったからです。
そのことにより世は乱れ、現代に至っています。

今、艮の金神は復活の時を迎えました。
木の花祭りではこの艮の金神の復活もみんなで祝い、共に舞い踊ります。
以下、その時、翁と金神が交わす問答を紹介しますね。

※富士浅間木の花祭りに艮の金神が登場するまでの物語を、
 こちらにてご覧いただけます! →『木の花記〜金神様の巻〜』


艮の金神です。

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金神様と翁の問答              

 
  
伊勢天照皇大神 熊野権現 富士浅間 ところは当初の氏大神。木の花の佐久夜の御庭におわします、金色(こんじき)の尊き姿の御身は、どなた様にてござりましょう。

金神  

この方(ほう)は、艮の金神と申す。
時いよいよ来たれり。この度は、地球(くに)最後の天意転換(たてなおし)。一度に清める神幽顕の三千世界(みちよかい)。 汝らの宇宙(うつ)、光一つ上ぐる仕組み。今の世は「我よし、力よし」の獣の世、蛇の「あやま知」支配する、穢れ(けがれ)逆巻く魔釣りの世。

      

艮の金神とはいかなるお方にてござりましょう

金神
 
この方(ほう)は、宇宙(うつ)を創りた元つ神。こ度の宇宙(うつ)の天意転換(たてなおし)、始原(はじまり)の、時より決まりてありた事。この方隠れている間、「我よし」「あやま知」逆巻いて、神が息の出来ぬほど、穢れ(けがれ)汚れたこの世界、最後の最後の大仕上げ。この方再び現れたなら、光に穢れ(けがれ)混じること、適わぬ(かなわぬ)世となるべきなり。古き仕組みに変わりたる、新たな仕組み始まれり。
縁ある御魂引き寄せて、掃除洗濯 済みしものより、神の使える器となりて、こ度の尊き天意転換(たてなおし)、汝らご用に使うてやる。


一度はお隠れなされた御身が、再び現れ出る(いでる)と申されるか

金神  

いかにも。この世は逆さまじゃ。どうにもならぬ者どもを、今から改心させるため、世の中ひっくりかえすぞよ。これからは、神人(かみびと)、天地が一体の「弥勒の世」が始まるぞ。
故に皆々様、御魂磨いて下されよ。御魂磨かずおられては、使えるものにはならぬぞよ。
神多くの人民の、御魂目覚めて欲しいのぞ。汝ら皆々大切な、地球(くに)の日月の神々じゃ。
一なる花を二の花へ、二なる花を三なる花へ、大和の御魂を呼び覚まし、腹にまことを据えるのじゃ。
この心、天教山より日の本の、隅々にまで広げるぞ。汝らその役、引き受けられい。

      

引き受けましょう。我らこれより「弥勒の世」、創らんがためありましょう。

金神  

一度は渡したその榊。天の元に供えられい

(金神は後ろを向く。翁が榊の枝を金神の腰に差して退場する。
金神、根付きの榊に持ち替えて、四方でへんべいを踏んだ後、神座に戻る)

皆々様、いよいよ金神動くぞよ。さすればこの世、嬉し嬉し、愉し愉しの世となりて、真(まこと)の世が花開く。皆々笑え、愛し合え。真(まこと)次々現れくるぞ。
あっぱれ、あっぱれ、富士は晴れたり、日本晴れ。
オー、オー、ヒフミヨイ マワリテメクル ムナヤコト オー。
真(まこと)の神が現れる。神人(かみびと)共に現れる。弥勒の世の幕開けじゃ。
真(まこと)の真釣り(まつり)始まるぞ。新たな時代へ、船出の時じゃ。幕開け祝い踊ろうぞ。


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これより うれし たのしの 世が始まります。
道理の光が人々の心を照らし、世界を照らします。
光の中を共に舞い踊り、新たな時代を楽しみましょう(^-^)


みんなで舞い踊っています。

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