世界が僕を変える(2)

今日(8月23日)の毎日新聞には、アメリカ軍帰還兵の話題を扱った記事が2つありました。一つは「世界に見方 帰還兵の苦悩 国に責任」というもの。そして、もう一つは一時帰還(フィル・クレイ著)』の書評です。

アメリカではイラクやアフガニスタンからの帰還兵がホームレスになる問題が深刻化していて、オバマ政権は2015年末までにホームレスをゼロにする計画を発表しているようです。(「退役軍人のホームレス」)。帰還兵たちは心的外傷後ストレス障害(PTSD)を抱えており、日常生活に馴染むことが出来ず、働くことも出来なくなっていくようです。そんな彼らの心を知らずに、人々は自分の都合で帰還兵に近づきます。それは地獄を経験した男の話を聴き、慰めることを望む女性だったり、トラウマを聴き出し反戦を訴えたいグループだったりします。近づいてくる人々が持つステレオタイプのイメージに帰還兵たちは苛立ちようです。

これらの記事は、戦争は、戦闘が終わった後も続いていることを教えてくれています。

今年は第二次世界大戦終戦後70周年です。それに合わせていろいろな戦争番組が放映されています。昨日(8月22日)の大人ミーティングでは、アメリカ軍による実録映像の番組が話題になり、後日みんなで見ることになりました。その時、いさどんは以下のような話をしました。

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2012年12月21日、銀河の冬至を迎え、今、闇のピークから少しずつ光が増していく時代です。そして、冥王星も産業革命の頃から一巡りし、今、物質的な時代から精神的な時代に転換していくことを表しています。

徐々に明るくなり、心が大切になっていく時代です。

これからいろいろなもの、社会の暗部に渦巻いていたものが明るみに出て来るでしょう。
アメリカ軍による実録映像もその一つと言えます。日本では、8月1日、玉音放送の原板や「聖断」の場が公開されました。

その他、株価の低迷や爆発事故などで揺れる中国の実態もこれから徐々に明らかにされていくでしょう。

安倍首相は70年談話で日本は平和になったといいます。
ですが、これはアメリカ軍、核の傘下の元での平和です。
国々は強固な枠を築き上げ、お互いに牽制しあっています。

枠があるもの同士の平和などあり得るのでしょうか?
心の中には、対立や疑心暗鬼が渦巻いている状態なのではないでしょうか?

この状態を平和とは言えません。

今、安全保障関連法案が参議院で審議されていますが、これに賛成する立場の人も反対する立場の人も、多くは枠の中で、自らの都合で考えているのではないでしょうか?

今は自らの闇が表に出て来る機会なのです。
社会の暗部だけでなく、一人一人の心の暗部もこれから明るみに出てくるのです。
そことしっかり向き合うことがこれからの人々に求められることです。

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戦争や紛争、環境破壊や飢餓、貧困、経済格差、ニート、引きこもり、精神疾患。

様々な問題に溢れる現代社会です。

今、多くの人が変化の必要性を感じていると思います。
そして変化を起こそうと様々な活動が人々によって行われています。
ですが、きっと変化は人間の意図を超えたところからやってくるのだと思います。

ここ最近、僕はずっと変化について考えていました。
そして、今はこんなふうに思っています。

人は世界の中で、世界と交流して生きています。
その世界に対して、自分を表明すればするほど自分が浮き彫りになります。
その浮き彫りになった自分を通して、自分を知り、その自分を超えていく。
生きることはその連続で、その中で人は自然に変わっていくのだと思います。

宇宙や自然は常に変化しています。
その一部である人間も当然、常に変化していくはずなのです。

ではなぜ人や社会は停滞するのでしょうか?

人間には隠す心があります。
隠し事をすることにより必要な交流が生まれず、場が停滞し、変化を阻害します。

そして、人間には自分のイメージの中で暮らす自由が与えられています。
自己イメージを自分で生み出し、そこに固執していることも出来るのです。
その現実を無視した自己イメージが変化を阻害していきます。

こんなふうに人間は停滞を生み出すことが出来ます。
そして、人間が集まり出来上がる社会も同じように停滞していくのです。

心を世界に解放し、表現していけば、世界が人を変えてくれるのです。
そして、人の変化は社会の変化に繋がっていきます。

そう、僕が世界を変えるのではなく、世界が僕を変えるのです。

これから僕や世界がどんなふうに変化していくかは分かりません。
ただ明るい方向に動いていくことは間違いありません。
だから僕らは変化を天に委ねていればいいのです。

これから社会や人間の暗部が徐々に明らかになっていきます。
僕らは表面的な出来事だけでなく、その奥を見詰めていくのです。
例えば、それは冒頭の帰還兵の苦しみとそれを取り巻く人々だったりします。
そして、それらを通して浮き彫りになる人間というものを僕らは知ることになります。
それは変化への道筋であり、希望なのです。

僕らは人間というものを知り、それを超えていくことで新しく変化していきます。
その変化が次の時代を生み出していくのでしょう。

僕らに必要なのは、どんなふうに変えていくかというビジョンよりむしろ、
ただただ自分と向き合い続ける覚悟なのではないでしょうか?

その覚悟さえあれば、時代が自ずから人や世界を変えていきます。
それがどんな世界なのか、ただただ楽しみたいと思います(^-^)

そう、僕は変化と共に世界そのものになっていくのです。



今朝の散歩道で出会ったカエルくんです。

今朝の太陽さんです。







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